今週の重賞レース

2024年11月23日() 京都2歳S G3
2024年11月24日() ジャパンC G1 京阪杯 G3

札幌記念 G2

日程:2024年8月18日() 15:45 札幌/芝2000m
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馬名 性齢 負担
重量
騎手 調教師 馬体重 B タイム 着差 オッズ 人気 上がり
3F
通過順
1 8 12

ノースブリッジ

牡6 58.0 岩田康誠  奥村武 502(+1) 1.59.6 14.5 5 35.0 ②②②②
2 2 2

ジオグリフ

牡5 58.0 横山武史  木村哲也 512(+2) 1.59.9 1 3/4 7.8 3 35.0 ③③③③
3 7 9

ステラヴェローチェ

牡6 58.0 横山典弘  須貝尚介 508(+2) 2.00.0 13.4 4 34.9 ⑥⑥⑥⑤
4 8 11

プログノーシス

牡6 58.0 川田将雅  中内田充 478(-6) 2.00.1 クビ 1.3 1 34.4 ⑪⑩⑩⑨
5 4 4

シャフリヤール

牡6 58.0 武豊  藤原英昭 464(--) 2.00.2 7.6 2 35.1 ⑤③⑥⑥
6 5 6

トップナイフ

牡4 58.0 田辺裕信  昆貢 488(+8) 2.00.4 3/4 40.9 7 35.1 ⑧⑧⑧⑥
7 6 8

アウスヴァール

セ6 58.0 古川吉洋  昆貢 494(0) 2.00.4 クビ 128.4 9 36.3 ①①①①
8 5 5

チャックネイト

セ6 58.0 佐々木大  堀宣行 470(-6) B 2.00.5 クビ 59.2 8 35.6 ⑥⑥③④
9 7 10

モズゴールドバレル

牝5 56.0 池添謙一  藤岡健一 470(+4) 2.00.7 1 1/4 201.0 10 35.4 ⑧⑧⑧⑨
10 1 1

ドゥラエレーデ

牡4 58.0 藤岡佑介  池添学 524(+2) 2.01.0 1 3/4 20.0 6 35.4 ⑩⑩⑩⑪
11 6 7

ホウオウアマゾン

牡6 58.0 菱田裕二  矢作芳人 524(0) 2.01.8 287.2 11 37.0 ③③③⑥
除外 3 3

ボッケリーニ

牡8 58.0 浜中俊  池江泰寿 474(0) -- -- --    
ラップタイム 12.7 - 11.6 - 12.0 - 12.4 - 11.8 - 11.7 - 11.9 - 11.9 - 11.7 - 11.9
前半 12.7 - 24.3 - 36.3 - 48.7 - 60.5
後半 59.1 - 47.4 - 35.5 - 23.6 - 11.9

■払戻金

単勝 12 1,450円 5番人気
複勝 12 580円 5番人気
2 420円 3番人気
9 520円 4番人気
枠連 2-8 460円 2番人気
馬連 2-12 4,660円 11番人気
ワイド 2-12 930円 10番人気
9-12 1,180円 12番人気
2-9 730円 7番人気
馬単 12-2 13,250円 25番人気
3連複 2-9-12 9,260円 23番人気
3連単 12-2-9 83,130円 159番人気

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馬場
予想

【札幌記念2024特集】内~中を回る馬が優位!道中を外から追走かつ、ラスト直線も外の待機型には厳しいコンディション!

【札幌記念2024特集】内~中を回る馬が優位!道中を外から追走かつ、ラスト直線も外の待機型には厳しいコンディション!

土曜日の札幌芝のレース結果、近年の札幌記念の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。

この中間は、月曜日から水曜日にかけて19ミリの降水を観測。木曜日以降も終日晴れという日はなく、散水作業は施されなかった。土曜日の芝コースは良発表(JRA発表)ながらも、朝方のJRA測定クッション値は7.5。前週日曜日の7.8より軟らかい方向へ推移している。

そうした状況もあってか、先団組の勢いが増しつつあり、土曜日施行の芝競走7鞍における勝ち馬7頭のうち、6頭が最終4角3番手以内通過馬。速い上がりを武器とする待機勢にとっては、厳しいコンディションだったようだ。

日曜日開催中の予報は晴れベース(18日7時の時点)。とはいえ、それなりに力を要する馬場状態であることに変わりはない。道中を外から追走、直線も外という待機勢は、よほどの力量差や展開利がないと、体力的に不利と考えるべきだろう。

とすれば有力視すべきは、勝負どころから最後の直線における進路はどうあれ、道中は内~中を回り、なおかつスムーズに加速可能な位置を確保できそうな馬となろう。内寄りの枠(1~3枠あたり)から、そういう競馬ができればいうことはない。

脚質に関しては土曜日こそ前優勢だったが、その点を踏まえてジョッキーや陣営の意識が強く働くこともおおいにあり得る。また、馬場の乾燥が進めば、そのぶん加速に必要なグリップ力も高まるだろう。それゆえ、逃げ・先行型にこだわらず、少し構えを広げたほうが好結果につながりやすいのではないか。

なお、直近5年の札幌記念の優勝馬5頭は、3歳以降のG1かG2において勝利歴を有していた点で共通する。”スーパーG2”とも形容されることがある定量重賞ゆえか、ハイグレード競走の実績馬が幅をきかせる傾向がかなり強い。今年も条件を満たす馬には、それ相当の評価が必要だろう。

今年の札幌記念の出走メンバーで、要点(1~3枠+過去実績)をクリアしているのは、②ジオグリフ、③ボッケリーニ。従って当欄では、この2頭を注目株として推奨したい。

【馬場予想からの注目馬】
ジオグリフ ③ボッケリーニ
調教
予想

【札幌記念2024特集】ボッケリーニを首位評価!小差でプログノーシス、ステラヴェローチェが続く!-追い切りチェック(最終版)

【札幌記念2024特集】ボッケリーニを首位評価!小差でプログノーシス、ステラヴェローチェが続く!-追い切りチェック(最終版)

日曜日に行われる札幌記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。

※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階

①ドゥラエレーデ【B】
札幌芝単走(14日)。中1週のレース間隔を考慮して、感触を確かめる程度の軽めの内容。そのため派手さには欠けるが、スピードに乗り始めてからの四肢のさばきは柔らかく、それでいて力感もある。やや外にササるような仕草を見せる場面もあったが、ゴール標識前後ではまっすぐ前を向いていたので、許容の範囲内と考えたい。悪くない状態。

②ジオグリフ【B】
函館芝単走(14日)。頭が若干高く、前さばきもやや硬く映るが、最近はいつもこんな感じ。それ自体を深刻視する必要はない。馬場が緩い洋芝コースでも、フォームのブレは少なく、最後までしっかりとした脚取り。鞍上の促しにも、きちんと対応していた。もう少し体の使い方が良くなれば文句なしだが、気配は決して悪くない。及第点の仕上がり。

③ボッケリーニ【A
札幌芝併走(15日)。確認程度の調整。リードホースを目標に歩調を合わせて並走。水分を多く含む馬場のなかでも、四肢の運びはキビキビしているし、体もしっかり動かすことができている。手応えに余力を残したまま体勢有利のかたちで終えた内容は好感度大。ひと頃のズブい面が薄れつつあるのもいい傾向。状態の良さがうかがえる稽古だった。

④シャフリヤール【B】
函館W併走(14日)。リラックスして走れており、活気も適度。あと少し手前変換直後の動きに鋭さがほしいが、雨で重くなった馬場状態を思えば、酌量の余地はあるし、最後は楽々と先着を果たしている。肩ステッキにほぼ無反応→強い尻ステッキでようやく反応、という感じだった昨年の札幌記念の当該週と比べれば、今年のほうが気配はいい。

⑤チャックネイト【B】
函館W併走(14日)。手前替えの際に少し首が高くなる場面もあったが、立て直されたあとは、ストライドを伸ばして活気のある走り。もう少し仕掛けてからの反応に鋭さがほしいが、それでも重苦しさが目につき、推進力も欠き気味だった1週前と比べれば、動きは良くなってきている。このひと追いで態勢は整ってくるだろう。

⑥トップナイフ【B】
札幌芝単走(14日)。発汗が目立つものの、脚取りは軽快。長期ブランク明けだった前回の中間時よりも、走りの素軽さが増したように映るし、当時の窮屈な感じも薄れてきた印象を受ける。やや線が細く見えるのは気になるが、体の使い方などに違和感はない。万全には至らないまでも、着実に気配は上向いてきている。

⑦ホウオウアマゾン【C】
札幌芝単走(14日)。前回の当該週よりも、直線立ち上がりでの口向きは良くなった。その一方、全体的に体の動きが硬く、こぢんまりとした走り。いい頃と比較して、脚さばきの力感も不足しているように映る。ゴール前で手前を戻していたのも気になるところ。状態が上向きとは思えず、定量G2で大望まではどうか。

⑧アウスヴァール【B】
札幌芝単走(14日)。前回の当該週より前さばきこそ硬く映るが、水分を多く含んだ馬場状態を考慮すれば、致し方ない面はある。コーナーでの動きには活気があるし、直線に向いてからの手前替えもスムーズ。その後も体をそれなりに使って、最後まで前向きな走りを見せていた。大きなデキ落ちはなく、この馬なりに順調といえる。

⑨ステラヴェローチェ【A
札幌芝単走(14日)。直線を向いてからなかなか手前を替えない。ただ、鞍上は意に介しておらず、リズミカルな脚さばきで活気もじゅうぶん。グリップ力も高く、とても力強い走り。さほど気負う面もうかがえない。中間の調教本数こそ少なめだが、ノーザンF早来でしっかり乗り込んできたのか、攻め不足とは思えない動きを見せている。上々の仕上がりだろう。

⑩モズゴールドバレル【C】
函館芝併走(14日)。前回の中間と比較すれば、四肢の可動域が広くなり、首の使い方も良くなったように映る。しかしながら、並走時の反応が渋い点は変わっておらず、手応えは1勝クラスのパートナーのほうが優勢。最終的には気持ち前に出たとはいえ、好調時の迫力ある走りには及ばない印象。牡馬相手のG2で、善戦を超えるイメージまでは浮かんでこない。

⑪プログノーシス【A
函館芝単走(14日)。昨年1着時は栗東での1週前追い切りをスキップ→函館移動後に時計を2本出す調整過程。対して今年は1週前に栗東でしっかり負荷をかけ、函館ではごく軽めの調整。それでもラストは力強く四肢を広げて、上々の伸び脚を披露。柔らかいフットワーク、高いグリップ力を感じる走りをみるに仕上がりは良さそう。力を出せる態勢と判断したい。

⑫ノースブリッジ【B】
札幌芝単走(15日)。コーナーから直線序盤にかけては、口向きの悪さを見せ、バラつきが目立つフォームだった。ただ、鞍上が軽く手綱を譲ると、この馬らしい四肢の可動域が広い走りに。洋芝も問題なさそうな感じではある。微調整程度の今回の追い切りだけを切り取ると評価するに難しいが、1週前の動きは上々だった。それを加味してのB判定としたい。

【調教予想からの注目馬】
A判定は3頭。筆頭は、③ボッケリーニとしたい。ひと頃のズブい面が薄れて、8歳馬とは思えぬ活気のある動きを見せている。中間の乗り込み量も申し分なく、いい状態で本番を迎えることができそうだ。

高いグリップ力を感じる走りが印象深い、⑪プログノーシスを小差の2番手評価。ほか、⑨ステラヴェローチェにも目を向けておきたい。

<注目馬>
ボッケリーニ ⑪プログノーシス ⑨ステラヴェローチェ

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厩舎
の話

【札幌記念2024特集】プログノーシス「去年より身体的にも精神的にもどっしりしている」 シャフリヤール「去年は喉のことがあったからね」

【札幌記念2024特集】プログノーシス「去年より身体的にも精神的にもどっしりしている」 シャフリヤール「去年は喉のことがあったからね」

アウスヴァール・昆師「斤量が増えるのがどうかだが、自分の形で運べれば、この相手でも善戦できていいのでは」

ジオグリフ・木村師「札幌の洋芝では結果を出せているので、その辺りにも期待したい」

シャフリヤール・藤原助手「去年は喉のことがあったからね。もともと力のある馬。良馬場でやりたい」

ステラヴェローチェ・山田助手「札幌入厩当初より落ち着きが出ているし、体つきも良くなってきた。滞在競馬は合いそう」

チャックネイト・堀師「反応の鈍さが小回りとマッチしないので、フルカップのヴァイザー(ブリンカーの一種)を着用。馬場が悪くなればチャンスはある」

ドゥラエレーデ・寺田助手「最近は競馬に行って力を出し切れるようになってきた。芝の強い相手にどれだけやれるか」

トップナイフ・昆師「前回は(ひざの)手術明けが響いたとしか言いようがない。1回使って少しは変わってくると思う」

プログノーシス・清山助手「去年よりも身体的にも精神的にもどっしりしている。この馬のパフォーマンスを発揮できれば」

ホウオウアマゾン・藤田助手「前回ダートを試したけど、やっぱり芝ですね。滞在で元気がいいし、頭数が少ないのもいい」

モズゴールドバレル・藤岡師「距離は前走でめどを立てたので、心配していない。洋芝でヨーロッパ血統の良さが出れば」

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データ
予想

【札幌記念2024特集】6項目チェックで残ったのは、ジオグリフとあの6歳馬のみ

【馬齢】

2014年以降(過去10年)の1~3着馬延べ30頭の馬齢を確認すると、3歳から8歳まで幅広い。その一方、6~8歳の馬券絡み(3着以内)は、前走から3カ月未満の間隔で臨んだ馬に限られる。気にとめておきたい傾向といえよう。

(減点対象馬)
④シャフリヤール ⑪プログノーシス ⑫ノースブリッジ

【性別】

2014年以降の性別成績は、牡馬【7.9.6.93】、牝馬【3.1.4.18】、せん馬【0.0.0.3】。出走頭数が少ないこともあるが、せん馬は苦戦傾向の感じ。それとは対照的に、牝馬がなかなかの健闘ぶりを見せている。ただし、複勝圏を確保した牝馬は、いずれもG1連対(2着以内)経験馬。G1連対実績を欠く牝馬は、疑ってかかったほうがよさそうだ。

(減点対象馬)
⑤チャックネイト ⑧アウスヴァール ⑩モズゴールドバレル

【前走場所】

2014年以降の1~2着馬延べ20頭の前走を競馬場別で分けると、函館、東京、阪神、シャティン(香港)の4組に集約される。これ以外のステップで臨んだ馬は、2着連対圏に達していない。

(減点対象馬)
①ドゥラエレーデ ③ボッケリーニ ④シャフリヤール ⑦ホウオウアマゾン ⑩モズゴールドバレル

【前走距離】

2014年以降の1~3着馬延べ30頭のうち、25頭が前走で1800m以上のレースに出走していた。残る5頭は、いずれもG1からの参戦馬。前走が非G1かつ、1800m未満のレースからの臨戦馬は、劣勢を強いられている。

(減点対象馬)
①ドゥラエレーデ ⑦ホウオウアマゾン

【前走着順】

2014年以降、前走2桁着順から巻き返して2着連対圏入りを果たした馬は2頭。ともにG1からの参戦馬だった。前走が非G1のレースかつ、10着以下に敗れていた馬は、評価を控えめにしたほうがよさそうだ。

(減点対象馬)
⑥トップナイフ ⑦ホウオウアマゾン

【前走馬体重】

前走の馬体重(前走未計量の場合は、直近の計量レースが対象)については、牡馬が470キロ以上、牡馬以外は460キロ以上がひとつの目安。2014年以降の1~2着全馬が、この条件を満たしていた。

(減点対象馬)
④シャフリヤール

【データ予想からの注目馬】
上記6項目で減点がないのは、②ジオグリフ、⑨ステラヴェローチェの2頭。

最上位には、②ジオグリフを挙げたい。2014年以降、前走安田記念組は【2.2.1.5】の好相性。そのなかでも、タイム差0秒5以内の惜敗馬は【2.2.0.2】という、優秀な成績を収めている。有力視したい1頭だ。

同じく安田記念からの参戦馬に該当する、⑨ステラヴェローチェに対するケアも怠れないだろう。

<注目馬>
ジオグリフ ⑨ステラヴェローチェ

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U指数
予想

【札幌記念2024特集】前年覇者で“極凄馬”のプログノーシスを堅軸として全面的に信頼!

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スーパーG2とも言われる夏競馬一のビッグレースで、毎年のようにハイレベルなメンバーが集まる一戦。そんな背景もあって、U指数的には順当に決まるケースが多い。直近5年は毎年3位以内の馬が1頭以上馬券に絡んでおり、2019年は3位以内の2頭がワンツーを、2020年は3位以内の3頭が上位3着を独占した。今年も、U指数上位勢を外した馬券の組み立ては考慮しないほうがいいだろう。2020年2着のペルシアンナイト(3位、6番人気)のような、人気妙味のある馬をうまく引っ掛けたいところだ。

今年は1頭だけ、別格と言わんばかりの指数をマークした抜けた存在がいる。1位⑪プログノーシス(105.0)だ。なんと2位以下に5.2以上の指数差を付けて最高評価の“極凄馬”にランクされている。このレースのディフェンディングチャンピオンであり、国内外における重賞実績も十分なので、堅軸として全幅の信頼を置きたい。

2番手グループを形成するのは、2~4位の3頭。4位と5位の間に2.4という大きな指数差が存在していることもあるので、ここは素直に指数順に評価したい。札幌2歳S快勝歴のある2位②ジオグリフ(99.8)、3走前の復活勝利後、G1で悪くないレースを続けている3位⑨ステラヴェローチェ(99.6)、8歳になっても衰え知らずの4位③ボッケリーニ(99.2)の3頭を相手候補とする。

【U指数予想からの注目馬】
プログノーシス ②ジオグリフ ⑨ステラヴェローチェ ③ボッケリーニ

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血統
予想

【札幌記念2024特集】グラスワンダーの直系が人気不問で上位争いを繰り広げる

【札幌記念2024特集】グラスワンダーの直系が人気不問で上位争いを繰り広げる

2022年はモーリス産駒の3番人気ジャックドールが勝ち、3着にはスクリーンヒーロー産駒の5番人気ウインマリリンが入線。どちらもグラスワンダーの直系となるが、過去にも2007年3着サクラメガワンダー(父グラスワンダー)、2010年1着アーネストリー(父グラスワンダー)、2016年2着モーリス(父スクリーンヒーロー)が同系統として3着以内に好走している。なお、2007年5着シルクネクサス(父グラスワンダー)は10番人気、2021年4着マイネルウィルトス(父スクリーンヒーロー)は11番人気と、2桁人気馬が健闘していることも覚えておきたい。

ほか、近年はハービンジャー産駒の躍進ぶりが目にとまり、2018年3着モズカッチャン、2019年1着ブラストワンピース、2020年1着ノームコア、2020年2着&2021年3着ペルシアンナイトが該当。かつては2001年エアエミネム、2004年ファイモーションとデインヒルの直仔2頭も勝ち馬として名を連ねているため、ハービンジャー~Dansili~デインヒルと遡る父系自体を評価しやすい傾向にある。

ノースブリッジは、父モーリス×母アメージングムーン(母の父アドマイヤムーン)。前述のとおり、同産駒からは22年1着ジャックドールが出ており、父自身も16年札幌記念で2着に好走した実績を持つ。一方、本馬は母の父が06年札幌記念の勝ち馬であることも興味深く、本競走に所縁ある血統構成であることを気に留めておきたい。また、母や半兄アメージングサンが札幌でレコード勝ちしているように、一族にとっても相性のいい舞台だ。

トップナイフは、父デクラレーションオブウォー×母ビーウインド(母の父スピニングワールド)。本馬は存在感を放つデインヒルの直系でこそないものの、その父Danzigに遡る父系であることはポイントといえそうで、すでに23年札幌記念で2着と適性も証明している強みがある。その昨年は9番人気の下馬評を覆す走りだったが、同産駒の札幌芝中距離実績を鑑みるとフロックとは思えないだけに、今年も決してぞんざいには扱えないだろう。

ドゥラエレーデは、父ドゥラメンテ×母マルケッサ(母の父オルフェーヴル)。同産駒は初出走だが、父はキングカメハメハとノーザンテーストを併せ持つ配合を評価しやすく、17年1着サクラアンプルールなどを引き合いに出しやすい。また、父の2代母エアグルーヴが現役時に97~98年札幌記念を2連覇しており、08年タスカータソルテや11年トーセンジョーダンの優勝例から「トニービン×ノーザンテースト」の配合にも重きを置けそうだ。

【血統予想からの注目馬】
ノースブリッジ ⑥トップナイフ ①ドゥラエレーデ

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過去10年の結果

【札幌記念2024特集】過去のレース結果と結果U指数をチェック!

2023年8月20日() 札幌/芝2000m
天候:晴 馬場:稍重
札幌記念2023
着順 馬番 馬名 騎手 タイム 着差 オッズ 人気 上3F U指数
1 13 プログノーシス 川田将雅 2:01.5 5.1 2 36.0 109.2
2 10 トップナイフ 横山和生 2:02.2 49.6 9 36.9 105.1
3 1 ソーヴァリアント C.ルメール 2:02.7 7.9 4 36.7 102.2
4 6 ダノンベルーガ J.モレイラ 2:02.8 3/4 6.3 3 37.1 101.6
5 12 ヒシイグアス 浜中俊 2:02.8 クビ 16.9 7 36.2 101.6
2022年8月21日() 札幌/芝2000m
天候:晴 馬場:
札幌記念2022
着順 馬番 馬名 騎手 タイム 着差 オッズ 人気 上3F U指数
1 4 ジャックドール 藤岡佑介 2:01.2 4.6 3 37.3 103.9
2 3 パンサラッサ 吉田豊 2:01.2 クビ 3.3 2 37.7 103.9
3 9 ウインマリリン 松岡正海 2:01.4 1 1/2 13.6 5 37.4 102.7
4 12 アラタ 横山武史 2:01.5 クビ 85.6 12 36.9 102.1
5 10 ソダシ 吉田隼人 2:01.8 1 3/4 3.3 1 37.5 100.4
2021年8月22日() 札幌/芝2000m
天候:曇 馬場:
札幌記念2021
着順 馬番 馬名 騎手 タイム 着差 オッズ 人気 上3F U指数
1 13 ソダシ 吉田隼人 1:59.5 3.8 2 35.4 101.8
2 4 ラヴズオンリーユー 川田将雅 1:59.6 3/4 1.9 1 35.1 101.2
3 7 ペルシアンナイト 横山武史 1:59.6 アタマ 28.2 8 35.2 101.2
4 3 マイネルウィルトス 団野大成 1:59.9 1 3/4 65.8 11 35.2 99.4
5 12 ブラストワンピース 岩田康誠 2:00.0 3/4 12.3 3 35.9 98.8

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歴史と
概要

【札幌記念2024特集】レースの歴史や競走条件、歴代優勝馬は?

2016年の優勝馬ネオリアリズム
2016年の優勝馬ネオリアリズム

毎年のようにG1並みの豪華メンバーが揃う真夏の頂上決戦。G2昇格初年度の第33回(1997年)を名牝エアグルーヴが制し、翌年の第34回には連覇を達成。第35回(1999年)のセイウンスカイ、第38回(2002年)のテイエムオーシャン、第40回(2004年)のファインモーション、第43回(2007年)のフサイチパンドラ、第50回(2014年)のハープスターなど、G1馬による勝利は枚挙にいとまがなく、とくに牝馬が圧倒的な存在感を放っている。第52回(2016年)の勝ち馬ネオリアリズムは、ここをステップに大きく飛躍し、翌年には香港のクイーンエリザベス2世カップにて海外G1制覇を飾ることになった。

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