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【産経大阪杯】キズナが主役!武「反応よくなった」

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【産経大阪杯】キズナが主役!武「反応よくなった」

 阪神日曜メーンのGII産経大阪杯(芝2000メートル)にGIホースが7頭も出走する。その中でも熱い視線を集めているのが、2013年のダービー馬で昨年の覇者キズナ。骨折休養から戦列復帰を果たした前走の京都記念で小差3着と力を示した。上積みが十分に見込める休み明け2戦目で連覇を遂げて天皇賞・春(5月3日、京都、GI、芝3200メートル)に進む。

 GIホース7頭という豪華な顔ぶれの中でも、その存在はひときわ輝いている。2013年のダービー馬キズナだ。休養明け2戦目となる産経大阪杯にレース史上初の連覇をかけて出走する。

 「京都記念を使って、体のいらない物が取れてきた。1週前調教に乗った豊くん(武豊騎手)も『反応が良くなっていますね』と言っていたから。前回よりも今回の方が状態はいいと思うよ」

 全休日30日の滋賀県栗東トレセン。世話役の田重田(たじゅうた)厩務員が言い切った。

 3歳から4歳、4歳から5歳と確実に成長。昨年の今頃と比較して「背丈が伸びた」と同厩務員は言う。22キロ増だった京都記念時の514キロの体重も太めではなく、成長分がほとんどで進化の跡がくっきり。黒光りする毛づや、迫力十分の体は他を威圧するかのようだ。円熟期に入ったのは間違いない。

 約9カ月のブランクがあった前走が3着。それでも、前の組に有利なスローペースの展開の中で発揮したメンバー最速の上がり3ハロン33秒3は高く評価できる。「(左第3手根骨)骨折の後だったから『使ってみないと…』っていう気持ちはあったし、手探りだったよね。あれだけ走ってくれたんだから、安堵したよ」と笑顔で振り返る。

 上積みが計算できる今回、期待は高まるばかり。「まずは無事にだけど、ファンの多い馬だし、結果がついてくるといいよね」。ダービー制覇、凱旋門賞4着の底力は、国内中距離路線における最強メンバーが集まる舞台でも最右翼。今回完全復活をアピールして、昨年4着に敗れた天皇賞・春で雪辱を目指す。

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★連覇

 昨年まで58回実施されている産経大阪杯を複数回制した馬は1頭のみ。2002年、05年と2勝したサンライズペガサスで、今年キズナが勝てばレース史上初の連覇となる。

産経大阪杯 1着馬に天皇賞・春(5月3日、京都、GI、芝3200メートル)の優先出走権が与えられるが、2000メートルという距離の性格上、中距離はもちろん、マイル路線のGIにも結び付く重要レース。古くはコダマ(1961年)、カツラギエース(84年)、サクラユタカオー(86年)、スーパークリーク(90年)、トウカイテイオー(92年)、メジロマックイーン(93年)、エアグルーヴ(98年)、最近ではオルフェーヴル(2013年)など、優勝馬には歴史的名馬が多い。

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