まだウマニティ会員ではない方へ
会員登録(無料)するだけで、予想的中に役立つさまざまなサービスを無料で利用できます。
収支100万円超えの猛者がズラリ
全国トップ予想家たちの予想閲覧
予想に必携の高精度スピード指数
「U指数」を重賞で全頭公開
勝率40%超えを誇る堅軸候補
「凄馬」をメールでお知らせ
TVでも紹介!設定は10万通り以上
あなただけの予想ロボが作れる
この他にも20以上のサービスを無料で提供!
ウマニティプロ予想家・霧が、今週の重賞出走馬の中から、特に的中への鍵を握りそうな1頭にフォーカス。指数・血統・調教を中心とした“予想的イマジネーション”で掘り下げていきます。
【ジャックドール】
前走の大阪杯で念願のG1制覇を成し遂げ、その後の動向が注目されていた本馬。
ここまで走ってきたのが全て2000m戦という極めて珍しいキャリアの持ち主が、生粋のマイラーが集結した今年の安田記念で通用するのかどうか。様々な視点で診断していきたい。
まず指数面からキャラクターを掘り下げていくと、他馬の動きに惑わされず、淡々と自分の走りに徹することができたレースではさすがと言えるだけの指数を刻んでいる。
とは言え、誰が見てもS級の名馬であった本馬の父モーリスや、2020年の勝ち馬グランアレグリアの指数とはかなり差があり、あくまでA級の馬の一頭というイメージが強い。
共に上位人気を争うであろうセリフォスやソダシ、シュネルマイスターともほとんど差がなく、今回のメンバーの中で特別抜けているというような印象こそ持てないものの、レベル的には足りるだけのものがあり、勝ち負けに加わる可能性は秘めている。
が、本馬の難しいところは、自分のペースで走れなかった場合に大きくパフォーマンスを落としているという点だろう。
昨年の大阪杯のように執拗に他馬に突かれたり、天皇賞(秋)のように番手から動き時に迷うような展開になった場合、能力差で強引に押し切ったり、臨機応変に差しに構えての末脚勝負で上位進出ができるほどのイメージがあまり持てないのが正直なところだ。
これまでの2000m戦ではコンスタントに自分の形を作ることができていたが、流れそのものが違うマイル戦で得意の形に持ち込めるのかどうか……意外と先行勢は手薄ではあるが、行き切れるかどうかは五分五分。鞍上の選択次第で戦法は変わってきそうだ。
こうした暗雲漂うイメージから血統構成に目を移すと、別方向に悩みは深くなる。
前述したが、本馬の父は当レースの勝ち馬でもあるモーリス。母父は非常に良質なスピードを伝えるアンブライドルズソング、母母父も欧州のマイル路線で実績を残したシャディードなので、血統的にはマイルもこなすと言うよりは、むしろ向くと見ることもできるのだ。
2000mで逃げに近い形の競馬になっているのは、そもそものスピード能力が高いことの表れとも言えるので、馬自身がマイルの流れを全く苦にせず、しっかりと脚が溜まるようであれば、今までのイメージとは異なる姿を見せてくる……という可能性は否定できない。「なんで今までマイル使ってなかったんだ!?」とレース後に愕然とする筆者の姿も割とリアルに想像できてしまう辺り、新味発揮の怖さは十分に感じる馬だ。
調教面においては、前走以降も極めて順調な調整が施されており、コースにおいても坂路においても体調の良さを感じさせる時計が出ている。仕上がりに関する不安は少なそうだ。
となれば、あとは実戦で本馬の良さが生きる展開になるかどうか。末脚の切れでは分が悪いので、持ち味の跳びの大きさを存分に活かし、持続力勝負に持ち込むのが理想か。
外目の枠からのびのびと自分のペースを保ちながら、ソダシ辺りを目標に動ければ面白いかもしれない。
○霧(きり)プロフィール
ウマニティ公認プロ予想家。レース研究で培った独自の血統イメージに加え、レース戦績や指数等から各馬の力関係・適性を割り出す”予想界のファンタジスタ”。2023年1月には、長年の活躍が認められ殿堂プロ入りを果たす。
⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!
霧プロの最新予想ページはこちら
※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。
コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。レース情報
最新注目競走馬
総賞金ランキング |
|