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中央競馬ニュース
今週から当コーナーがリニューアル、早速「当たり屋」に指名された。いきなりＧＩで責任重大だが、今回は絶大な信頼を置ける本命馬がいる。◎（１０）ロードカナロアだ。
スプリントＧＩは昨年のこのレースから３連勝中と圧倒的な強さを誇っているが、時計面から見ても中身は濃い。昨年のスプリンターズＳは前半３ハロン３２秒７－後半３ハロン３４秒０で、１分６秒７のコースレコードで決着したタフな消耗戦。一転して今年の高松宮記念は前半３ハロン３４秒３－後半３ハロン３３秒８で、スプリントＧＩとしては珍しく前半より後半が速い決め手勝負となったが、メンバー最速の上がり３ハロン３３秒２をマークして堂々と差し切った。
同じスプリントＧＩでも質の違う２レースをともに完勝したのは、どんなペースや展開になっても力を発揮できることの証明であり、大きな強みだ。香港の重い芝も苦にしなかっただけに、力を要する今秋の中山の馬場も不安材料にはならない。
前走のセントウルＳは逃げたハクサンムーンを捕らえ切れなかったが、相手には夏にレースを使われていた強みがあったのに対し、カナロアは３カ月ぶりで斤量も他馬より２キロ以上重い５８キロを背負っていた。負けたとはいえ、評価を下げる必要は全くない。
これまで同じ馬に２度先着を許したことがないだけに、叩き２戦目の今回はきっちり他馬を封じて“世界のカナロア”の実力を見せつけてくれるはずだ。
対抗には（７）ハクサンムーン。抑えが利くようになって心身ともにたくましくなり、前走もカナロアに早めに並びかけられてからラストにもうひと伸びする粘り強さを見せた。スピード任せに走っていた以前とは全く違う。同型は多いが、今の充実ぶりなら控える競馬も可能だろうし、多少のハイペースなら簡単には止まらない。馬単（１０）－（７）を本線に（１０）－（６）（１３）（１）（２）（１５）。
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