中央競馬ニュース

【漆山“教授”のGI因数分解】タワー信頼すべし

 0   3   2,382
シェアする  x facebook LINEで送る
【漆山“教授”のGI因数分解】タワー信頼すべし

 東大卒の知性派、漆山貴禎記者がGI的中への解法を探る「漆山教授のGI因数分解」は、春も引き続き開講。今週の高松宮記念では、前年スプリント王の年齢別線引きなどから、最有力候補はタワーオブロンドンと導き出した。

 新型コロナウイルス禍は、ドバイ国際諸競走をものみ込んだ。不確定要素を抱えて迎える春のGI開幕戦。それでも過去のデータは決して裏切らないと信じて解析する。

 (1)秋春制覇の可能性

 メンバーのうち6頭は、昨秋のスプリンターズSに出走。その結果は軽視できない。表1は前年のスプリンターズS勝ち馬の成績。通算【3・2・2・6】は人気を考えれば強調できる数字ではないが、ある“線引き”をすれば様相は一変する。6歳以上が【0・0・1・5】と不振なのに対し、4、5歳は【3・2・1・1】と桁違いの好成績。若き王者は信頼すべし、だ。

 (2)尾張6ハロンマイスター

 2012年に中京コースが新装されて以降の芝1200メートル戦・騎手成績ベスト5が表2。福永騎手が2位の藤岡康騎手に5勝差をつけて独走している。回収率は単勝156%、複勝103%。重賞では【5・0・1・5】の勝率45・5%と驚異的な強さだ。

 (3)道悪巧者

 今週末は金曜から雨が降り続く予報で、馬場悪化は避けられそうにない。表3は稍重~不良で行われた中京芝1200メートル(12年以降)の種牡馬成績ベスト5で、注目は2位のアドマイヤムーンだ。連対率25%は良馬場時(同11・9%)の倍以上で、明らかに馬場悪化を味方につけている。逆に、良馬場でトップの13勝を誇るディープインパクト産駒は、稍重~不良では1勝止まりだ。

★注目馬

 スプリントGI連勝を狙うタワーオブロンドンが最有力候補。5歳での出走だけに好走確率は高いとみる。新コンビの福永騎手も昨年、ミスターメロディでVを飾るなどこの舞台にはめっぽう強い。

 穴はアドマイヤムーン産駒のセイウンコウセイ。この馬自身、芝の重・不良で【1・0・1・1】の実績。幸騎手も表2で3位と、3年前の覇者の一発には要注意だ。 (漆山貴禎)

高松宮記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

この記事はいかがでしたか?
ナイス (3)
 ナイス!(3

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る