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【オールカマー】マリア、宝塚Vの頃よりパワーUP

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【オールカマー】マリア、宝塚Vの頃よりパワーUP

 日曜の中山メインは、秋のGI戦線を占う意味でも重要な一戦となる産経賞オールカマー(GII、芝・外2200メートル)。注目は紅一点のマリアライトだ。前走の宝塚記念ではドゥラメンテの猛追を退けて、昨秋のエリザベス女王杯に次ぐ、2度目のGI制覇を達成。この一年で心身ともにグンと成長して本格化を迎えた女傑が、秋の好スタートを切る。

 上半期のグランプリ宝塚記念では、ドゥラメンテをはじめとする強豪牡馬を一蹴。古馬の頂点を射止めたマリアライトが、秋のGI戦線に向けて産経賞オールカマーで始動する。

 前走後は、夏休みで心身ともにしっかりとリフレッシュ。8月26日に福島県のノーザンファーム天栄から美浦トレセンへ帰厩した。14日の1週前追い切りは美浦Wコースで6ハロン84秒6-13秒2をマーク。余力残しの手応えで、順調な仕上がりを見せている。

 「宝塚記念を勝ったときよりも、体に芯が入ってさらに良くなって、本格化してきた感じ。先週で(体重が)450キロぐらいなので、レースでは440キロ台で出られると思いますよ」と伊坂調教助手は愛馬の充実ぶりを強調する。

 デビュー当時は420キロ前後の小柄な馬体。カイバ食いも細く、ヒョロッとした印象が強かった。しかし、昨年のマーメイドS2着を境に、心身ともに急成長。エリザベス女王杯でGI初制覇を果たすと、宝塚記念では牡馬相手で頂点に立ち、パワーアップしたマリアライトが輝き出した。

 「今はカイバもしっかり食べてくれるし、1週前追い切りで体は仕上がってきました。不安材料がなく出走できるのはいいですね」と伊坂助手は力を込める。

 台風16号や秋雨前線の影響で、時計のかかる馬場になりそうなのはマリアにとって好材料。主戦の蛯名騎手も、先週のセントライト記念をディーマジェスティで制して好調だ。ここも有馬記念ゴールドアクターなど相手はそろったが、今のマリアならヒケを取ることはない。エリザベス女王杯連覇に向けて、しっかりと答えを出す。 (片岡良典)

産経賞オールカマーの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

展望 GI馬は3頭いるが、宝塚記念を制したマリアライトと、昨年の有馬記念ゴールドアクターがややリードしている印象。直接対決ではゴールドが2度とも先着しているが、マリアの充実ぶりは目を引く。ともにコース実績は十分だ。一昨年のダービー馬ワンアンドオンリーは闘志が戻っているかが鍵。GIで2度の2着があるカレンミロティック、重賞4勝のサトノノブレスAJCC勝ちがあるクリールカイザー、堅実なツクバアズマオーも上位をうかがう。

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