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ウマニティ重賞攻略チームが毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は北九州記念2023・血統予想をお届けします!
施行距離が芝1200mへと短縮された2006年以降は、サクラバクシンオーが種牡馬として最多となる4勝を記録。同種牡馬は母の父としても21年2着ファストフォースを出すほか、17年2着ナリタスターワン、18年3着ラブカンプー(ともに父ショウナンカンプ)といった直系の孫世代も好走するなど、その存在感を大いに示している。
ほか、デインヒルやStorm Birdの血脈を持つ馬も人気不問で上位を賑わせており、昨年においては両血脈を保持するボンボヤージ(父ロードカナロア)が18頭中16番人気、単勝164.3倍のオッズを付けて勝利する大波乱を演出してみせた。
サンキューユウガは、父ロードカナロア×母マイネアンティーク(母の父サクラバクシンオー)。同産駒は1~3番人気に推される馬がいないなかでも健闘が目立ち、前述のとおり昨年はボンボヤージが大波乱の立役者となった。本馬においては同じ厩舎、同じ「父×母の父」となる配合から21年2着ファストフォースが出ていることも心強い。前走CBC賞は格上挑戦ながら立ち回りの巧さを活かして2着。戦歴から平坦コース替わりも歓迎だろう。
クリノマジンは、父ビッグアーサー×母トリンカファイブ(母の父ステイゴールド)。父はサクラバクシンオーの直仔で、15年北九州記念でも2着に好走した実績を持つ。後継種牡馬としての動向が注視されるが、産駒は小倉芝1200mで最多となる勝利数を記録。本馬自身も当該コースは4戦して、1勝、2着2回と適性をみせている。いくらか気性面で脆さを抱えるタイプなだけに、直近2走は馬場や不利が応えた。良績のある舞台で見直したい。
ボンボヤージは、父ロードカナロア×母ディープインアスク(母の父ディープインパクト)。18年小倉2歳Sなど重賞2勝の全兄ファンタジストはもちろん、同牝系からは22年朱鷺Sを勝ったルプリュフォールが出るなど、ロードカナロアとの相性のよさが光る一族。今年は2連覇のかかった一戦となるが、血統構成からも昨年の勝利をフロック視はできない。小倉芝1200mは良で「3-1-0-0」、稍重で「0-0-0-2」。当日の馬場状態には気を配りたい。
【血統予想からの注目馬】
④サンキューユウガ ⑦クリノマジン ②ボンボヤージ
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