中央競馬ニュース

【天皇賞・春】ジャーニーが距離の壁破る!

 0   0   1,249
シェアする  x facebook LINEで送る
【天皇賞・春】ジャーニーが距離の壁破る!

 産経大阪杯で現役最強馬ディープスカイを下して勢いに乗るドリームジャーニーが、春の盾に照準を合わせてきた。自身が得意とするカテゴリーを大きく超える3200メートルへの対応がカギだが、98年の同レース2着馬ステイゴールド産駒だけに克服できる下地はある。真面目な性格に類い希な勝負根性が身上のドリームが、淀を舞台に父をしのぐ走りを見せるか!

 もちろん、チャンスがあると見ての参戦だ。産経大阪杯で昨年のダービー馬ディープスカイを撃破したドリームジャーニーが、06年朝日杯FS以来2度目のGI勝利を狙って淀の長丁場に挑む。

 「前走は順調度と斤量差でどこまでという感じだったが、よく頑張ってくれた。その後は(池添)ジョッキーの進言で天皇賞へ。それだけ手応えがあるのでしょう」

 吉村調教助手が参戦の経緯を説明する。レース後はいったん栗東トレセン近くのグリーンウッドに2週間ほど放牧に出され、22日に帰厩。28日は坂路で4ハロン64秒6と軽めの調整で翌日の追い切りに備えた。「馬体重が前回のレース前と同じ438キロ。カイバ食いが安定して充実している」と吉村助手。小柄な馬にとって不利と言える58キロの斤量に対しても「何回も経験しているから気にはならない」と言い切る。

 ドリームにとっての一番の課題は3200メートルという距離。一昨年の菊花賞でも2番人気で5着に敗れているが、担当の山下調教助手は「2000メートル前後がベストなのは間違いない」としながらも、「菊花賞の時は(410キロ台の)体を維持するので精一杯だった。今は精神面が成長してカイバ食いの不安がなくなったから、十分に攻められる」と、当時とのデキの違いを強調する。

 父ステイゴールドも97年菊花賞で8着に敗れながら、翌年の天皇賞・春で10番人気2着に激走した。420キロ程度の小柄な馬体ながら50戦を走り抜き、引退レースでGI香港ヴァーズを制した大器晩成型だ。ドリームジャーニーにも小さな馬体と類い希な瞬発力は色濃く遺伝している。

 「競馬に行って真面目な馬。決して諦めないからこの距離も対応できるかもしれない」(山下助手)。父からタフな精神力を受け継いだドリームジャーニー。春の盾の舞台で一発の魅力を感じずにはいられない。(板津雄志)

この記事はいかがでしたか?
ナイス (0)
 ナイス!(0

このニュースへのコメント

コメントはありません。

関連競馬ニュース

新着競馬ニュース

人気競馬ニュース

会員登録(無料)でできること

レース情報

今週の注目レース

4月28日()
天皇賞(春) G1
4月27日()
青葉賞 G2
ユニコーンS G3

⇒今週の番組表へ

先週のレース結果

4月21日()
マイラーズC G2
フローラS G2
4月20日()
福島牝馬S G3

⇒先週の番組表へ

総賞金ランキング
JRA競走馬総賞金ランキング
4歳以上
1 ドウデュース 牡5
102,726万円
2 スターズオンアース 牝5
84,098万円
3 リバティアイランド 牝4
74,444万円
4 ディープボンド 牡7
67,569万円
5 ジャスティンパレス 牡5
65,388万円
6 シャフリヤール 牡6
59,685万円
7 タスティエーラ 牡4
57,005万円
8 セリフォス 牡5
49,313万円
9 ジャックドール 牡6
49,004万円
10 ソールオリエンス 牡4
48,668万円
» もっと見る

3歳
1 ジャスティンミラノ 牡3
27,482万円
2 ステレンボッシュ 牝3
21,547万円
3 ジャンタルマンタル 牡3
18,666万円
4 アスコリピチェーノ 牝3
16,854万円
5 コスモキュランダ 牡3
15,392万円
6 シンエンペラー 牡3
11,128万円
7 コラソンビート 牝3
9,942万円
8 エトヴプレ 牝3
9,644万円
9 スウィープフィート 牝3
9,386万円
10 レガレイラ 牝3
8,278万円
» もっと見る