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過去のデータを分析し、注目馬を導き出す『ZBAT!ピックアップデータ』。シルクロードSでは、セイウンコウセイに注目する。アドマイヤムーン産駒は2014年以降、1~2月の京都芝1200メートルで種牡馬別トップの4勝、昨年は出走3頭で1~3着を独占と相性抜群の条件。厳寒期の時計のかかる芝を追い風に、2年前の高松宮記念ウイナーが復活を遂げるか。
重賞ウイナー7頭がそろい、混戦ムードの淀の電撃戦。この舞台とピカイチの相性を誇るアドマイヤムーン産駒に注目し、2年前の高松宮記念覇者セイウンコウセイを推奨する。
昨年は3頭出走した同産駒で1~3着を独占。2014年以降、1~2月の京都芝1200メートルでは種牡馬別でトップの4勝をマークしている。ディープインパクト産駒【0・0・0・16】、ロードカナロア産駒【0・1・0・7】と比べてもその差は歴然で、厳寒期の時計がかかる芝は“庭”といっていいほど。コウセイ自身も過去2年ともに2着に泣いた舞台で“三度目の正直”を狙う。
「体つきはGIを勝ったときと比べても衰えを感じない。ただ年齢を重ねてスタート、二の脚が今ひとつ。めりはりをつけた調整をしてきたのでうまく成果が出れば」
昨秋から2戦連続で2桁着順の惨敗を喫しているが、上原調教師は反撃の態勢を整えるため、この中間の調整過程にひと味加えた。先週17日にブリンカーを着け、北Cコースでゲートからスタートダッシュの練習。このスパイスが効いたのか、23日の最終追い切りではサンスポ調教評価で最高の『S』評価がつく豪快な動き。ブリンカーこそ外していたが、時計がかかるWコースで4ハロン51秒2-12秒1という破格のタイムをたたき出した。
「そんなに時計を出すつもりはなかったけど、持ったままで12秒台できたね。寒い時期もいい馬だから」とトレーナーが言えば、感触を確かめた池添騎手も「ここまで行っぷりがいいとは」と驚く変身ぶりだ。
「ブリンカーはレースでも着ける。2、3番手でも構わないが、スタートを決めて自分からガツンと行けるようなら違うはず」と上原師は自信をのぞかせた。トップハンデ58キロは、いわばGI馬の勲章。真冬の淀で歯がゆい現状を打破し、かつてのスプリント王が輝きを取り戻すか。
★シルクロードSの出馬表はこちら 調教タイムも掲載
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