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【阪神大賞典】レース展望

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【阪神大賞典】レース展望

 阪神では日曜メインに阪神大賞典(17日、GII、芝3000メートル)が行われる。1着馬に天皇賞・春(4月28日、京都、GI、芝3200メートル)の優先出走権が与えられる重要前哨戦で、最近でも昨年の勝ち馬レインボーライン、2015年に3連覇を達成したゴールドシップは次走の天皇賞・春を制覇している。

 シャケトラ(栗東・角居勝彦厩舎、牡6歳)は骨折で1年1カ月の休養を余儀なくされたが、復帰初戦のアメリカジョッキークラブCで鮮やかな差し切り勝ち。休養前より力をつけていると思わせるくらいの強さだった。全5勝中3勝を阪神で挙げているコース巧者。一昨年の天皇賞・春は9着に敗れたが、あの1戦で3000メートル以上は長いと判断するのは早計。好勝負が見込める。

 リッジマン(栗東・庄野靖志厩舎、牡6歳)は2走前のステイヤーズSで重賞初制覇。短距離系のスウェプトオーヴァーボード産駒ながら、長距離に強い馬。前走の有馬記念は12着と大敗したが、GIIなら見直せる。

 アドマイヤエイカン(栗東・須貝尚介厩舎、牡6歳)は15年の札幌2歳Sを勝った後は伸び悩んでいたが、2走前のステイヤーズSリッジマンの2着と好走。前走の万葉Sは7着と案外な結果だったが、見限れない。

 その万葉Sを逃げ切ったのがヴォージュ(栗東・西村真幸厩舎、牡6歳)。今回も楽なペースで逃げることができれば侮れない。

 距離経験は2200メートルまでだが、鳴尾記念を勝っているステイインシアトル(栗東・池江泰寿厩舎、牡8歳)も怖い存在。ほかには、京都記念で小差5着に入ったケントオー(栗東・西橋豊治厩舎、牡7歳)、アルゼンチン共和国杯2着、ダイヤモンドS3着と長距離実績があるソールインパクト(美浦・戸田博文厩舎、牡7歳)、丹頂Sで前述のリッジマンの2着に入っているコルコバード(美浦・木村哲也厩舎、牝6歳)なども上位に入っても不思議はない。



阪神大賞典の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載

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