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東西サンスポの精鋭記者が、1週間の密着取材でGIの勝ち馬を探る名物企画『東西現場記者走る』。有馬記念は大阪サンスポの川端亮平記者(33)が担当する。追い切りと公開枠順抽選会が行われた4日目、3歳馬で唯一参戦する菊花賞馬サトノダイヤモンドに注目した。追い切りは霧ではっきり見えなかったが、グランプリ制覇への視界は開けているように感じた。
枠順抽選会場は頭上のシャンデリアがきらめき、約600人のファンの熱気でムンムンだった。午後5時50分、有馬記念アンバサダーの米大リーグ、ヤンキースの田中将大投手の手で12番目に選ばれると、黒のスーツでビシッと決めたルメール騎手が登壇。「(9)番がいい」と希望し「ルメールです」と名前の頭文字のLのボールを選んだが、結果は(11)番。競馬が上手なのでほぼ真ん中なら問題ないと思ったが、鞍上の思惑は違った。
「(11)番は流れを見ながら動けるいいところ。でも、強いキタサンブラックをマークしようと考えていたからね。最内枠を引かれて遠くなって、ちょっと難しくなった」
意外だった名手の思案顔は気になるが、大一番に向けて仕上げにも抜かりはない、ようだ。言い切れないのには、実は訳がある。時計の針を約11時間戻した午前7時の滋賀・栗東トレセンは、何と霧ですっぽりと覆われていたのだ。
すし詰め状態の記者席がざわつく中で追い切りが始まったが、CWコースはゴールの40~50メートル手前で、ようやく霧の中にぼんやり~と馬体の影が浮かぶ程度。お目当てのサトノダイヤモンドも、併せ馬を行ったことしか分からなかった…。
これまでも栗東で霧が出ることはあったが、何も有馬記念の追い切りで…。気持ちを切り替え、騎乗者に様子と手応えを聞くしかない。手綱を取ったルメール騎手に早々と突撃。「動きは完璧だった。コンディションはちょうどいい。自信がある。楽しみです」と返ってきた。力強い言葉と満足げな表情に、仕上がりのよさを感じることができた。
そうなると、初対決となる古馬との力関係がポイントだ。2011年オルフェーヴル1着、12年ゴールドシップ1着、15年キタサンブラック3着と同年の菊花賞馬が出走した3頭連続で馬券に絡んでいることを考えれば、ハイレベルと評される現3歳世代の菊花賞を制したダイヤモンドも十分通用していい。さらに、14年2着の3歳馬トゥザワールドも担当していた中澤助手は「(ダイヤモンドは)3歳の中で完成度は高い方。トゥザも完成されてましたけどね」と共通点を証言。「不安は何もない」と好勝負をにらむ。
サトノダイヤモンドが放つ輝きを心に留めつつ、朝からいろいろとあった一日が終わった。木曜からは美浦で関東馬の取捨を見極めたい。 (川端亮平)
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