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3月5日の中山11Rで行われた第60回弥生賞ディープインパクト記念(GⅡ、3歳オープン、芝2000メートル、年齢、10頭立て、1着賞金=5400万円)は、松山弘平騎手の3番人気タスティエーラ(牡、美浦・堀宣行厩舎)が好位追走から直線で早めに先頭に立って押し切り勝ち。父サトノクランとの親子制覇を達成し、確たる主役が不在で混戦模様の3歳牡馬クラシックの有力候補に名乗りを上げた。また、2月26日の中山記念をヒシイグアスで制した松山騎手は、同じ堀厩舎の管理馬で2週連続重賞勝利となった。タイムは2分0秒4(良)。
1馬身差の2着には直線で狭い内をこじ開け抜け出したトップナイフ(1番人気)、さらにクビ差遅れた3着に外から追い上げたワンダイレクト(2番人気)が入り、上位3頭が皐月賞(4月16日、中山競馬場、GI、芝2000メートル)の優先出走権を獲得した。
◆松山弘平騎手(1着 タスティエーラ)「レースを見て少し勝負どころでズブさを見せるイメージを持っていました。自分から動かしていきましたが、しっかりと応えてくれて強い競馬をしてくれました。レース前は(前に)行く馬が何頭かいるなと思っていましたが、この(少)頭数ですし、自分からしっかりと(レースを)作っていきたいと思っていました。スローペースでも折り合いがつきましたし、リズム良く運べました。このような素晴らしい馬を任せていただいて、関係者の方々に感謝しています。ここで前哨戦を勝って(皐月賞の)出走権を得ることができたので、次もまた頑張ってくれると思います」
弥生賞ディープインパクト記念を勝ったタスティエーラは、父サトノクラウン、母パルティトゥーラ、母の父マンハッタンカフェという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)キャロットファーム。通算成績は3戦2勝。重賞は初制覇。堀宣行調教師は2015年サトノクラウンに次いで弥生賞ディープインパクト記念2勝目、松山弘平騎手は初勝利。
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