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【札幌記念】地の利得て戦闘モード全開!ソダシ

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【札幌記念】地の利得て戦闘モード全開!ソダシ

 GIIに昇格した97年以降の札幌記念の歴史において、3歳牝馬の挑戦はわずか3頭と少ないが、09年ブエナビスタ2着、12年ハナズゴール4着、14年ハープスター1着とすべて好走している。クラシックホースの2頭がキッチリと勝ち負けを演じたことからも、GI馬が52キロで出られるメリットは絶大だ。

 であれば、◎は白毛のヒロインソダシしかいない。阪神JF桜花賞でGI2勝をあげた実績は、ブエナ、ハープに匹敵するもの。前走のオークスでは8着と初黒星を喫してしまったものの、評価を落とす必要などないだろう。

 そのオークスは序盤に他馬の厳しいプレッシャーを受けて窮屈な競馬を強いられ、折り合いに苦労するなどリズムを欠いた。未知の2400メートルの戦いでは致命的と言っていいロスだった。その状況で0秒6差8着なら悲観することはない。一部で2000メートルを不安視する声もあるが、前走では2100メートルあたりで勝ち馬ユーバーレーベンに並びかけられたときに、一瞬ファイトして差し返そうとした。あの内容なら2000メートルはまったく問題ない。

 しかも、今回の舞台は“庭”。並外れたパワーとスピードで函館デビュー戦→札幌2歳Sを連勝したように、洋芝はお手のもの。特に札幌2歳Sでは、最終週のタフな馬場でコースレコードをマークしたほど舞台適性が高い。最大のライバルとなるラヴズオンリーユーは北海道の洋芝経験がなく、“地の利”はソダシにある。

 状態面も申し分ない。「順調です。先週乗ったときは落ち着いてドッシリと構えて、古馬になってきたなと感じました。今週は少しピリピリして(レースが近いことを)感じ取っていた。賢い馬です」と吉田隼騎手。戦闘モードに入ったなら迷いなく狙える。

 究極の3連単はソダシを1着、ラヴズを2、3着に固定して流す12点で勝負だ。(夕刊フジ)



札幌記念の出馬表はこちら 調教タイムも掲載

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