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【東西現場記者走る】シャケトラ激走ムード

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【東西現場記者走る】シャケトラ激走ムード

 今週のジャパンCでGI連載『東西現場記者走る』は、東京サンスポの板津雄志記者(38)が担当する。キタサンブラックレイデオロの初対決で話題が持ち切りの中、初日はシャケトラに狙いを定めた。天皇賞・秋15着は不良馬場で参考外。負けてなお強しの競馬だった宝塚記念(4着)の内容から、見限るのはまだ早い。一変の可能性を探った。

 ここにきて急に寒くなった。栗東の新スタンドで見た気温表示は4度。念のため持参したスヌード(首巻き)がいきなり役に立った。やはり準備は大切だ。

 馬券の的中へ向けても下準備は欠かせない。今年のジャパンCは、キタサンブラックレイデオロの初対決にサトノクラウンが割って入る構図。だが、このレースは1番人気の信頼度が低く、伏兵が活躍するケースも多い。決めつけは禁物だ。

 初日のターゲットはシャケトラ。春に田辺騎手(今回は福永騎手)が「秋になったらすごい馬になりそう」と評価していたので、期待した前走だったが、極悪馬場で大敗した。上村助手は「序盤から馬場を気にして、モタれてノメっていた。馬も不完全燃焼で怒っていた」と振り返る。

 鞍上が無理をしなかったぶん、元気いっぱい。15日の1週前追いに続き、19日には坂路で4ハロン52秒9を出す意欲的な調整だ。「春は攻めきれなかったけど、今回はこれ以上ないくらい攻めてきた。上積みしかない」と急上昇ムードだ。

 前走で16キロ増と重め残りだった馬体も「前回は輸送前で540キロだったけど、今は528キロくらい。510キロ台で出せると思う」と絞り込んだ。思えば、先行馬の多くが崩れた宝塚記念で唯一、2番手から4着に粘ったのがシャケトラ。条件さえ整えば、一角崩しも不可能ではない。



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