まだウマニティ会員ではない方へ
会員登録(無料)するだけで、予想的中に役立つさまざまなサービスを無料で利用できます。
収支100万円超えの猛者がズラリ
全国トップ予想家たちの予想閲覧
予想に必携の高精度スピード指数
「U指数」を重賞で全頭公開
勝率40%超えを誇る堅軸候補
「凄馬」をメールでお知らせ
TVでも紹介!設定は10万通り以上
あなただけの予想ロボが作れる
この他にも20以上のサービスを無料で提供!
小倉の開幕週を飾るCBC賞の追い切りが29日、滋賀県の栗東トレーニングセンターで行われた。重賞初参戦の女性ルーキー・今村聖奈騎手(18)=栗東・寺島良厩舎=は、テイエムスパーダ(栗東・五十嵐忠男厩舎、牝3歳)に初めて騎乗し好感触。JRA新人史上4人目となる重賞初騎乗Vに向け、意欲をのぞかせた。
本格的な夏競馬を前に、〝聖奈スマイル〟がはじけた。真夏日の栗東トレセンで、ゴールデンルーキー・今村騎手が、テイエムスパーダと初コンタクト。重賞初騎乗へ、好感触を伝えた。
「性格的に難しい面があると聞いていたので、まずはコミュニケーションを取って『お友達になろう』という気持ちで、馬に寄り添った騎乗を心掛けました。乗りやすかったですし、最後も余力のある感じ。やればやるだけ動く印象です」
栗東坂路で単走追い。中1週のため控えめの調整となったが、手綱を動かさずともスイスイ加速し、4ハロン53秒7-12秒1をマークした。序盤から軽快な走りで、人馬の呼吸はばっちりだ。前走で2勝クラスを勝ち上がったばかりの3歳牝馬だが、小倉は3戦2勝、2着1回のコース巧者。開幕週向きの先行力があり、ハンデも最軽量の48キロと恵まれた。格上挑戦とはいえ侮れない。
見守った五十嵐調教師は「あまりテンションを上げないようにという意図で54秒前後。指示通りです。いい感じでゆったりしている」と納得の表情。続けて「主役は向こう(今村騎手)だから。あとは聞いてあげて」とヒロインを引き立てた。
3月にデビューして、新人トップの16勝をマーク。女性騎手としては歴代トップの7週連続Vを挙げるなど、めきめきと頭角を現している。可憐な見た目とは裏腹に、幼少期から負けん気の強い性格。元ジョッキーで父の今村康成調教助手は「運動会のかけっこや勝負ごとで、男子に負けるのを悔しがっていましたね。その強い気持ちが、いいほうに出ていると思います」と証言。先輩騎手にも臆せずアドバイスを求めるなど、飽くなき向上心も今の好成績につながっている。
新人でJRA重賞初騎乗Vなら、1998年の池添謙一騎手以来、史上4人目の快挙。女性騎手のJRA平地重賞制覇となれば、藤田菜七子騎手(2019年カペラS=コパノキッキング)以来2人目だ。小倉での騎乗は初めてになるが、子供の頃から父と何度も訪れた思い入れのある競馬場でもあり、重賞奪取に意欲を燃やす。「テイエムスパーダも3歳牝馬で若いし、私自身も若い。フレッシュで活気ある騎乗をして、いいレースをしたいと思います。たくさんの方に夢と希望を与えられるような騎乗をしたいです」と笑顔で締めた。
人気と実力を兼ね備えたニューアイドル。開幕週の小倉を、聖奈が熱く盛り上げる。
★今村聖奈TALK
--テイエムスパーダのイメージは
今村騎手「前走(皆生特別)を勝ったときに阪神競馬場で見ていて『すごい強い馬だな』という印象がありました」
--追い切りで意識したことは
「ずっとコンタクトを取っていた恭介さん(国分恭騎手)に連絡をさせていただいて、馬の癖や強みを教えていただきました。馬の持ち味をなるべく引き出せるような騎乗を心掛けたいと思いました」
--小倉では初騎乗
「開幕週の馬場は前残りになることが多いですし、前年のレース映像を見るなどして万全の状態で挑みたいと思います」
■今村騎手は当初、自厩舎のシホノレジーナでCBC賞に参戦するプランだったが、27日に発表されたハンデを受けて、騎乗馬が変更。テイエムスパーダのハンデが48キロに決まり、騎乗予定の国分恭騎手は減量が厳しいため、新たにコンビを組むことになった。「厩舎関係者をはじめ、馬主さん、多くの方々に感謝したいです。このチャンスを生かせるような騎乗をしたいです」と気合が入っている。
■今村 聖奈(いまむら・せいな)2003(平成15)年11月28日生まれ、18歳。滋賀県出身。22年3月に栗東・寺島良厩舎所属で騎手デビューし、同13日阪神8Rのブラビオで初勝利。5月22日新潟3Rのタマモエイトビートで10勝目を挙げ女性騎手のデビュー年最多勝記録を更新した。29日現在JRA通算182戦16勝。父は現調教助手の康成元騎手。
コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。レース情報
最新注目競走馬
総賞金ランキング |
|