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マイルCSは1984年創設の比較的歴史の浅いGIだが、初期の優勝馬には昭和の名マイラー・ニホンピロウイナー(連覇)やオグリキャップなど後世まで語り継がれる名馬の名が刻まれている。そのなかで馬じぃの印象に最も強く残っているのが、第5回88年のサッカーボーイである。
2歳時、阪神3歳Sなど4戦3勝、勝ち星すべてが2着に8馬身以上をつける圧倒的なスピードで「弾丸シュート」と言われたサッカーボーイだったが、3歳春、脚元に不安を発症して皐月賞は回避、1番人気のダービーは15着に惨敗した。
それでも立ち直りは早く、夏には中京で皐月賞馬ヤエノムテキ、函館でダービー馬メリーナイスを破ってレコード勝ち、マイルCSに照準を向けた。その函館記念の勝ちタイム1分57秒8は、その後洋芝に変わったが、今でも破られていないコースレコードだ。
そして11月のマイルCS、例によって後方待機から徐々に進出、直線でスパートするやゴボウ抜き、2着に4馬身差をつけて圧勝した。勝ち時計1分35秒3はこの馬にしては平凡で、翌年34秒6で勝った同期のオグリキャップにも劣るが、両馬に乗ったことのある河内洋元騎手(現調教師)は「2000メートル以上ならオグリキャップだが、マイルならサッカーボーイ」と比較している。そのオグリと1度対戦した次の有馬記念は、オグリが勝って3着に終わり、河内評そのもの。脚部不安も発症して、このレースを最後に引退した。
しかし、サッカーボーイがすごいのは競走成績だけではない。種牡馬としてA級馬を数多く輩出、それも自身はマイラーだったのに、ステイヤーが多いこと。菊花賞馬ナリタトップロード、菊花賞と天皇賞・春のヒシミラクルがその代表だ。
さて今年、そんな名マイラーに比せられるような馬が誕生するのか。マイル路線はこのところ低調でスター不在、ここもダノンシャーク、クラレント、トーセンラーあたりが人気だが、どれも地味でいまいちピンとこない。なら、最内から派手に逃げそうな(1)コパノリチャード、追い込みで復調気配の大外(18)リアルインパクトのほうが楽しめそうだ。
■品川達夫(しながわ・たつお) 昭和44(1969)年、夕刊フジ創刊と同時に競馬欄を手掛け、デスク兼記者・予想家として約20年間紙面を汚す。その後、別のジャンルで新聞記者を務めながら競馬は続け、気がつけば「馬じぃ」に。
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