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【高松宮記念】レースの注目点

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【高松宮記念】レースの注目点

京阪杯シルクロードSを連勝 “スプリント王”襲名なるか、ダノンスマッシュ



 京阪杯(GIII)→シルクロードS(GIII)を連勝したダノンスマッシュ(牡4、栗東・安田隆行厩舎)が、勢いそのままにスプリント界の頂点を狙う。



 同馬は、2017年9月の新馬戦(芝1400m)から昨年5月のNHKマイルC(GI・芝1600m)までは、芝1400~1600m戦に出走していたが、初の芝1200m戦出走となった昨年7月の函館日刊スポーツ杯(1600万下)で勝利を挙げてからは一貫して芝1200m戦に出走しており、同距離では4戦3勝、2着1回という成績を残している。



 ダノンスマッシュの父ロードカナロアは、2011年に3歳で京阪杯を勝ち、4歳初戦のシルクロードSで重賞を連勝して高松宮記念に駒を進めたものの、3着に敗れている。同馬はその後、5歳時に出走した高松宮記念を含む国内外のGIで6勝を挙げJRA顕彰馬にも選出されたが、ダノンスマッシュは父を超える4歳で高松宮記念を制し“スプリント王”の座に就くことができるだろうか。



 なお、ダノンスマッシュを管理する安田隆行調教師は、カレンチャンロードカナロア高松宮記念2勝を挙げており、VならGI昇格以降の同レースで単独トップの3勝目となる。



★JRA・GI初制覇を狙う北村友一騎手 (株)ダノックス所有馬は早くも今年重賞5勝



 ダノンスマッシュ(牡4、栗東・安田隆行厩舎)に騎乗予定の北村友一騎手は、2006年のデビュー以来初のJRA・GI制覇を狙っている。昨年、同騎手はJRAで90勝を挙げリーディング6位に躍進。今年も3月11日時点でリーディング9位の18勝を挙げている。北村騎手は、45回目のJRA・GI挑戦で、悲願の初勝利を挙げることができるだろうか。



 また、ダノンスマッシュを所有する(株)ダノックスは3月11日時点で今年のJRA重賞5勝を挙げており、馬主別のJRA勝利数でトップとなっている。同馬主は、2017年朝日杯FSダノンプレミアム)、2018年阪神JFダノンファンタジー)で2年連続JRA・GI制覇を遂げているが、今年もGIタイトルを手にすることができるだろうか。

★2年連続2着のレッツゴードンキ 2015年桜花賞以来のGI制覇なるか



 2015年の桜花賞レッツゴードンキ(牝7、栗東・梅田智之厩舎)は、4年連続の高松宮記念参戦となる。同馬は4歳以降、短距離戦を中心に出走しており、高松宮記念では2016年8着、2017年2着、2018年2着という成績を残している。



 レッツゴードンキは2015年の桜花賞以来となるGI制覇がかかっており、Vならグレード制を導入した1984年以降で最長間隔(3年11カ月11日)でのGI勝利となる。レッツゴードンキは、今年初戦の阪急杯(GIII)では2着に入っているが、4年連続での参戦となる高松宮記念で久しぶりにGIタイトルを手にすることができるだろうか。なお、7歳牝馬がJRA・GIを勝てば、2016年のヴィクトリアマイルストレイトガール)以来、グレード制が導入された1984年以降で2頭目の快挙となる。



オーシャンSを制したモズスーパーフレア 50歳を迎えた武豊騎手とのコンビで参戦



 高松宮記念は、激しい先行争いが繰り広げられることが多く、GIに昇格した1996年以降、逃げ切り勝ちを決めたのは2002年ショウナンカンプ、2009年ローレルゲレイロの2頭だけとなっている。今年はオーシャンS(GIII)で逃げ切り勝ちを決めたモズスーパーフレア(牝4、栗東・音無秀孝厩舎)、オーシャンS2着馬で昨年のキーンランドC(GIII)を逃げ切ったナックビーナス(牝6、美浦・杉浦宏昭厩舎)などが登録しているが、今年、レースの主導権を握るのはどの馬だろうか。



 モズスーパーフレアに騎乗予定の武豊騎手は、3月15日に50歳の誕生日を迎えた。同騎手は先月のフェブラリーS(GI)をインティで制しているが、50代最初のGIを勝利して今年のGI開幕2連勝を飾ることができるだろうか。Vなら、高松宮記念がGIとなった1996年以降では、岡部幸雄元騎手の記録(48歳6か月18日)を上回る最年長勝利となる。

★初の芝1200m戦に挑む重賞ウイナー2頭 ミスターメロディ&ロジクライ



 ミスターメロディ(牡4、栗東・藤原英昭厩舎)、ロジクライ(牡6、栗東・須貝尚介厩舎)は、今回が初めての芝1200m戦出走となる。ミスターメロディは、前走の阪急杯(GIII)では1番人気に支持され7着だったが、ファルコンS(GIII)1着、阪神C(GII)2着と芝1400mの重賞で好走している。



 また、ロジクライシンザン記念(GIII)、富士S(GIII)と芝1600mの重賞2勝を挙げており、初の芝1400m戦出走となった前走の阪急杯では3着に入っている。さて、2頭は初の芝1200m戦でGIタイトルを手にすることができるだろうか。なお、ミスターメロディには福永祐一騎手、ロジクライにはC.ルメール騎手が騎乗予定となっている。



高松宮記念連覇を狙う川田将雅騎手 今年はアレスバローズに騎乗予定



 昨年の高松宮記念ファインニードルで制した川田将雅騎手は、今年、アレスバローズ(牡7、栗東・角田晃一厩舎)とのコンビで連覇を狙う。同騎手は、昨年、JRAで実施された芝1200mの重賞に5回騎乗して全勝し、CBC賞(GIII)ではアレスバローズを初の重賞勝利に導いている。アレスバローズはその後、北九州記念(GIII)を制してサマースプリントシリーズのチャンピオンに輝いたが、川田騎手は同馬にGIタイトルをプレゼントすることができるだろうか。



 Vなら、川田騎手はGIに昇格した1996年以降では初の高松宮記念連覇となり、2014年から続く連続年JRA・GI勝利を「6年」に伸ばす。また、アレスバローズが勝てば、ディープインパクト産駒初の“スプリントGI”制覇となる。

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