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【乗り替わり勝負度チェック!】青葉賞2023 距離実績を踏まえた鞍上強化によって良血馬が飛躍する!

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【乗り替わり勝負度チェック!】青葉賞2023 距離実績を踏まえた鞍上強化によって良血馬が飛躍する!


当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2020年以降の結果をもとに集計


編集部(以下、編) 先週は推奨馬のアタマ取りこそ少なかったものの、穴馬の激走が多く、複勝回収率は151.3%でした。

新良(以下、新) 我ながら詰めが甘いと思いますが、その前の週が散々でしたので、多少は巻き返すことができたと前向き考えたいですね。

編 はい。たとえ勝てなくても、推奨した人気薄の馬券圏内好走には価値があります。今週も引き続きよろしくお願いします。


新 頑張ります。スマッシュヒット連発を目指します。

編 今週は2重賞構成で、土曜日と日曜日にそれぞれ重賞が組まれています。土曜日に行われるのは青葉賞です。早速、狙い目の乗り替わり馬を教えてください。

新 川田将雅騎手からレーン騎手に乗り替わる⑥グランヴィノスに注目しています。

編 これは興味深い乗り替わりですね。グランヴィノスの鞍上は、デビューから続けて川田騎手が務めてきました。しかし、このレースではテン乗りでメイテソーロに騎乗。なにか事情があるのでしょうか?

新 真相はわかりません。理由はいろいろ考えられます。メイテソーロのオーナーは、ドバイワールドカップを制したウシュバテソーロと同じ了徳寺健二HDなので、一気に関係が深くなったという可能性はなきにしもあらずです。

編 なきにしもあらず、ということは、新良さんは別の理由があると考えているわけですね。

新 はい。私はシンプルに、レーン騎手に鞍上を奪われたのではないかとみています。川田騎手がノーザンF系の馬を捨てて、あえて非ノーザンを選択するとは思えませんからね。

編 つまり、グランヴィノスの鞍上をレーン騎手に奪われ、手の空いた川田騎手にメイテソーロ陣営が声を掛けたと?


新 その可能性はかなり高いのではないでしょうか。

編 なにか根拠になるような要素はありますか?

新 あります。それはズバリ、川田騎手の長距離成績の悪さです。いくらナンバーワンジョッキーでも距離が延びると信頼度がガクンと落ちるので、陣営が難色を示しているのではないでしょうか。

編 なるほど。そんなに成績は悪いんですか?

新 芝2400m以上の重賞における川田騎手は、直近5年で勝率4.4%にとどまっています。あの川田騎手が、なんと45回騎乗して2勝しかしていないんです。

編 それはよろしくないですね。

新 しかもその2勝は、改修前の京都で行われた2018年、2020年の京都大賞典。もう2年半以上、この条件では勝てていません。とにかく、長距離戦ではパフォーマンスを落とす傾向にあるんです。

編 確かに、川田騎手が長距離重賞で活躍している印象はないですね……。


新 ダノンベルーガでは、ダービー、ジャパンカップでともに4着。アートハウスオークスも7着。近いところでは、単勝1.6倍の支持を集めた阪神大賞典ボルドグフーシュでも勝利には届きませんでした。

編 それに対し、レーン騎手はどうなんでしょうか?

新 川田騎手とは対照的に外国人騎手は長距離戦が得意で、もちろんレーン騎手も例外ではありません。東京芝2400mのコース勝率は23.3%で、ルメール騎手に次いで2位。鞍上に不安なしです。だからこの乗り替わりは、鞍上強化と評価できます。

編 わかりました。グランヴィノスはどうみていますか?

新 新馬戦圧勝後の京都2歳Sは案外な結果でしたが、今をときめくキタサンブラック産駒で、5カ月の休養を挟んで確実に成長してきている思います。兄姉と同じように、今後も重賞戦線で活躍してくれるでしょう。

編 前走内容と久々もあってか、そこそこ妙味のあるオッズを示してくれそうですね。

新 イクイノックスしかり、ソールオリエンスしかり、トップクラスのキタサンブラック産駒の爆発力は計り知れません。もしかしたら、このオッズで買えるのはこれで最後という可能性もあります。個人的には、アタマを意識した馬券で大きく勝負するつもりです。


★その他の注目乗り替わり★
新潟8R ⑪ジューンレインボー (小林凌大今村聖奈)
京都10R ⑭マジックスピーチ (今村聖奈武豊)
東京10R ⑥パラレルヴィジョン (池添謙一→ルメール)



【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。

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