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いよいよ秋競馬のシーズン到来! 今週から中央競馬は中山、阪神に舞台が移り、続々と一流馬も復帰する。開幕週の中山日曜メインは、京成杯オータムハンデキャップ(GIII、芝1600メートル)。2頭のGI馬を含む好メンバーだが、注目はダイワリベラルだ。騎乗する北村宏騎手ともども、休養期間を取り戻す秋の活躍が期待されている。
仕切り直しの秋へ-。開催替わりのメインは、人馬ともにリフレッシュを果たしたダイワリベラルが注目を集める。
「春の最後は少し覇気がない感じでしたが、いい休養になりました。まだ暑いですけど、馬は元気ですね」
春最終戦の京王杯スプリングCで15着と大敗したが、ひと息入れて迎える秋初戦を前に、管理する菊沢調教師の口ぶりは穏やかだ。
昨年末の市川Sを制してオープン入りを果たすと、年明け初戦のニューイヤーSも快勝。その後も東京新聞杯6着、ダービー卿チャレンジT4着と着実な地力強化を印象付けた。特にダービー卿CTでは、2着ロゴタイプ(のちに安田記念V)と0秒3差。重賞に手が届く実力を示したが、前走は連戦の疲れもあり、大敗を喫した。そこで春後半からは休養に専念。十分に充電したことで、変わり身が見込める。
今回、久々にコンビを組むのは北村宏騎手。左膝の負傷で療養していたが、8月27日の新潟で4カ月ぶりに復帰した。翌週には勝ち星もマーク。リベラルには5度騎乗して【2・1・0・2】と好相性で、トレーナーも「結果を出しているし、あれだけの人ならね」と全幅の信頼を寄せる。秋競馬開幕を迎えて、人馬とも今後の活躍をアピールする絶好の舞台。菊沢師も、慎重な姿勢ながら手応えは感じている。
「多少、物足りない面もありますが、今週やって、ある程度は態勢も整うと思います。中山のマイルも悪くないですし、外枠さえ引かなければ」
前記の市川S、ニューイヤーSで中山マイルは2勝。大型馬ながら器用さがあり、コース適性は申し分ない。大敗と負傷から立ち直ったコンビが、秋の活躍を誓って開幕週から勝負に出る。
★展望
トップハンデ58キロのダノンプラチナは、斤量よりも展開が鍵。実力上位は明らかだけに、スムーズに馬群をさばければ好勝負になる。3歳馬ロードクエストはハンデ55キロにとどまった。中山は3戦未勝利だが、今回は初めて外回りになる。チャンスは十分だろう。勝てばサマーマイルシリーズVとなるダノンリバティ、ピークトラム、ダンスアミーガなども順調に使われている強みを生かせれば上位争いになるはず。コース実績豊富なダイワリベラルや決め手鋭いトウショウドラフタも軽視できない。
★京成杯オータムハンデキャップの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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