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皐月賞からスタートした連載「俺のチェックポイント」。東西トレセンで取材する記者が日替わりで、GI出走馬の気になる点を関係者に直撃する。天皇賞・春3日目は、東京サンスポの漆山貴禎記者が担当。ダイヤモンドSを最低人気で制した7歳馬ミライヘノツバサに迫った。
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ミライヘノツバサは、前走のダイヤモンドSを16頭立ての16番人気でV。驚きの激走だったが、2017年日経賞(2着)ではレインボーラインやゴールドアクターに先着した実力馬。激走の下地は備わっていたといえる。
ただ、記者が気になっているのは年齢だ。過去に7歳以上の馬が春の盾を制したことはなく、過去10年でも【0・2・3・41】と苦戦傾向。やはりGIでは荷が重いのか-。しかし、取材を進めるうちに考えが変わってきた。
追い切りはWコースで単走。木幡巧騎手のゴーサインに応えて5ハロン68秒7-12秒3をマークした。一杯に追われながら、鞍上をグイグイと引っ張るような気合乗りが目立ち、白さを増した馬体もやけに艶めいて映る。「調子の良さを象徴するようないい動きでした」と、伊藤大調教師からも“絶好調宣言”が飛び出した。
4歳春に右前脚の屈腱炎を発症して約1年半もの休養。5歳秋の復帰後は苦戦続きで、一時は引退して乗馬になるプランさえ持ち上がっていた。そこで「これで駄目なら仕方がない」と、脚元を気遣って坂路主体だった調整を、2走前からコース追いに替えたことが奏功した。
「コースで追うようになってから雰囲気がいいんです。苦しいところがなくなったのか、本当に元気。この馬の生命力ですよね。自分で未来を切り開きました」と指揮官は感心しきりだ。
“若さ”はデータ面でも裏付けできる。同じ7歳の現役平地オープン馬72頭の平均キャリアは29・3戦(JRAのみ)だが、ミライヘノツバサはまだ23戦。トレーナーも「やはりレース数を使っていないぶん、若いと思います」とうなずく。“2カ月で1走”ペースと計算すれば、実質的にまだ6歳のようなもの。6歳馬は過去に天皇賞・春で7勝を挙げており、十分に勝負圏内と言っていい。
冠名の「ミライヘノ」には三島宣彦オーナーの「先が明るくなるように」という思いが込められている。コロナ禍と戦う今の日本にはぴったりの馬名だ。
「大変な世の中ですが、熱いレースをお届けしたい。そしてツバサも(上位に)入っていればと思います」と師は結んだ。先週の京都では、単勝万馬券が4本も飛び出した。不屈の翼が再び超高配当を運んでくるかもしれない。ノーマークは禁物と確信した。(漆山貴禎)
■「GI・俺のチェックポイント」 現場記者が週末のGI出走馬のなかで、自分が気になる馬を独自の焦点をもとに取材。記者は日替わりで、火~土曜付に掲載する。
★天皇賞・春の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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