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第15回秋華賞(17日、京都11R、GI、3歳牝馬オープン国際、馬齢、芝・内2000メートル、1着本賞金8900万円 =出走18頭)牝馬3冠最終戦の秋華賞は、1番人気のアパパネが完勝。7年ぶり史上3頭目となる牝馬3冠と同時に、2歳&3歳牝馬限定GIを完全制圧。最速のGI4勝馬が誕生だ。勝ちタイム1分58秒4(良)。3歳秋の時点でウオッカやブエナビスタら名牝を超えたアパパネは、11月のエリザベス女王杯で年間GI4勝に挑む。
秋の日差しを浴びた雄大な鹿毛の馬体が、外から力強く伸びる。アパパネが、03年スティルインラブ以来となる7年ぶり、史上3頭目の牝馬3冠と同時に最速4冠を達成。ウオッカやブエナビスタもできなかった快挙を成し遂げた。
その瞬間、主戦の蛯名正義騎手は、スタンドに向かって左手を高く掲げた。「この馬を信じて力を出し切れば必ず3冠を達成してくれると思っていた。あまりプレッシャーは感じていませんでしたが、ゴール板を過ぎてようやくホッとしました」。単勝230円と断然人気に支持されて迎えた3冠最終戦。責任を果たして安堵の表情だ。
一番最初のゲート入りは慣れたもの。他の17頭のゲートインを狭いスペースで待たされても、アパパネの精神状態は揺るがない。1コーナーの入りまで少し頭を上げる場面はあったが、蛯名は冷静に馬群の中に入れて落ち着かせた。内回りの3コーナーに進入する際、徐々に外に進路を取って進出。初の下り坂に少し戸惑ったが、蛯名が気合をつけると闘志に火がついた。外めを進出し、楽な手応えで4コーナーから直線へ。栄光のゴールに向かう彼女を誰も止められない。
関東馬のアパパネは、GI初制覇となった阪神JFや桜花賞の時と同様、今回も早めに滋賀・栗東入りして調整。オークス以来となった秋初戦のローズSは、24キロ増の494キロと大幅な馬体増で4着と人気を裏切った。馬体増は誤算だったが、「中間はコース調教に変え、長く乗ることでシェイプアップを図った」と国枝栄調教師は、3冠へ攻めの姿勢に転じた。この日は4キロ減での出走で雪辱を果たした。桜花賞、オークスに比べ、秋華賞が一番余裕のある勝ち方に見えた。
今後について、国枝師は「オーナーと相談してですが」と前置したが、このまま栗東に滞在してエリザベス女王杯(11月14日、京都、GI、芝2200メートル)でGI5勝目を目指す。「アパパネはすべてかわいい馬。これからも無事にいって、競馬を盛り上げる存在になってくれればいい」と蛯名も惚れ込む。
馬名は、ハワイに生息する雀科の赤い鳥の意味だが、競馬史に新たな1ページを刻んだアパパネが、さらに大きく羽ばたいていく。(高尾幸司)
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