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昨年の凱旋門賞馬トレヴも勝っているフランスオークスが15日に行われ、その結果を受け、英国のブックメーカー(公認の賭け請負業者)は凱旋門賞(10月5日、仏ロンシャン、GI、芝2400メートル)のオッズを改めた。連覇がかかるトレヴが人気になっているが、日本の3頭ジャスタウェイ、ハープスター、ゴールドシップも高く評価されている。
英国3大ブックメーカーの凱旋門賞のオッズは16日現在、昨年の覇者トレヴ(仏=C・ヘッド、牝4)をウィリアムヒル、コーラル2社が4・5倍で単独の1番人気、ラドブロークス社が5倍で英ダービー馬オーストラリア(愛=A・オブライエン、牡3)と並ぶ1番人気にしている。
トレヴは4月27日の仏GIガネー賞で2着と6戦目にして初めて敗れ、評価を下げたが、初の外国での出走となる18日の英GIプリンスオブウェールズS(ロイヤルアスコット、芝2000メートル)を勝てば、抜けた1番人気になりそうだ。
日本馬では、ジャスタウェイ(栗・須貝、牡5)がウィリアムヒル社で8倍と人気になっているのが目立つ。ブックメーカーでの賭けは出走しなくても成立するのが原則。ドバイデューティフリーをコースレコードで圧勝し、世界一となる130ポンドのレーティングを獲得したとはいえ、渡仏が具体化しているわけではなく、しかも2000メートルを超える距離では2戦してダービー11着、京都記念5着と実績がない。その状況での8倍はかなり高い評価だ。
オークスで2着に敗れたハープスター(栗・松田博、牝3)はウィリアムヒル社が4番人気13倍にしている。昨年、トレヴが仏オークスを圧勝した直後の3社のオッズはいずれも11倍で、今年の仏オークス馬アヴニールセルタンはウィリアムヒル社が17倍。欧州以外の3歳牝馬だけに、異例の人気といえる。
ゴールドシップ(牡5)はウィリアムヒル社で6番人気タイの17倍。同厩のジャスタウェイに離されてしまったが、29日の宝塚記念を勝てば、差が詰まりそうだ。
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