第193話 「七夕賞」
07年 35.5-48.2-36.6 =2.00.3 ±0△1△ 4 消耗戦
08年 35.7-48.3-35.8 =1.59.8 △2▼2△ 5 平坦戦
09年 36.2-48.7-35.3 =2.00.2 ▼1▼4△10 平坦戦
10年 36.0-48.7-35.7 =2.00.4 △1△2▼ 1 平坦戦
過去10年を見ても瞬発戦が一度もないというのがこのレース。
近年では展開的には2パターンがあります。
・スタートしてから速い流れで3コーナーまで進みそこから上がりの掛かる消耗戦
・1~2コーナーで一旦緩んで3コーナーからラスト4Fのロングスパート平坦戦
どちらにしても重要なのは「止まらない脚」であって斬れる脚はあまり必要ありません。
もちろん小回り向きの機動力も必要になるでしょう。
基本的には先週の
ラジオNIKKEI賞に近いレースです。
距離が200m長いのと3歳馬か古馬かという2点が違うだけですし。
では、連対馬のラップギアを見てみましょう。
凄く顕著な傾向で
平坦適性の高い馬が勝利して瞬発平坦両方のタイプが2着となっています。
この傾向通りであればこれだけで勝つべき馬は相当絞られます。
ハンデ戦ということで斤量もポイントの一つかもしれません。
但し、個人的には重いか軽いかはそれほど重要なファクターではないと思っています。
このレースは平坦戦消耗戦がスタンダードなので加速というギアチェンジがあまり重要ではないので一度スピードに乗ってさえしまえば斤量の差はあまり関係ないと思うからです。
斤量の傾向とすれば
・過去10年で見れば斤量の重い(56k以上)馬が有利
・過去5年で見れば斤量の軽い馬も巻き返している
となっていて昔と最近では傾向が異なります。
しかし、過去5年で見ても10年で見ても同じ傾向なのは
「前走よりも斤量の重い馬の好走率は高い」ということです。
斤量が重い軽いよりも自身の斤量が前走に比べてどうかということの方が重要といえます。
今年の登録馬で前走よりも斤量の重いのは、
エーシンジーライン、
ゲシュタルト、
ダイワファルコン、
トーセンラー、の4頭です。
上記の2項目だけとなると
エーシンジーラインがお勧め。
しかし、7歳馬で休養明けという点が若干不安。
それに加えて良績のあるコースが京都、小倉、旧中京と軽い馬場ばかりなのも気にかかります。
福島の最終週をこなせるかどうか、前走ダート戦の効果があれば。
平坦戦特化タイプではないが
ゲシュタルトもお勧めの一頭。
勝ちきるにはちょっと足りないがどちらかといえば小回りロングスパート平坦戦に向いている馬。
平坦戦で4着以下だったのはGⅠレースと
阪神大賞典のみでGⅢであれば十分勝ち負けでしょう。
「本命ドリパスの3連単1点予想(水曜時点)」
ゲシュタルト→エーシンジーライン→ダイワファルコン
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は
岡村信将プロのマイページをご覧下さい。
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15)
ナイス!(
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