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7日の中山メインは皐月賞TR「第58回弥生賞ディープインパクト記念」。デビュー3連勝でホープフルSを制し、昨年のJRA賞・最優秀2歳牡馬に輝いたダノンザキッドが満を持して始動戦を迎える。来たるべき春のクラシック2冠へ向けて、その走りに注目が集まる。
デビューから新馬戦-東スポ杯2歳S-ホープフルSと無傷の3連勝。ダノンザキッドは前年のクラシック3冠馬コントレイルと同じ足跡をたどってきた。コントレイルがぶっつけで皐月賞へ挑んだのとは異なり、こちらは最重要前哨戦に駒を進める。安田隆調教師の表情は明るい。
「馬体重は変わらないが、冬毛が抜けて毛ヅヤがすごくいい。本当にいい雰囲気で臨めそうだ」
栗東トレセンへ帰厩してからも順調そのもの。注目の1週前追い切りはCWコースで先行した僚馬エスト(5歳3勝クラス)を直線で外から並ぶ間もなくかわし、1秒3もぶっちぎった。ラスト1Fは11秒9と、さすがの伸びを見せている。
「まだ緩いところがあるが、調教時計は出るし、しっかり動けていた。まずは前哨戦をいい形でクリアしてほしい」とトレーナー。安田隆師はスプリンターズS&香港スプリントの連覇などGI6勝をあげた名短距離馬ロードカナロアを筆頭に多くのGIウイナーを育てているが、意外にもクラシックは未勝利。ジョッキー時代にはトウカイテイオーで91年の皐月賞とダービーを制しているだけに、「今度は調教師としてダービーを勝ちたい。そんな大きな夢を託せるだけの馬だと思う」と気合が入る。
昨年に続き、“3冠”を意識させる存在として春のクラシックをリードするか。そのパフォーマンスから目が離せない。(夕刊フジ)
★弥生賞ディープインパクト記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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