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中山では古馬女王候補が顔をそろえる「第35回中山牝馬S」(12日、GIII、芝1800メートル)が行われる。弾みをつけたいのが昨年の秋華賞2着パールコードだ。
昨春はサンスポ賞フローラS2着でオークスの出走権を獲得しながら、体調面を考慮してパス。秋は成長を促された効果も十分に、紫苑S5着をステップに秋華賞でヴィブロスの0秒1差2着と健闘した。エリザベス女王杯も0秒3差4着と、Gタイトルがないのが不思議なほどの実力派だ。
今年初戦へ、調整過程は順調だ。先週2日はCWコースを6F80秒3、3F37秒2-12秒1で駆け抜け、古馬OPグレイトパールに力強く2馬身先着してみせた。
「順調。馬体は先週520キロ。510キロくらいで臨めそう」と、中内田調教師も納得の表情だ。開業4年目の今年は勝ち星を量産してブレーク中(12勝で全国3位)。自身としても早く、昨年の新潟2歳S(ヴゼットジョリー)に続くG2勝目がほしいところだ。
「秋から冬を越し、成長してくれた。今年初戦として、いい仕上がりだから、あとは現時点でこのメンバーでどこまでやれるか」と慎重な姿勢ながら、表情には自信がみなぎっている。(夕刊フジ)
★中山牝馬ステークスの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
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