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【東西現場記者走る】リオン、エピファ級のパワー!

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【東西現場記者走る】リオン、エピファ級のパワー!

 1週間のトレセン密着取材で勝ち馬を探し出す企画で、2歳王者決定戦・朝日杯フューチュリティステークス(朝日杯FS)を担当する東京サンスポの板津雄志記者(36)は、前週の当欄で阪神ジュベナイルフィリーズを当てた後輩の藤沢記者に負けじと気合が入る。初日は昨年のジャパンCを制したエピファネイアの半弟リオンディーズに注目。キャリア1戦の超良血馬が2歳王者に君臨する可能性を探った。

 朝日杯だから朝日を見ることから始めようと空を見上げると、大阪の川端記者が「そっちは東じゃないです。そんなんで大丈夫ですか」と冷たい反応。しかも太陽自体、雲がかかって見えない。先が思いやられる。

 さて今週は2歳王者決定戦。珍しくディープインパクト産駒がいない。今年の芝GIで初のケースだ。人気のエアスピネルを倒す馬がいるのかがテーマだが、「困ったときのディープさま」が使えないのは正直痛い。

 だったら超良血馬に頼るしかないと、角居厩舎へ向かった。お目当てはリオンディーズだ。母が日米オークス馬のシーザリオで、半兄が菊花賞ジャパンCを勝ったエピファネイア(父シンボリクリスエス)。11月の京都新馬戦(芝2000メートル)は好位から楽に抜け出した。

 「馬力があります。この血統はすごいパワーを持っている。能力、奥深さを含めて、これはやっぱり兄弟だなと」

 母も兄も担当した鈴木助手は、リオンディーズにこの血統らしさを感じている様子。道中で鞍上が抑えるのに苦労したレースぶりも、兄と重なって映る。

 ただ、なぜ2戦目でマイルを選んだのか。兄は1800メートルより短い距離を使われなかったのだが…。すると鈴木助手は「父が(ダービーの他にNHKマイルCも制した)キングカメハメハに替わって、(距離の)融通は利くと思う。それに現状は周りが速いマイル戦の方が競馬を教えやすい」と説明。兄や母の同時期と比べ、まだ体に芯が入っていない状況で、新馬戦でも前駆に頼る形で掛かるような走りになっていたという。

 「もちろん出るからには勝ちたい。ただ来春のためにしっかり競馬を教えることが第一ですね」

 クラシックを意識できる逸材なのは確か。しかし、将来を見据えたレースという印象だ。本命に推すまでの勝負気配となると…。週末まで扱いに悩みそうだ。

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