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開幕週の機動力勝負に自信あり! “小回り千八の申し子”、トーセンスーリヤが親子Vを飾る。
昨春の新潟大賞典で重賞初制覇を飾ったが、本来は小回りコースで器用さを生かすタイプ。コーナー4つの芝1800メートルで【3・5・2・2】の好成績を残しており、中山のこの舞台でも2勝をあげている。父ローエングリンは2003年、07年と当レース2勝を誇り、代表産駒のロゴタイプも同舞台のスプリングSで優勝。血統もコース適性の高さを裏付ける。
蹄の不安で休養して昨夏の札幌記念6着以来になるが、動きはブランクの長さを感じさせないもの。24日は坂路で4F52秒5、ラスト1F11秒9の好時計をマーク。ゴール前は獲物に襲い掛かる猛獣のような鋭さだった。
「長期休養がどう出るかはレースに行ってみないと分からないけど、動きや心臓の感じはすごくいい」と、小野調教師は目を細める。過去には中8週以上間隔が空いたケースでも、【1・2・1・1】と堅実に駆けるタイプ。6カ月ぶりの“ロングシュート”を決められる態勢は整っている。
陣営の勢いも見逃せない。小野厩舎は8勝、横山和騎手は12勝でともに関東リーディング5位と絶好調。しかも両者のタッグは昨年以降、【11・8・6・50】、複勝率33・3%と大暴れしている。
指揮官は「ずっと乗っているし、この馬のことをよくわかっている。レースは任せます」と鞍上に信頼を寄せる。引き当てた枠順は前4年で2勝の〔1〕枠(1)番。開幕週の絶好馬場をインからロスなく立ち回り、ゴール前でスパッと抜け出す。
“究極の3連単”はスーリヤを1着に固定。3連勝中のヒシイグアスを2、3着に置いた10点で勝負だ。(夕刊フジ)
★中山記念の出馬表はこちら 調教タイムも掲載
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