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春のGⅠシリーズ第2戦・大阪杯が4月3日、阪神競馬場で行われる。「俺のチェックポイント」初日は、大阪サンスポの長田良三記者が、小倉大賞典で重賞初制覇を飾ったアリーヴォに注目。連勝中の勢いがあり、成長や舞台替わりなどを陣営に直撃した。
昨年の菊花賞では、アリーヴォを当コーナーで取り上げた。結果的に距離が長くて7着に終わったが、今年は壇之浦S、小倉大賞典を連勝し、一段と充実ぶりが光る。
4歳を迎えてどのあたりが変わってきたのか? 全休日の28日朝。肌寒さを感じる栗東トレセンで、杉山晴厩舎へ向かい房野助手を直撃した。
「体の質が変わってきましたね。緩かった体が筋肉質になってきました。高校生が大人の体になってきた感じです」
前走の馬体重は過去最高の502キロ。菊花賞時より10キロ増で、ビルドアップしている点は好感がもてる。重賞初制覇を飾った前回は、パドックで横山和騎手がまたがると、馬がひっくり返るアクシデントがあったものの、直線は力強く伸びて1馬身¾差で突き抜けた。「普段は落ち着いている馬なんですけどね。あたふたしましたが、大外を回って強い競馬でした」と同助手は振り返る。
舞台適性もチェックしたいところ。全5勝は平坦小回りの小倉コースで挙げている。今回は最後の直線に坂がある、阪神芝2000メートル内回りコースに替わるが、「乗りやすくて操縦性が高く、長くいい脚を使えますね。(外回りより)内回りのほうが合うと思うし、坂も気にしていません。(未勝利時に)阪神で3着もありますから」と世話役は意に介さない。
GⅠに昇格後の大阪杯は、重馬場だった昨年以外、ラスト4、5ハロンから11秒台のラップにペースアップしており、瞬発力より持続力が求められる。持ち味の息の長い末脚を生かせる展開なら、阪神コースも心配ないだろう。
「状態は変わらず来ているし、この馬はまだ上があると思います。GⅠを勝っている馬もいますけど、どれぐらいやれるか楽しみですね」
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エフフォーリア、ジャックドールなどの強敵が相手でも、上位に割って入る可能性は十分にありそう。今のところ印は二重△だが、追い切り、枠順なども含めて、週末まで熟考していきたい。(長田良三)
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