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【ステイヤーズ】リッジマン、重賞初V!

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【ステイヤーズ】リッジマン、重賞初V!

 第52回ステイヤーズステークス(1日、中山11R、GII、3歳上オープン国際(特指)、別定、芝・内2周3600メートル、1着本賞金6200万円 =出走13頭)蛯名正義騎乗で1番人気のリッジマンが直線で抜け出し、2馬身1/2差で重賞初制覇を飾った。3分45秒2(良)。2着は2番人気のアドマイヤエイカン。JRA史上初の同一重賞4連覇がかかっていたアルバートは、右前肢跛行のため出走を取り消した。

 1番人気に応える横綱相撲だ。2馬身半差の快勝で、リッジマンが長距離界の新王者に就いた。

 「いい位置に入れたのが(勝った)要因。斤量を背負っていたし、急坂で油断できないと思っていたけど、最後まで(脚いろが)衰えずに頑張ってくれた」

 1995年ステージチャンプ以来、23年ぶりに平地最長距離レースVを飾った蛯名騎手は、相棒の首筋をポンポンと叩いてねぎらった。他馬の手綱が激しく動き始めた3角手前でも1頭だけ余裕十分の手応え。残り1ハロンで先頭に立つと、後続をグンと突き放した。

 昨年6月に初コンビを組んだ際は、まだ500万下の身。約1年半での出世劇に「かなり力をつけているし、落ち着きも出てきた。良くなっているね」と目を細めた。

 これで芝3000メートル超は(2)(2)(1)着。短距離馬が多いスウェプトオーヴァーボード産駒としては異色の存在で、「若い頃より芯が入り、口向きも良くなったので長いところで踏ん張っている」と庄野調教師。「1200メートルを3回走ったんだから、賞金も3倍もらわないと」と笑わせた。

 次走は未定だが、有馬記念(23日、中山、GI、芝2500メートル)に登録する可能性も。ホッカイドウ競馬出身の叩き上げは、さらに高いステージを目指して走り続ける。 (漆山貴禎)

 ◆田辺騎手(アドマイヤエイカン2着) 「距離も道中の折り合いも平気だった。ワンペースな面があるので、早めに動いたけど、勝った馬の末脚が切れたね」

 ◆ビュイック騎手(モンドインテロ3着) 「うまくゲートを出て(好位で)じっくりと我慢したが、トップスピードに乗るまでに時間がかかった」

★1日中山11R「ステイヤーズS」の着順&払戻金はこちら

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