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夏競馬の企画最終回は、凱旋門賞(10月6日、パリロンシャン、仏GI、芝2400メートル)を特集。21日にキセキ(栗・角居、牡5)がフランスに到着したが、札幌記念1着ブラストワンピース(美・大竹、牡4)と3着フィエールマン(美・手塚、牡4)は、英国のニューマーケットに滞在する。その意図を取材した。
日本競馬界の悲願ともいうべき凱旋門賞制覇。そのプロセスに大きな変化が生じている。札幌記念を制したブラストワンピースと、同3着で天皇賞・春を勝ったフィエールマンが、ともに英国のニューマーケット調教場で調整することになったのだ。
「オーナーサイドと話し合って決めました。最大の理由は調教場の管理体制がしっかりしており、美浦トレセンや(放牧先である)ノーザンファーム天栄(福島県)と似たイメージで調教ができること。(フランスの)シャンティイで調教した経験も自分にはまだないので」
フィエールマンの手塚調教師が、新たな試みに打って出る背景を明かす。これまでアグネスワールド、シーキングザパールがニューマーケットで調整してフランスでGIを勝ったことがあるが、凱旋門賞に参戦した日本馬は全て、開催地であるフランスで調整され本番に臨んでいる。今回、前例を踏襲せず、あえて移動距離が長いニューマーケットに滞在することに踏み切るのは、国内で蓄積したノウハウを反映させやすいというメリットを重視したことが大きい。
もともと、東西の両トレセンの坂路は、ニューマーケットのウォーレンヒルの坂路を参考に作られている。フランスのシャンティイ調教場にも坂路はあるものの、ダートコースで雨が降ると砂が流れて硬くなりやすい。また、シャンティイにはウッドチップコースもない。
一方、ウォーレンヒルの坂路は近年、増設されて2本になりハロー掛け(整地)の時間を気にせず調教を行いやすい。また、コースも多く、バリエーションに富んだ調教メニューを組みやすい。さらに、ニューマーケットの方が馬場の管理が行き届いており、脚元へのリスクが小さいなどのメリットがある点も、日本のトレセンに近い。
「ニューマーケットでも日本と同じパターンで調整する予定です。水曜日に追って、(レース前日の)土曜日にフランスへ移動。できるだけいつものリズムでいけたらいい」(手塚調教師)
本場英国の調教拠点であるニューマーケットから挑む2頭の日本馬。新たな挑戦によって、これまで閉ざされていた歴史の重い扉をこじ開けようとしている。
★馬運車でも7時間
英国⇔フランス間の競走馬輸送は馬運車輸送と空輸の2つがある。馬運車の場合は鉄道専用の英仏海峡トンネルを利用するのが一般的。大型車も列車に積載可能で、このケースではニューマーケット⇔パリロンシャン間が約7時間で、美浦⇔京都競馬場間とほぼ同じだ。
一方、航空機利用の場合はニューマーケット(ケンブリッジ空港利用)⇔パリロンシャン(ルブルジェ空港利用)間が3時間弱。いずれにしても手軽なことに変わりなく、今回の日本馬は前日空輸が検討されている。
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