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菅原明良(22)=美・高木=騎乗で1番人気のブローザホーンが、メンバー最速の上がりで鮮やかに差し切り。5歳にして重賞初制覇を果たした。定年引退まで2カ月を切った中野栄治調教師(70)=美=にとっても2019年の函館スプリントS(カイザーメランジェ)以来の重賞制覇。4番人気サヴォーナが2着、3番人気サトノグランツが3着に入った。
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陣営の思いを乗せて、淀のターフを突き抜けた。混戦を断ったのは、引退まで2カ月を切った中野調教師が管理するブローザホーン。末脚を引き出した菅原明騎手が、白い歯をこぼす。
「とてもうれしいです。中野先生が引退されるので、もしかしたら最後の重賞になるかもしれないと思っていたので、結果を出せて、勝つことができてよかったです」
前半1000メートル通過が58秒3と流れた中、中団でじっくり運び、直線は進路を外へ。先に抜け出したサトノグランツ、ハーツコンチェルトを目標に一気に加速すると、最後は内から抜けてきた2着サヴォーナに1馬身差をつけ快勝。2分23秒7のレースレコードタイで重賞初制覇だ。
中山で臨場していたトレーナーは、騎手時代にアイネスフウジンとのコンビで1990年の日本ダービーを制覇。東京競馬場に〝ナカノ・コール〟が鳴り響いた。調教師としても01年に高松宮記念、スプリンターズSを勝ったトロットスターを育て上げた名ホースマン。19年函館スプリントS(カイザーメランジェ)以来の重賞Vに「定年まで残り2カ月を切った最後の方に、こうして大きいところを勝つべき馬が勝ってくれてうれしい」と喜びを伝えた。
母オートクレールは6歳時のヴィクトリアマイル(17着)で心房細動を発症したが、続く紅葉SをV。息子も前走の京都大賞典は心房細動のため競走中止となったが、困難をはね返してみせた。中野調教師の長男・中野助手は「今回は帰厩したときに、(馬体重が)440キロぐらいあって、調整はしやすかったですね。ずっとこの馬と一緒にやってきて、父のこともあるし、母馬のこともありましたから。感動しました…」と感慨深げだ。
次走は未定ながら、賞金を加算。中野調教師は「この馬はGⅠでもいいところまでいけると思う。小さいけど、全身ばね。まだまだ良くなる馬ですよ」と期待を込める。〝フィナーレ〟まで残り約1カ月半。ブローザホーンが夢をつないでいく。(山口大輝)
■ブローザホーン 父エピファネイア、母オートクレール、母の父デュランダル。鹿毛の牡5歳。美浦・中野栄治厩舎所属。北海道新ひだか町・岡田スタッドの生産馬。馬主は岡田牧雄氏。戦績18戦6勝。獲得賞金1億5641万3000円。重賞は初勝利。日経新春杯は菅原明良騎手、中野栄治調教師ともに初勝利。馬名は「その角笛を吹け」。
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