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ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は京成杯AH・馬場の有利不利、教えます! をお届けします! 土曜日の中山芝のレース結果、近年の京成杯AHの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。 金曜日に降った雨の影響により、土曜日の芝コースは重(JRA発表)でスタート。朝に雨が降る時間帯もあったが、レースが進むにつれて晴れ間が広がるようになり、お昼時には稍重(JRA発表)へワンランクアップ。そのまま開催を終えた。 土曜日施行の芝平地競走6鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は4、2、5、2、5、14番手。9Rあたりまでは逃げ馬や2番手追走馬が粘り込むケースが目についたが、脚力上位の馬が多くなる重賞や古馬の特別戦では待機勢の好走頻度がアップ。単純に直線スピードの長けた馬が幅をきかせていた。 枠順については、有利不利が少ない印象。芝部分の状態が良く見えるため、それを乗り役たちが強く意識すれば内めが混雑するので、馬混みを避けて運ぶ馬が優位。そうでなければ、内寄りを通る馬にアドバンテージがある、といった感じ。強いバイアスは出ていない。 日曜日開催中の予報は晴れベース(10日7時の時点)。雨が降らず馬場の乾きが進めば、内寄りを進む馬の優位性がアップする可能性もある。ただし、先述したように乗り役たちの意識が内に強く働くようなら、混雑を避けて運ぶ馬にも浮上の余地があるだろう。ゆえに枠順や脚質には固執せず、広いスタンスで構えるのが正解かもしれない。 それよりも重視すべきは速い時計に対する適応力だろう。軟らかめの馬場にもかかわらず、芝マイルのアスター賞(芝1600m・2歳1勝クラス)は2歳コースレコードでの決着。芝2000mで行われた紫苑S(芝2000m・3歳牝馬G2)の勝ち時計は1分58秒0。コースレコードが1分57秒8であることを踏まえれば、かなりのレベルである。 前日の傾向から良発表となれば、京成杯AHは高速決着の可能性が非常に高い。それゆえ持ち時計も大事な要素になりそう。芝マイルのレースにおいて、1分32秒0未満のタイムで走った経験がある馬には警戒の目を光らせたい。 また、マイル重賞で5着以内、もしくは中山芝1600mで1着となった経験を持つ6歳以下の馬が存在感を放っているのも、近年における京成杯AHの特徴のひとつ。過去5年の1~2着馬延べ10頭はいずれも、この条件をクリアしている。持ち時計とセットで押さえておきたい傾向だ。 今回の出走メンバーで要点(持ち時計+過去実績+馬齢)を満たしているのは、②ソウルラッシュ、④メイショウシンタケ、⑨ラインベック。従って当欄では、これら3頭を有力候補として推奨したい。 【馬場予想からの注目馬】 ②ソウルラッシュ ④メイショウシンタケ ⑨ラインベック