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史上3頭目の快挙達成だ。菊花賞が25日、京都競馬場で行われ、単勝1・1倍の断然人気に推されたコントレイル(栗東・矢作芳人厩舎、牡3歳)がクビ差で勝利。シンボリルドルフ、父ディープインパクト以来の無敗クラシック3冠馬に輝いた。主戦の福永祐一騎手=栗東・フリー=は、史上最年長43歳10カ月17日で“3冠馬ジョッキー”の称号をゲット。本紙コラム『新ユーイチが行く 特別編』として手記を寄せた。
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父ディープインパクト以来となる、無敗での3冠を達成することができました。父子での達成は世界でも類を見ない大変な偉業。その鞍上に自分がいられることを、本当に幸せに思います。大一番で単勝1・1倍の支持を受けるプレッシャーはありましたが、騎手としてこういう経験をできる幸福感でいっぱいです。
ただ、本当に疲れました。正直なところ『負けるかも』と思った瞬間もありました。パドックでまたがったときも返し馬での走りも落ち着きがあって、不安に感じるところはありませんでした。スタートも良かったのですが、1周目の3コーナーからずっと2着馬(アリストテレス)が斜め後ろにいて、プレッシャーをかけ続けてきました。そのため息を入れるタイミングがなく、リラックスして走らせることができませんでした。2周目の4コーナーでうまく外に持ち出せてからも、いつものように突き放せませんでした。相手の手応えも良かったので、一瞬、不安な気持ちがよぎりました。
そんなときに飛び込んできたのがファンの声援でした。有料入場者数698人とまだまだ少ないですが、その声が踏ん張りにつながり『最後まで馬を信じ抜かなきゃいけない』と思って、強い気持ちで追いました。無観客で行われた皐月賞、日本ダービーでも感じましたが、競馬は観客がいて成り立つものだと改めて思いました。また、これだけの長い距離を力みっぱなしで勝った馬を、僕は知りません。きょうはコントレイルに底力でねじ伏せて勝たせてもらったレース。本当に頭が下がる思いです。
デビュー25年目で、3冠ジョッキーという勲章をもらいました。“馬ファースト”の思いはブレずにやってきましたが、マインドセット(考え方)は変化しています。若いときは自分がいかに勝つかを考えていました。全国リーディングを争っていたときには攻撃的になっていたようで、身体に不調をきたすこともありました。どこかでストレスを感じ、そういう姿勢は合っていなかったのだと思います。40代に入ってからは、心から競馬を楽しんでいます。43歳を迎えた今の一番の武器は、慌てないこと。1冠目の皐月賞は、まさにそれが生かされたレースでした。
偉大な父を持つ点で、自分とコントレイルを重ねられる方もいると思いますが、僕は彼ほどできた息子ではありません(笑)。ただ、福永洋一の息子としてこの世界に入り、父が成し遂げられなかった日本ダービー制覇、3冠達成をできたことで、少しは親孝行ができたかなと思います。
コントレイルにとってはここがゴールではなく、ここからがスタートです。これからは年長馬相手の戦いになります。激戦だったので今はゆっくり休んでほしいですが、次は日本で一番強い馬という称号を得るために、ともに頑張っていきたいです。 (JRA騎手)
★25日京都11R「菊花賞」の着順&払戻金はこちら
★クラシック競走…3歳馬限定で、牡馬(牝馬も出走可)は皐月賞・日本ダービー・菊花賞、牝馬は桜花賞・オークスが該当。牝馬3冠最終戦の秋華賞はクラシックには含まれない。
★福永洋一氏…福永祐一騎手の父で、元JRA騎手。1948(昭和23)年12月18日、高知県生まれの71歳。68年3月に栗東・武田文吾厩舎から騎手デビューし、同期の岡部幸雄騎手(通算2943勝)、柴田政人騎手(同1767勝)らと馬事公苑(競馬学校の前身)の「花の15期生」と呼ばれた。70年から9年連続JRAリーディングジョッキーに輝くなど“天才”と称されたが、79年の毎日杯で落馬し、脳挫傷のため引退。2004年に騎手顕彰者に選出された。JRA通算983勝、うち重賞49勝。
福永 祐一(ふくなが・ゆういち) 1976(昭和51)年12月9日生まれ、43歳。滋賀県出身。栗東・北橋厩舎所属で96年3月にデビュー。同年53勝で最多勝利新人騎手に輝いた。2011、13年にJRAリーディング獲得。JRA通算2368勝。うち重賞はGI28勝を含む146勝。160センチ、52キロ。週末の競馬開催日に本紙でコラム「新ユーイチが行く」を連載中。
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コメントの投稿は会員登録(無料)が必要です。繁殖入りする最小馬体重勝利馬メロディーレーンが故郷に到着 岡田スタッド・岡田牧雄代表「大きい種牡馬を付けてあげたい。ベンバトルを考えています」 |
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2024年12月27日(金) 20:52
©サンケイスポーツ
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