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13日の中山11Rで行われた第34回中間品バテスークス(4歳上牝馬オープン、GIII、芝1800メートル、16頭立て、1着賞金=3600万円)は、吉田豊騎手騎乗の4番人気シュンドルボン(5歳、美浦・矢野英一厩舎)が差し切ってV。重賞初制覇を決めた。タイムは1分50秒3(良)。
人気馬をピタリとマークして、狙い通りに差し切った。大接戦のハンデ戦を制したのはシュンドルボン。先に抜け出したルージュバックをきっちりとかわし、待望の重賞タイトルを手に入れた。
レースはアルマディヴァンが注文を付けてハナに立つ意外な展開。シングウィズジョイが2番手につけ、さらにクインズミラーグロ、リメインサイレントなどが続く。人気のルージュバックは中団の外からレースを進めた。序盤はかなりのスローペースとなり、これにしびれを切らしたフレイムコードが後方から一気に押し上げて先頭を奪う。そのままフレイムコードが先頭で直線に入るが、外から徐々にルージュバックが接近。いったん先頭を奪われたアルマディヴァンも再び伸びるなど、ハンデ戦らしく各馬が伸びてきて横一線の争いとなった。最後は外から抜け出しを図るルージュバックの直後にいたシュンドルボンがゴール前でクビ差かわして重賞初V。2着から3/4馬身差の3着には大外から末脚を伸ばした15番人気の伏兵メイショウスザンナが入っている。
シュンドルボンは、父ハーツクライ、母ネイチャーガイド、母の父エルコンドルパサーという血統。北海道日高町・下河辺牧場の生産馬で、(有)下河辺牧場の所有馬。通算成績は22戦6勝。重賞初勝利。矢野英一調教師、吉田豊騎手ともに中山牝馬Sは初勝利。
コンビを組んで2戦2勝となった吉田豊騎手は「前に人気の馬がいたので、マークする感じになりました。向こうは強い馬なのでどうかと思っていましたが、差し切ってくれてよかったです。先生(矢野英一調教師)からも“なるべくためてくれ”と言われていたので、枠も外ですし、外を回ることになると思いましたが、折り合いに専念しました。人気馬の後ろに入って、うまく運べましたね。いいときに乗せてもらっているし、とても乗りやすい馬です。これから大きいところでも頑張ってもらいたいですね」と一昨年の青葉賞(ショウナンラグーン)以来の重賞勝ちに笑顔を見せていた。
★13日中山11R「中山牝馬ステークス」の着順&払戻金はこちら
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