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西は京都に替わって阪神が開幕。オープニングを飾るのは、宝塚記念へとつながる「第68回鳴尾記念」(6日、GIII、芝2000メートル)だ。
注目は連覇を目指すエアソミュール。前走・産経大阪杯は不良馬場に苦しみ3着に敗れたが、1着はエリザベス女王杯馬ラキシスで、2着はダービー馬キズナ。ここでの力上位は明らかだ。
折り合い面の不安を抱え、ヤンチャさとともにモロさが同居していたのは過去の姿。昨秋の毎日王冠Vで重賞2勝目をあげると、暮れの金鯱賞は3着。そして今年もAJCC、産経大阪杯で連続3着と、どんな条件下でも常に力を出し切る、“大人びた”レースを見せている。
そこまで成長すれば、GIIIは勝って当然。狙いに向けて状態も申し分なく、5月20日に坂路4F54秒8、24日に53秒4をマークしたのに続き、27日はM・デムーロ騎手を背にCWコースで6F83秒4、3F37秒9-11秒4と抜群の反応を披露して、OP馬3頭併せできれいに2馬身先着した。
「けいこ駆けするパートナー(フルーキー、エアウルフ)を相手にリラックスして走れていた。そのなかでもしっかり負荷をかけられたし、非常に順調にここまでこれている。この分なら、いい雰囲気でレースを迎えられそう」と、思惑どおりの仕上がりに吉岡助手もニッコリ。ダービーを制したデムーロを背に力の差を見せつける舞台だ。(夕刊フジ)
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