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【エ女王杯】ブエナ順調!反撃へ闘志漂う

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【エ女王杯】ブエナ順調!反撃へ闘志漂う

 《本紙の狙い》ブエナビスタを本命に推す。秋華賞は2位入線から3着に降着になったが、負けて強しの内容。悲観する材料は何もない。秋華賞の疲れは尾を引かず、この中間は順調そのもの。蟻洞(ぎどう=ツメに穴があく)明けだった前走以上の状態といってもいいぐらいだ。直線の外回りコースならば、早めに動く必要はなく、じっくり構えられる。次元の違う末脚で直線を一気に突き抜ける。この秋の充実ぶりが目立つブロードストリートが相手の筆頭。フランスのシャラナヤが▲。速い時計の勝負にも対応できるタイプだ。

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 (16)ブエナビスタの最終調整は、水曜日の追い切り同様に雨が降っていた。開門直後の午前4時、坂路4ハロン65秒9-47秒7-15秒0とリラックスした走りにも秘めた闘志が漂ってきた。松田博調教師は「前回は追い切り後に少し気負っていたが、今は落ち着いている。札幌記念秋華賞に比べて、今回は本当に順調やな」とデキには自信を持つ。枠順も内枠に泣かされた秋華賞とは一転し、〔8〕枠(16)番と絶好の外枠をゲットした。「ここなら邪魔することはないやろ」とトレーナーは余裕を見せているあたり、不安はない。

 秋華賞2着(12)ブロードストリートは角馬場での最終調整。前に馬を置いて我慢させる形だったが、落ち着きは十分にあった。体も丸みがあり、前走と同じくらいの体重で出走できそうだ。藤原英調教師は「前走の状態は維持している。ここまでくれば、あとは当日、いかにいい体調で出走できるか。それだけです」と、あと1日で体調の変化がないことを願う。不利を受けた秋華賞の雪辱を、牝馬頂上決戦で果たしたい。

 仏GIオペラ賞を制した(10)シャラナヤは京都競馬場のダートコースで最終調整。4ハロン62秒6-46秒3-14秒5の軽めで、結局、来日してから速い追い切りは行わなかった。それでも「馬はいい。馬体重も戻っていると思う」とデルザングル調教師。「良馬場に回復しても気にならないし、枠もいいね。位置取りは(ルメール)騎手に任せる。この強い馬が勝つクリーンなレースを期待」と自信を漂わせた。

 同舞台の古都S(1600万下)で豪快な差し切りを決めた(2)メイショウベルーガはポリトラックで軽め。芦毛の馬体は柔らかみのある走りで、フットワークの伸びも上々。気配は絶好だ。「元気一杯。状態はいいと思うよ」とにこやかな池添調教師は「前走はすごい脚だったとはいえ、準オープン。今度は相手が強いからね。状態の良さで力差を何とかカバーできないかな」。今の勢いを武器にして女王戴冠に挑む。

 秋華賞6着(4)ジェルミナルは坂路4ハロン64秒8、ラスト1ハロン15秒1。馬体のハリが良く、バネのある走り。レース前日を迎えて、気合もだいぶ乗ってきた。「前走が少し(完調に)足りないかな、という感じだったので、体調面の伸びしろはあるでしょう。いいポジションを取れる枠だし、道悪が残ってもパワーがあるので大丈夫だと思う」。藤原英調教師は桜花賞オークス3着馬の巻き返しに大きな期待を寄せている。

 史上3頭目のエリザベス女王杯連覇へ、(5)リトルアマポーラの気配が上がってきた。スミヨン騎手が騎乗した追い切りでの疲れも見せず、前日は角馬場で入念な運動の後にPコースを1周した。「今年1番のデキです。去年勝った当時のデキに近づいていますね」と影山調教助手は大幅な上積みを感じている。「使い減りしなくなったし、大人になっている感じですね」と心身とも成長した姿で連覇を目指す。

 秋華賞5着(15)ミクロコスモスはポリトラックをかなりゆっくりと流した。清山調教助手は「昨日も落ち着いていたし、馬場状態も良くなかったので、必要以上に負荷をかけたくないのでポリトラックへ。競馬を使いながら体重が増えているのはいい傾向だし、状態は安定しています」と説明した。春は出走権を得られずクラシック2冠には出走できず。能力的には通用の可能性十分で、ここでその素質を証明できるか。

 (8)カワカミプリンセスが意欲的な最終調整を行った。角馬場で入念に体をほぐした後、CWコースを1周して4ハロンから57秒7-41秒5-13秒0。道中はしっかりと折り合いがつき、直線はブレのないフォームで軽快に駆け抜けた。「しまいに時計を出すのは予定通り。休み明けを1回使って良くなっているね。やるべきことは全てやり、無事にここまできた」と西浦調教師は万全の調整過程に胸を張る。「枠もいいところを引いたので、いい結果を出したいね」。3年前に1位入線→12着降着の無念を味わったオークス秋華賞馬は、久々の勝利に向けて闘志を燃やしている。

 府中牝馬Sを勝って勢いに乗る(17)ムードインディゴは、雨が上がった午前8時過ぎに角馬場からPコースを1周した。馬体をふっくらと見せ、適度に気合いの乗った走りで好調は間違いない。友道調教師は「追い切りでも力の要る馬場で終い伸びていたように、ここにきて力をつけているね。京都への輸送で体は減ると思うけど、数字は気にしなくていい。本当に具合はいいですよ」と年齢を重ねて本格化の兆しを見せている。

 栗東に入厩している関東馬(7)クィーンスプマンテと(14)ニシノブルームーンの2頭は角馬場調整。ともに落ち着きがあり、滞在効果はありそうだ。クィーンの斉藤調教助手は「馬が強くなった今の時期にGIを使えるのはよかった。前に行くアドバンテージを生かしたい」と逃げての粘り込みに期待。ニシノの川崎調教厩務員は「体は前走(468キロ)より減ると思うが、想定の範囲ですから。いい雰囲気で本当に良くなっています」と笑顔を見せた。

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