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《天皇賞・春=S》
上がり5ハロンは12秒0-11秒7-11秒8-11秒5-12秒0でスピードの持続力が要求されるステイヤー向きの流れとなった。行き脚がつかず最後方のゴールドシップは2周目の向こう正面から動き、直線で再び加速して押し切った。タイムは3分14秒7(良)と平凡も、着差(クビ)以上の強さを誇示。カレンミロティックは残り100メートルで捕まったが、自分から動いて勝ちにいく競馬をした内容は評価できる。
《産経大阪杯=A》
前半5ハロン通過61秒1は、不良馬場を考慮すれば速い。後方で脚を温存したラキシスが、直線で一気にスパートし、2着キズナに2馬身の差をつけて完勝。タフさも存分にアピールした。
《ヴィクトリアマイル=A》
前半4ハロン通過は45秒5とよどみなく流れ、上がり4ハロンも46秒4と速い。ヌーヴォレコルトは伸び切れず6着。桜花賞以来のマイル戦で1分32秒を切る高速決着は酷だった。ディアデラマドレは上がり最速の32秒8で追い込むも7着。
《鳴尾記念=B》
中団で脚をためたラブリーデイが直線の入り口で早々と先頭に立ち、2着馬に2馬身差をつけて快勝。タイム1分58秒8(良)は優秀で、スピードも見せつけた。
◇結論◇
ゴールドシップの実力が一枚抜けている。相変わらず気分屋な面があるが、この相手関係なら役者が違う。宝塚記念V3が濃厚だ。相手筆頭はラキシス。牡馬相手だと余計に闘志をむき出しにし、タフな消耗戦にも強い。昨年の宝塚記念2着馬カレンミロティックは、前々で運べればチャンス。ヌーヴォレコルトとディアデラマドレは距離延長で巻き返す。ラブリーデイは今年重賞3勝で、地力強化が目覚ましい。
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