週開催の全レースVTRをくまなく見直し、着順・走破時計など、数値データだけでは判断できない“視覚的要素”を踏まえ、次走狙える馬(激アツ君)をピックアップします。
【9月9(土)】
中山3R 2歳未勝利 ダ1800m 曇 重
11番
エースアビリティ(6番人気4着)
スタートそのものは道中の通過順位の数字ほど悪い印象ではないが、過去のレースを見ても決して速くはない。出遅れたわけではないのだが、出るだけ出てモタモタしている印象。自然とポジションは後ろからとなったが、レースを見る限りかなりスタミナはありそうだ。初戦と今日のレース(いずれもダート)で上がり最速を記録していることからもダート向きであることは確かで、今日のレースもゴール前の勢いはかなりのものだった。次走府中ダートの1600mあたりに出てきたら狙ってみたい。 【次走注目度:B】
中山11R G2
紫苑S 芝2000m 晴 稍重
2番
モリアーナ(4番人気1着)
もともと素質馬だったのは間違いないが夏の調整がうまくいったことと、距離を含めたレース条件がピッタリだったことが今日の勝因と思われる。レースでは落ち着いた感じでとにかく折り合いがスムーズだった。開幕週の中山で残り600mを過ぎた時点でほぼ最後方の位置取りは通常あり得ないが、直線で外に出すと一気に前との差を詰めた。パトVで見ると、中団まで追いついたタイミングでわずかに空いたポケットに割って入っているが、この時のスピードが左右の馬とは段違い。今日は圧巻の内容だった。血統的に早熟感はあるが、
秋華賞に向けて楽しみな一頭になった。 【次走注目度:A】
【9月10日(日)】
阪神11R G2
セントウルS 芝1200m 晴 良
7番
エイシンスポッター(6番人気7着)
ゴール前の攻防を見てしまうと、このレースで強かったのは勝った
テイエムスパーダと
アグリということになるのだろうが、注目したのは7着に沈んだ
エイシンスポッター。スタートは決して悪くはないが、両隣の馬が出ていたので前を塞がれて後方待機。これがスタイルと言えばそれまでだが、開幕2日目を考えれば4角最後方の位置取りはさすがに痛かった。さらに今日のレースに限って言えば、一番の失策は直線で内をついたこと。上がり3F32.5秒は全体の2位だが、併せて上がれる馬が一頭もいないゾーンだけに、外の馬と比べてスピードが乗らなかった。次走、開催が進んで差し有利のレースに出走してきたら改めて狙ってみたい。 【次走注目度:S】
中山11R G3
京成杯AH 芝1600m 晴 良
2番
ソウルラッシュ(2番人気1着)
『
金言禄』の記事で本命に推したが当時は斤量58kgを想定していた。今日のメンバーを改めて振り返ると、上位馬の顔ぶれとしてはかなり小粒なので、
インダストリアはともかくとして力は抜けていたということなのだろう。それにしても鞍上は上手く乗ったと思う。レースVもパトVも何回か見直してはみたが、今日はスタートで4番手を取れたのが全てだと思う。コースロスをゼロにして斤量差による負担を限りなく少なくし、最小の労力で差し切った。直線での脚の鋭さは目立ったが、59kgを背負ってのことと考えればこれも値千金。マイルCSが大いに楽しみな一戦となった。 【次走注目度:S】
(文:のら~り)
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