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第47回金鯱賞(28日、京都11R、GII、3歳上オープン国際、別定、芝・内2000メートル、1着賞金6400万円 =出走16頭)福永祐一騎乗の1番人気ルーラーシップが出遅れをものともせず、差し切り勝ちを飾った。重賞3勝目を手土産に、宝塚記念(6月26日、阪神、芝2200メートル)でGI初Vを目指す。2分2秒4(不良)。2着は逃げた2番人気キャプテントゥーレ。1年5カ月ぶりの出走となった一昨年の皐月賞馬アンライバルドは5着。
ルーラーシップがまさかの立ち後れ。それでも、福永祐一騎手は慌てない。すぐに外れた右の鐙(あぶみ)をはめ直し、冷静にレースを進めていった。
「一番タイミングが悪い時にスタートが切られてしまった。慌てても仕方ないと思って、そこからは(ドバイWCを制した)ヴィクワールピサのイメージで乗りました。普通なら勝ち負けにならない出遅れだけど、能力の高さでしょうね」
初騎乗でVへ導いた福永も豪快な勝ちっぷりに驚きを隠さない。最後方から徐々にポジションを押し上げ、4角では5番手まで進出。最後は逃げ粘るキャプテントゥーレを3/4馬身かわし去った。
「強い世代で忘れられそうだったけど、強い競馬をしてくれました。次は上積みもありますからね」。ドバイ遠征でパワーアップを果たし、角居調教師の期待もふくらむ。(瀬戸聡)
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