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【ローズS】ただ一頭の3勝馬メモリーレゾンは距離克服が鍵

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【ローズS】ただ一頭の3勝馬メモリーレゾンは距離克服が鍵

〈栗東トレセン〉

メンバー中、ただ一頭の3勝馬メモリーレゾンは、初の2000メートルがポイントになる。長谷川調教師は「前走で1800メートルに対応したのは収穫。走りを見ても2000メートルはギリギリだと思うけれど、3歳牝馬同士なら戦える。瞬発力よりもエンジンがかかってからの脚がいいので、舞台のイメージは合う」と前向きだ。

7月の小倉で1勝クラスを勝ったラリュエルは、順調に盛夏を過ごした。田代厩務員は「兄(ステイフーリッシュ)と似て、切れるというより長く脚を使えるタイプで能力は高い。環境が変わるとカイバを食べなくなるから、当日輸送はいい」と語った。

エグランタインは、8月の小倉で2勝目を挙げた。笹田調教師は「(4月に)未勝利戦を勝って休ませてから、体が増えて力が出せるようになった。真面目に一生懸命走るし、しまいは堅実に脚を使える」と意欲を見せた。


ヒヅルジョウの前走は、札幌で1勝クラスを逃げ切った。岡田調教師は「前走は完勝だった。マイペースでもまれない方がいいね。右にモタれる面があるので、むしろ左回りはいいかもしれない。勝ちっぷりを見ても差はないと思う」と期待を寄せる。

マイシンフォニーは、フィリーズレビューサンスポ賞フローラSとGⅡで4着が2度。1勝クラスでも見劣りしない。松永幹調教師は「札幌の前走(2着)は勝ち馬にうまく逃げ切られましたが、内容は良かった。左回りで直線が長い中京はいいし、馬も良くなっています。パンパンの馬場でやりたい」と話した。

セントカメリアは、勝ち星の2勝を今回の舞台で挙げている。「トップスピードがすごいという馬ではないですが良馬場でもやれますよ。すごく気難しいですが、デビュー当時よりも〝会話〟はしやすくなっています。体も頑強になっています」と高野調教師。

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