まだウマニティ会員ではない方へ
会員登録(無料)するだけで、予想的中に役立つさまざまなサービスを無料で利用できます。
収支100万円超えの猛者がズラリ
全国トップ予想家たちの予想閲覧
予想に必携の高精度スピード指数
「U指数」を重賞で全頭公開
勝率40%超えを誇る堅軸候補
「凄馬」をメールでお知らせ
TVでも紹介!設定は10万通り以上
あなただけの予想ロボが作れる
この他にも20以上のサービスを無料で提供!
第70回桜花賞(11日、阪神10R、GI、3歳牝馬オープン国際、定量=55キロ、芝・外1600メートル、1着本賞金8900万円、1~4着にオークス(5月23日、東京、GI、芝2400メートル)の優先出走権=出走18頭)2歳女王が貫禄のクラシックVだ。阪神ジュベナイルフィリーズの覇者アパパネが、先頭集団の内から直線で外に出すと力強く伸び、逃げたオウケンサクラを1/2馬身捕らえて快勝。1番人気に応えてGI2勝目を飾った。1分33秒3(良)は桜花賞レコード。次走のオークス(5月23日、東京、GI、芝2400メートル)で、昨年のブエナビスタに次ぐ阪神JF、桜花賞、オークスの牝馬GI3勝目に挑む。
満開の桜の木の頂に、黄色い帽子のアパパネが舞い降りた。馬名の意味であるハワイに生息する赤い小鳥のイメージとは裏腹に、力強い末脚を繰り出した。2歳女王から桜の女王へ-。前哨戦のチューリップ賞では2着に敗れたが、本番では堂々たる競馬で、世代牝馬トップの座を守った。
「しのいでくれ!」
蛯名正義騎手は祈りにも似た思いでパートナーを叱咤する。自身は過去8度騎乗して、2度の2着(04年アズマサンダース、08年エフティマイア)が最高。どうしても獲りたい桜のタイトルだった。ゴール直前でオウケンサクラを捕らえた瞬間、85年の木藤隆行騎手(エルプス)以来25年ぶりとなる関東の桜花賞ジョッキーが誕生した。
「チャンスをもらいながら、結果を出せなかったし、今回は1番人気。もう(チャンスは)ないんじゃないか、という気持ちで乗りました」
ゲート入りを嫌がったが、好スタートを切り2番手。かかり気味になるが、前に馬を置くと落ち着きを取り戻した。スローな流れに後続が押し寄せた直線でも、馬群のまっただ中からやや強引に外めに持ち出してしまえば、あとはいつもの瞬発力を解き放つだけ。上がり3ハロン34秒1でまっしぐらに頂点へ駆け抜けた。
スローながら勝ちタイムの1分33秒3は、05年のラインクラフトがマークした桜花賞レコードを0秒2上回るもの。混戦という前評判も、2歳女王の強さが改めて浮き彫りにされるだけだった。
「前が止まらない馬場なので、ある程度の位置を取りたかった。少しかかったけど、信じて乗りました」。前哨戦で敗れて「挑戦する気持ち」と戦前に話していた蛯名。重圧に打ち勝って、安堵の表情を浮かべた。
GI7勝目の国枝栄調教師だが、1番人気での勝利は初めて。クラシックVも初めてで「クラシックは取りたいと思っていた。ここまで来たんだから、次はオークスへ。距離? それは心配してもしようがないよ」。距離延長を心配する声を一蹴して、樫の舞台への決意を固めた。
黄色い帽子、馬番(9)は昨年のブエナビスタと同じ。ブエナに続く阪神JF、桜花賞、そしてオークスのGI3勝目を予感させる。「新たな気持ちで、次へ向かっていきたい」。勝ちを重ねても、チャレンジを前面に押し出す蛯名。その強い気持ちは、アパパネ時代が続くことを感じさせた。(柴田章利)
コメント投稿
コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。最新注目競走馬
総賞金ランキング |
|