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名伯楽が調教師生活の集大成を迎える。31日の天皇賞・秋(東京、GI、芝2000メートル)に、藤沢和雄調教師(70)=美浦=がグランアレグリア(牝5歳)で参戦。来年2月で定年を迎えるトレーナーが、過去にかなわなかった強いマイラーで天皇賞へのラストチャレンジ。コントレイル、エフフォーリアもいる3強対決の手応えを明かした。 (取材構成・漆山貴禎)
--来年2月で定年の藤沢和調教師にとって、6勝を挙げている天皇賞・秋に最後の挑戦。ある意味、集大成になる
「今まで勝たせてもらった馬は2000メートルでもいいけれど、2400メートルでも大丈夫という感じだった。でも、本当は東京の2000メートルはスタミナじゃなくてスピードで勝ちたかったんです」
--これまでシンコウラブリイやタイキシャトルなどの名マイラーが、外国産馬で天皇賞(2000年から外国産馬も出走可能)に挑戦できなかった。今回はマイルGI4勝のグランアレグリアで夢をかなえる
「グランアレグリアはタイキシャトルを牝馬にした感じ。なので初めてマイルの強い馬で天皇賞にいけるのが楽しみなんですよ」
--ただ2000メートルは大阪杯で4着
「4コーナーまでは上手に走っていたけど、直線で思ったほど伸びなかった。(敗因が)2000メートルなのか、重い馬場なのかはなんとも言えない。今回は走り慣れた東京で、何回も走った1600メートルよりちょっと長い2000メートルなら頑張ってくれると思います」
--ヴィクトリアマイルは強かったが、前走の安田記念は2着
「スタートのタイミングが悪かったよね。よく追い込んできて力は見せたと思う」
--その後は放牧に出て8月12日に喉頭蓋エントラップメント(※)の手術を受けた影響は
「手術後は順調に乗り込めたし、問題ないと思いますよ。(20日の調教後の)息づかいも良かった」
--20日の1週前追い切りは美浦Wコース6ハロン81秒7-12秒3。馬なりで僚馬に2馬身先着した
「いい感じだったと思う。カイバを食べなかった2、3歳のころと比べて、どんどんたくましくなってきた。そのぶん、加減せずに乗り込めていますよ。イレ込まなくなったし、本当にいい馬になりました。昨年よりさらにしっかりしたと思います」
--今回は3強とも。皐月賞馬エフフォーリアが出走
「勝たせてもらったこともあるけど、3歳馬は難しいよね。何世代もの強い馬が出てくるから大変なんですよ」
--コントレイルには大阪杯で先着された
「強かったよね。向こう正面からずっと並んでいたけど、最後はあの馬をかわせなかった。完敗でした。ただ、良馬場の東京2000メートルでどうなのか見てみたいですね」
※喉頭蓋エントラップメント…喉頭蓋(こうとうがい)はノドの入り口にある弁で、その根元のヒダが持ち上がって喉頭蓋を覆ってしまうことで呼吸に異常を生じさせる症状。患部を切開することで治療する。
★外国産馬出られず…タイキシャトル 1994年生まれ。父デヴィルズバッグ、母ウェルシュマフィンの米国産馬。藤沢和厩舎所属で1997年4月のデビューから3連勝。菩提樹S2着を挟み、秋にはユニコーンSで重賞を初制覇すると、破竹の8連勝を成し遂げる。その間にマイルCS連覇、スプリンターズSと安田記念を勝ち、98年8月には仏GIジャックルマロワ賞も制した。98年12月のスプリンターズS3着を最後に引退、種牡馬入り。97、98年のJRA賞最優秀短距離馬、98年の年度代表馬に輝いた。後に藤沢和調教師は「(当時の)天皇賞は外国産馬は出られなかったからね。仕方のないことだけど、走らせたらどうだったかとは思います」と話している。
■藤沢 和雄(ふじさわ・かずお) 1951(昭和26)年9月22日生まれ、70歳。北海道出身。調教助手を経て87年に調教師免許を取得。88年に厩舎を開業。93年マイルCS(シンコウラブリイ)でGI初勝利。これまでに12回のJRA賞最多勝利調教師を獲得。25日現在、JRA通算8985戦1546勝。重賞は歴代最多のGI33勝を含む125勝。
★天皇賞・秋の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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