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総額2000万米ドル(約23億円)の世界最高賞金レース、第3回サウジC(ダ・左1800メートル)が日本時間27日未明、リヤド郊外のキングアブドゥルアジーズ競馬場で行われる。
日本からはマルシュロレーヌとテーオーケインズの2頭が出走予定。一昨年はゴールドドリームとクリソベリルが6、7着。昨年はチュウワウィザードが9着と苦戦を強いられたが、今年の2頭はどんな結果を残すか-。フルゲート14頭中11頭がGIホースという豪華なメンバー構成。サウジアラビアがパートII国へ昇格したことにともない、今年から国際GIの格付けを得ている。
欧州からは2頭が遠征予定。芝、ダートの二刀流で活躍する英国のミシュリフは昨年の覇者。馬主のファイサル王子はサウジアラビアの王族で、英チャンピオンS4着以来4カ月半ぶりのレースだが、冬場の調整は順調ということで連覇は十分ありそうだ。
フランスのシリウェイは英チャンピオンSの覇者でミシュリフ同様、それ以来の出走だが、所属していた南仏のC・ロッシ厩舎が組織的なドーピング嫌疑で調査される事件がシーズンオフにあり、シャンティイのF・グラファール厩舎に転厩しての初戦になる。2頭はいずれも芝のGIホースだが、サウジCはワンターンで直線が長く、ダートの質もキックバックが少ない。
1着が1000万米ドルで5着でも100万米ドルという破格の賞金が魅力のレース。いずれは日本の芝のGIホースの参戦も楽しみにしたい。 (在仏競馬記者)
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