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富田暁(26)=栗・木原=騎乗で14番人気のテイエムスパーダが鮮やかに逃げ切って重賞2勝目をマークした。富田騎手は49度目の挑戦で重賞初勝利。師匠の木原一良調教師(69)の管理馬での師弟タッグVとなり、喜びもひとしおとなった。2着に2番人気アグリ、3着に5番人気スマートクラージュ。1番人気のビッグシーザーは10着に終わった。
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スタンドのどよめきが収まりきらない中、検量所前は祝福ムードに包まれた。14番人気のテイエムスパーダがアッと驚く圧逃で大波乱を演出。49度目の挑戦で待望の重賞初Vとなった富田騎手は満面の笑みを浮かべた。
「この馬の競馬ができれば強いと思っていました。最近、成績は落ちていましたが、在厩で(状態を)落とさずに調教してくれていたので、自信を持って臨めました」
スタートはひと息も、押してハナへ。前半3ハロン33秒5のペースで進むと直線も脚いろは衰えることなく、アグリの猛追を1馬身振り切り、重賞2勝目をつかんだ。
鞍上はこの日、3鞍に騎乗して9、10、11Rと3連勝。「師匠のところで重賞を勝てたのは、すごくうれしいです」と万感の思いを込めた。
デビュー7年目。茨城県出身ながら、競馬学校時代に木原調教師に声を掛けられて栗東にやってきた。「へたくそな僕をずっと乗せてくれましたし、馬主さんに説明するのも大変だったと思う」。それでもひたむきに取り組む弟子の成長を、師匠は支え続けてくれた。「海外遠征も応援してくれましたし、先生はいつも味方でいてくれました」。10Rも師弟タッグでのV。恩返しの重賞勝利となった。
木原調教師は区切りのJRA重賞10勝目をまな弟子から贈られ、感激の涙が止まらない。「一番うれしいね。彼は本当にまじめ。これからも努力を惜しまないでやってほしいなと思う。ひとつ勝つと、自信にもつながると思うからね」とさらなる躍進を期待した。
五十嵐調教師の定年引退に伴い、木原厩舎に移ってきたテイエムスパーダは転厩3戦目で初V。「夏を3戦使ってもカイバ食いは落ちなかったし、状態は変わらなかった。最初は手探りだったけど、うまく調整できた」と師は胸を張った。
酷暑の間に3戦したこともあり、今後は「ひと息入れたい」と師。優先出走権を獲得したスプリンターズS(10月1日、中山、GⅠ、芝1200メートル)への出走は未定ながら、師弟の強い絆で復活した韋駄天から、改めて目が離せなくなった。(増本隆一朗)
■富田 暁(とみた・あかつき) 1996(平成8)年12月11日生まれ、26歳。茨城県出身。高校入学後にJRA競馬学校を受験し、第33期生として入学。同期には横山武ら。2017年3月に栗東・木原厩舎からデビュー。同年4月22日の京都4R(ユキノタイガ)で初勝利。18年にはフランスで若手騎手招待レースに騎乗。22年1月8日の中京4R(カネトシブルーム)でJRA通算100勝。JRA通算3326戦169勝(10日現在)。166センチ、51キロ。
■テイエムスパーダ 父レッドスパーダ、母トシザコジーン、母の父アドマイヤコジーン。芦毛の牝4歳。栗東・木原一良厩舎所属。北海道浦河町・浦河小林牧場の生産馬。馬主は竹園正繼氏。戦績15戦5勝。獲得賞金1億4111万1000円。重賞は2022年GⅢCBC賞に次いで2勝目。産経賞セントウルSは富田暁騎手、木原一良調教師ともに初勝利。馬名は「冠名+父名の一部」。
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