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【安田記念】好仕上がり!ウオッカが本命

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【安田記念】好仕上がり!ウオッカが本命

 〔本紙の狙い〕ウオッカを本命に推す。ヴィクトリアマイルは強烈な向かい風をものともせず、好タイムで楽勝。東京のマイルでは無敵の存在といっていい。この中間の乗り込みも順調で、追い切りの動きは文句なし。安田記念に臨む過程は昨年以上と言える。天候は回復し、唯一の不安材料だった道悪も回避できた。連覇へ向けて視界は良好。牝馬最多のGI6勝をマークし、10億円ホースが誕生する。ディープスカイが最大のライバル。マイル適性の差でウオッカに◎を譲ったが、能力は互角だ。ピークの状態に仕上がったスーパーホーネットが▲。

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 陣営の願いが天に通じたか、(3)ウオッカが到着した午後3時すぎには東京競馬場でも薄日が差してきた。馬運車から降りて、クルリと周囲を見渡すと安心した様子ですぐに馬房に入って水を口にする。「馬も人も慣れたものです。厩舎の場所はいつもここですから」と中田調教助手。「栗東もいい天気でしたよ。いつも通り引き運動をしてきました」とここまでの調整は予定通り。「もともと落ち着いている馬なんですが、その落ち着きが競馬にも現れ出したのは今年のなってからですね。前走とここ、今年は2戦とも順調です。強いウオッカをお見せできそうです」と中田助手は笑顔をみせた。

 京王杯SC快勝の(1)スズカコーズウェイは一線級とは初の手合わせ。「一緒に走ってないのは魅力。新鮮な気持ちでチャレンジできますから」と高野調教助手は前向き。「輸送はスムーズ。デキは前よりもいいくらいです」と大一番にも臆さずに臨む。

 (2)スマイルジャックは南Aコースで軽くウオーミングアップした後、ポリトラックで半マイルから。3角過ぎから自然に加速し、ラスト1ハロンは馬なりのまま12秒0と抜群の切れ味を見せた。「3角あたりから自分で気持ちよくハミを取るような感じだった。硬さがなくシャープな動きだった」と小桧山調教師は最高の状態で愛馬を送り出す。

 (4)ファリダットを担当するのは母ビリーヴと同じ吉田厩務員。「輸送は問題なかった。相手関係では控えめだけど、枠順はいいな。アンカツさんも思い切った乗り方してくれるそうだし、先手必勝で。どう思う? この作戦は」と先行策を示唆した。

 (6)ディープスカイは午後1時に出張厩舎に到着した。落ち着き払ったしぐさで馬房に入ってリラックス。東京競馬場は今回が7回目の遠征だ。「いつも通りに朝の7時に出発して、道中何の問題もなかったですね」と堂本調教助手。「先週ぐらいから体の張りが良くなって今週でさらに締まった。古馬の体つきになり、性格もドシッと大人びてきました。状態的には昨年の天皇賞よりいいかという気がしています」。曇り空を見上げて、「今は芝は重馬場ですか。稍重くらいまでなら大丈夫かなと思うんですけどね」と堂本助手はさらなる馬場の回復を願っていた。

 (8)アブソリュートは坂路2本目に4ハロン61秒0と1ハロン15秒ペースで流した。前走で減った馬体は戻り、態勢は整った印象。坂路小屋で動きを見ていた宗像調教師は「470キロ前後で出られそう。春の目標だったし、いい雰囲気ですね」と納得の仕上がりだ。不良の東京新聞杯を勝っているが、「(道悪は)苦にしないけど、競馬の日は雨が上がってほしい」と好天を希望していた。

 (9)カンパニーの澤調教助手は「輸送は順調でした。もう慣れていますからね」と話し、「8歳馬ですが、まだいける感じ。最近は坂路であまり時計が出なかったけど、今週はいい時計(4ハロン51秒6)がした。状態はいいと思います」とアピール。昨秋の天皇賞ではウオッカディープスカイに後れを取って4着も、当時は放牧で減った体を戻しながらの調整だった。侮れない1頭だ。

 (12)トウショウカレッジは輸送後もゆったりとした雰囲気で「落ち着いていて、いつもと変わりないです」と坂井調教助手。「最近は大崩れがなく、千六ならば楽についていけると思います。東京では結果が出ているし、直線は伸びてくれるはず」と【1・2・1・1】と好相性の舞台に期待だ。

 昨年の安田記念は1番人気で8着。その雪辱を果たすべく(13)スーパーホーネットが今年も東京競馬場にやってきた。「ホント無事にきました。汗をかきまくったのは想定内だし、思ったよりもイレ込まなかった。カイバも思ったより食べていた。馬運車は嫌いなんですが、今回はだいぶマシ。もうオッサンになっているから」と久保調教助手は“スムーズな”輸送を終えてひと安心。「運動の後に測って470キロ。いいですねぇ。競馬が近いのが分かって、もう戦闘モードに入っています」。念願のGI制覇へ、態勢は整った。

 高松宮記念馬(17)ローレルゲレイロは僚馬ディープスカイと同じ馬運車で到着。平岩厩務員は「道悪が下手というわけではないが、このまま雨が止んでくれれば」。スピードが豊富なだけに、馬場の回復を望む。「好調が持続するタイプなので、デキは前走と同じくらい。外枠だけど、コンゴウリキシオー(11番)が逃げるだろうから、それを見ながら行けるのでいいと思う。あとは外の香港馬がどれくらいいくかだろうね」とサイトウィナーの出方が少し気になる様子だった。

 東京競馬場では馬場開場の午前6時15分に(16)アルマダと(18)サイトウィナーの香港2騎が姿を見せた。角馬場で体をほぐした後、併走しながらダートコース1周と3/4をキャンターで消化。サイトは堂々とした歩様で充実感を漂わせ、アルマダは落ち着き払っていた。「2頭とも順調で、フレッシュです」とサイズ調教師。戦法は前々での競馬を前提としたうえで、ペースや展開を考慮し、レース当日の天候と馬場状態を見てから決定。外枠も気にならない様子だったが、「アルマダも軟らかい馬場の方が向いているが、あまり悪すぎても良くない」と希望を口にした。

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