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毎週プロ予想MAXの予想家に週末重賞への見解、注目馬を紹介する連載「プロ予想家最速予想」。第13回は天皇賞(春)について金子京介プロ・夢月プロの2名にお話を伺いました。早速、レースへの見解と注目馬を紹介していきます。
金子京介ー関東主場全レースのパドックに立つ孤高の“馬見家”
関東主場全レースのパドックをチェックし、馬体、馬具、脚元の状態、返し馬など、競走能力に関わる全要素を網羅的に吟味。圧倒的相馬スキルで、穴馬を発掘する金子京介プロに天皇賞(春)についてお聞きしました。
―予想のポイントはどのあたりでしょうか。
直近2走分くらいの内容から、勝負できるレベルの馬だけにチャンスがあって、力のない馬が逆転するというのは、ほぼありえない時代だと思っています。なので、好走圏内にいる馬の序列をどうつけるかがポイントです。
―その上位馬のなかで、京都芝3200m適性が高いのはどの馬とお考えですか。
ジャスティンパレスです。まず、前走はプラス16キロですが、馬体は薄いままでした。
―薄い…それは良い傾向なんですか。
良いです。これはいい成長だなというのがひとつ。あと、前々で立ち回れて、上がりのしっかり使えるディープ産駒という部分です。
―1ハロン伸びますが、距離的にはどうでしょうか。
問題ありません。ディープ産駒の馬体が、長距離において、他の産駒より優れている部分は、繋ぎの弾力の良さです。ディープ産駒に特徴的な繋ぎは、他の産駒が中距離で発揮できる瞬発力を、2500mから3000m付近のレースでも、ほぼ同じ水準で使えるという利点になります。反対に、キンカメ系の馬なんかは、この距離になると、上がり負けするんです。
―人気サイドでキンカメ系といえばタイトルホルダーですが。
京都向きではなく、阪神が合うでしょうね。
―人気サイドのディープ産駒には、アスクビクターモアもいますが、この馬は一枚落ちるんでしょうか。
アスクビクターモアは、ダービー3着のときから、お尻の幅やトモの部分に足りなさを感じていたのですが、あんまり変わってないんですね。つまり、そんなに成長してないんです。
―お尻が小さいというのと、前走道悪の日経賞で凡走したことに関連性はありますか。
絶対にありますね。基本的に筋肉量の多い馬ほど、道悪をこなせます。アスクビクターモアの前走に関しては、道悪はダメと公言していて、バッサリ切れたらよかったんですけど…タイトルホルダーの出来に自信がなかったもので。
―タイトルホルダーは圧勝でしたけど、あれでも良くないんですか。
そうです、そうです。日経賞のタイトルホルダーは良くないです。状態はダメでしたけど、アスクビクターモアが出遅れて超楽な展開でしたからね。馬場適性もありましたし、圧勝の要因は決して状態の良さではないですね。今回は他の馬が潰しに来るでしょうし、合わない京都になりますから、条件は厳しくなりますよ。
―週末は降雨の予報が出ていて、そうなるとタイトルホルダーかなとも思ってしまいます。
京都なら道悪にならないと信じたいですね。当日雨が降っても良馬場とか、昔からありましたし、改装直後で路盤が悪くなるようなことはないと思っています。暗渠に土が溜まっていないので、水捌けはかなりいいだろうと。というか、個人的には、京都で雨だからといって重馬場の良い馬を評価しちゃダメですね。それだけ、ディープの瞬発力が京都に合いすぎていて、重馬場だからどうなるといったレベルじゃないんです。
―決して抜けた評価ではないと。タイトルホルダーが圧勝したレースの後半は持久ラップです。スローからのキレ勝負ではなく、上がりのかかる展開でも、ディープ産駒を重視すべきでしょうか。
武豊が乗ってくるなら、そういう展開を作れるんでしょうけど。誰ですか、乗るのは。
―和生騎手です。
まあ、無理じゃないですか。
―(笑)。
それは低くみますよ。
―そうですか、いい騎手だと思うのですが。では、ディープ産駒ジャスティンパレスに前走0秒3差2着だったボルドグフーシュの逆転は厳しいでしょうか。
馬体的にいうと、ボルドグフーシュは背が高く、脚長の馬です。パーツが長いからこそ、後ろ脚を蹴り出すと横に流れる。お尻がまだ出来上がってなくて、蹴るときに踏ん張りがきいていないんですよね。力が逃げるので、ジョッキーのイメージほど伸びない。ロスの多い走りで、器用に立ち回れず、戦略的にも不利です。そうなると、どうかなと。
―なるほど。穴っぽいところで期待できそうな馬がいればお願いします。
ブレークアップですね。飛節が凄くきれいなんですよね。前走の阪神大賞典を見るかぎり、このクラスでも通用する馬だと思いました。転厩初戦で、展開も向いたわけではないのに、3着は立派です。タイトルホルダーとアスクビクターモアが競り合う展開なら、面白いんじゃないでしょうか。穴で期待できるのは常識的にこの馬くらいでしょうね。
―これでけっこう買う馬を絞れましたね。
最終追切をみれば、馬の状態を完璧に把握できるので、ほんとはそこも加味したいんですけど。現状の見解ということで。
取材後記:馬体の話は面白いですね。ほかにもお伝えしたいことは山ほどなのですが、今回はこのあたりで。
夢月ー高精度の数値化が生み出す至高のデジタル予想
出走各馬の的確な能力比較と希少なデータで回収率を向上させる夢月プロに天皇賞(春)についてお聞きしました。
―新京都競馬場で初めての天皇賞ですが、予想のポイントはどのあたりでしょうか。
タイトルホルダーと阪神大賞典組のパフォーマンスを適切に比較できるかですね。どちらも人気になるでしょうから、重要なポイントになると思います。あとは、天気が崩れそうなので、道悪適性も考慮しておきたいです。暗渠排水の強化によって、雨の降り方次第で、トラックバイアスの発生も起こりえるので、柔軟に対応したいです。
―上位馬の比較が難しいメンバーですよね。京都芝3200mの条件がプラスになる馬、反対にマイナスになる馬がいればお願いします。
阪神に比べて京都は直線に坂がなく、ズブい馬でも下りを利用して加速がつくので、阪神をこなせる馬なら京都もそれなりに走れると考えています。距離で怪しいのはエンドロールですね。折り合いが難しいので長丁場が合うタイプには見えないです。
―エンドロールは一気の相手強化も厳しく映りますね。展開的にはタイトルホルダーが逃げるとお考えでしょうか。逃げるととことん強い印象ですが、好走パターンに持ち込んだとき、逆転の目があるのはどの馬でしょう。
このメンバーでも先行力は一番なので今回も逃げの手に出ると思います。タイトルホルダーは自分の競馬に徹するでしょうから、それを嫌って絡んでいく馬がどれほどいるかで、他馬のチャンス度合いは変わるでしょうね。流れまで恵まれてしまうと勝つのは難しいですが、まだ底を見せていないジャスティンパレスやアスクビクターモアなどは純粋に負かすことが出来る馬だと思います。
―名前の挙がったアスクビクターモアは、前走日経賞で1番人気9着でしたが、敗因と今回への期待をお願いします。
敗因はわかりやすく、出遅れと馬場ですよね。前に行こうとはしていたので、出遅れが一番の敗因だと思います。ダービーや菊花賞は時計の出る馬場での好走でしたから、馬場は良の方がいいですね。日経賞は先を見据えての仕上げでしたし、普通に出て悪さが出なければ十分巻き返せる馬です。ただ、これまでのレースからして時計勝負になればなるほど良いので、日経賞ほどの馬場ではなくても、少し時計が掛かりはじめたら持ち味を活かせない可能性はあります。
―良い馬場で走らせてあげたいですね。もう一頭名前の挙がったジャスティンパレスは、前走阪神大賞典2番人気1着。2着のボルドグフーシュに菊花賞、有馬記念では先着を許していますが、どちらを上とみていますか。
現状はジャスティンパレスを上とみています。前走の阪神大賞典は直線窮屈になる不利がありましたし、斤量57キロでしたからまさに完勝ではないでしょうか。着差以上に余裕もあり中身のあるレースだったと思います。菊花賞と有馬記念では先着されているものの、菊花賞はボルドグフーシュの方が枠も仕掛けのタイミングも良く、上手く乗られたなあと。有馬記念は3、4コーナーの馬場が結構悪化していて、内をロスなく立ち回ったことで、むしろスタミナを奪われたように思いました。
―ありがとうございます。仮にボルドグフーシュが、逆転するならどのような展開が考えられるでしょうか。
タイトルホルダーのマークがキツくなって流れが速くなればボルドグフーシュが再度逆転してもおかしくないです。
―タイトルホルダーに、先行馬が競りかけてくれると面白そうですね。現状、中心視しているのはどの馬でしょうか。
ジャスティンパレスです。やはり前走の勝ちっぷりがいいですよね。京都の方が捌きやすいですし、余力もあったことを考えるとさらに強い競馬を見せてもおかしくないです。馬場が悪化すると不安ではあるので、その場合はタイトルホルダーかなと。
―どちらを上に取るかは、馬場次第ということで。人気サイドで危険だと感じる馬がいればお願いします。
ボルドグフーシュです。安定感抜群の戦績ですが、前走が思ったより伸びなかったのは気になります。恵まれたレースも多いですし、人気ほど信頼は出来ない印象です。
―たしかに、直近は好枠ばかりなんですよね。人気サイドで一頭軽視できるだけでも大きいと思います。上位は強力ですが、穴馬っぽいところで注目している馬はいるでしょうか。
ブレークアップです。距離が長いほど良い競馬をしているのでまず3200mが合いそうですね。前走も決してスムーズではない中で鋭い脚を見せており、馬場が悪くならなければ面白そうです。
―距離が伸びて良しですか。楽しみです。個人的に、菊花賞5着で、直近は中距離を使っているディープモンスターが、気になっているのですが、ここに入ると厳しいでしょうか。
必ずしも長距離が良いとは言えないですが変わる可能性はありそうですね。菊花賞はトップスピードに乗るのが遅すぎましたが、最後は良い脚を見せていました。早めに仕掛けていればもっとやれていたでしょうから伸びしろはあります。
―最後に、名前の挙がらなかった馬で、気になる馬がいればお願いします。
ディープボンドです。前走はちょっと離された感はありますが、太めでしたからね。力があるのは間違いないのでオッズ次第で押さえておきたいです。
取材後記:馬場次第ですが、人気馬の序列を明快にご回答いただきました。非常に参考になります。
以上、プロ予想家2名の天皇賞(春)の見解と注目馬を紹介しました。お二方ともジャスティンパレスを中心視、ブレークアップが穴。今回は一致しましたね。
(文・垣本大樹)
⇒気になる最終結論は、レース当日のプロ予想MAXでチェック!(予想をアップする時間帯は予想家によって異なります。)
金子京介プロの最新予想ページはこちら
夢月プロの最新予想ページはこちら
※週末の枠順発表までは直前週結果ページへ遷移します。
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