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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 8 | 13 | 牝3 | 52.0 | 吉田隼人 | 栗 須貝尚介 | 472(0) | 1.59.5 | 3.8 | 2 | 35.4 | ②②①① | |||
2 | 4 | 4 | 牝5 | 55.0 | 川田将雅 | 栗 矢作芳人 | 470(-8) | 1.59.6 | 3/4 | 1.9 | 1 | 35.1 | ⑦⑦⑥⑤ | ||
3 | 5 | 7 | 牡7 | 57.0 | 横山武史 | 栗 池江泰寿 | 502(+10) | 1.59.6 | アタマ | 28.2 | 8 | 35.2 | ⑤④④③ | ||
4 | 3 | 3 | 牡5 | 57.0 | 団野大成 | 栗 宮徹 | 470(0) | 1.59.9 | 1 3/4 | 65.8 | 11 | 35.2 | ⑧⑦⑧⑦ | ||
5 | 8 | 12 | 牡6 | 57.0 | 岩田康誠 | 美 手塚貴久 | 540(-8) | 2.00.0 | 3/4 | 12.3 | 3 | 35.9 | ⑪⑪②② | ||
6 | 6 | 8 | 牡6 | 57.0 | 藤岡佑介 | 栗 友道康夫 | 516(+6) | 2.00.3 | 1 1/2 | 32.2 | 9 | 35.5 | ⑨⑨⑧⑦ | ||
7 | 6 | 9 | 牡6 | 57.0 | 水口優也 | 栗 池江泰寿 | 462(+4) | 2.00.3 | クビ | 87.1 | 12 | 35.3 | ⑩⑩⑩⑩ | ||
8 | 7 | 10 | 牡4 | 57.0 | 泉谷楓真 | 栗 本田優 | 464(-2) | 2.00.5 | 1 1/4 | 61.9 | 10 | 35.5 | ⑫⑫⑩⑩ | ||
9 | 7 | 11 | 牝4 | 55.0 | 丹内祐次 | 美 宗像義忠 | 486(+18) | 2.00.6 | 3/4 | 14.5 | 5 | 36.2 | ③④④③ | ||
10 | 4 | 5 | 牡5 | 57.0 | 横山和生 | 美 小桧山悟 | 472(+6) | 2.00.8 | 1 1/4 | 16.4 | 7 | 36.5 | ①①③⑤ | ||
11 | 2 | 2 | 牝5 | 55.0 | C.ルメー | 美 堀宣行 | 476(+10) | 2.01.5 | 4 | 13.5 | 4 | 37.0 | ⑤⑥⑥⑨ | ||
中止 | 1 | 1 | 牡6 | 57.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 474(+4) | -- | -- | 14.7 | 6 | ③③⑩⑫止 | |||
中止 | 5 | 6 | 牡6 | 57.0 | 池添謙一 | 栗 浜田多実 | 478(0) | -- | -- | 90.8 | 13 | 止 |
ラップタイム | 12.5 - 10.9 - 11.5 - 12.5 - 12.5 - 12.4 - 11.8 - 11.8 - 11.7 - 11.9 |
---|---|
前半 | 12.5 - 23.4 - 34.9 - 47.4 - 59.9 |
後半 | 59.6 - 47.2 - 35.4 - 23.6 - 11.9 |
■払戻金
単勝 | 13 | 380円 | 2番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 13 | 150円 | 2番人気 |
4 | 110円 | 1番人気 | |
7 | 300円 | 8番人気 | |
枠連 | 4-8 | 310円 | 1番人気 |
馬連 | 4-13 | 470円 | 1番人気 |
ワイド | 4-13 | 250円 | 1番人気 |
---|---|---|---|
7-13 | 1,390円 | 17番人気 | |
4-7 | 540円 | 5番人気 | |
馬単 | 13-4 | 1,000円 | 2番人気 |
3連複 | 4-7-13 | 3,020円 | 6番人気 |
3連単 | 13-4-7 | 11,900円 | 27番人気 |
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土曜日の札幌芝のレース結果、近年の札幌記念の結果をもとに、馬場や血統のバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は水曜日に19ミリの降雨を記録したが、その後の雨量はゼロ。土曜日の天候にも恵まれ、芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。なお、土曜日早朝のクッション値は7.5(やや軟らかめ)。前週の日曜日とほぼ同じ数値となっている。
休養期間前の1回札幌開催は、いくつかレコードタイムが出るなど時計が速い馬場だった。だが、函館開催中のインターバルの間にエアレーション作業を実施。その効果もあってか、前開催に比べると時計が出づらいコンディションになっているようだ。
ただ、札幌記念と同じ芝2000mで行われた7R・3歳未勝利戦の決着タイムは2分0秒8。同じく芝2000m戦の10R・富良野特別(1勝クラス)の勝ち時計は2分1秒3と、下級クラスとすればマズマズの水準である。
ちなみに、前年の札幌記念前日に施行された富良野特別は2分0秒9の決着。時計的には、昨夏とほぼ同レベルの馬場コンディションと捉えることもできる。土曜日の状態を保てるようなら、札幌記念は1分59秒4で決着した前年並みの時計が出ることも十分にあり得るだろう。
土曜日施行の芝2000m戦2鞍の結果をもう少し掘り下げると、1~3着馬の4角通過順位は7Rが8番手→5番手→10番手で、10Rは5番手→6番手→1番手。思いのほか差しが利いている。
11R(2勝クラス・芝2600m)、12R(1勝クラス・芝1500m)が逃げ切り連発だったため、前有利のイメージがどうしても強く残る。だが、少なくとも芝2000mに関しては、先行優位の印象はまったくない。
枠順については、7Rが5枠→7枠→5枠、10Rは4枠→3枠→6枠の決着。土曜日施行の芝7鞍トータルで見ても、1~2枠の勝利はゼロ。3着以内21頭のうち、過半数の12頭を5枠より外の馬で占めている。中~外枠が恵まれやすい状況にあるようだ。
日曜日の予報は晴れのち雨(22日7時の時点)。雨量が多ければ、多少なりとも先行勢の優位性が増す可能性は否定できない。一方で、南東~南南東の風(ゴール前の直線が追い風)が前日より強くなる見通し。となれば、普段よりも差し馬に対する警戒を強めておく必要がある。
枠順に関しても同様で、土曜日に増して揉まれにくい位置から運ぶ馬に有利な状況と化すかもしれない。ゆえに、真ん中より外が狙いどころ。13頭立ての札幌記念に当てはめるなら、6~8枠あたりが適当ではないか。
血統的には近年の札幌記念を振り返ると、芝2400m(芝12F)のG1ウイナーを父とする馬が攻勢。過去5年の3着以内延べ15頭すべてが該当する。条件を満たす馬はプラスに評価したい。
また、前走で重賞に出走し、その際の4角通過順位が5番手以降だった馬が存在感を発揮しているのも当レースの大きな特徴。血統面と合わせて、押さえておきたいポイントといえよう。
今回の出走馬で血統面および先述した馬場傾向(6~8枠あたり)の要点をクリアしているのは、⑧ユーキャンスマイル、⑨アイスバブル、⑩ディアマンミノル、⑫ブラストワンピースの4頭。
いずれも単勝10倍以上(22日7時の時点)の伏兵で、配当妙味は十分にある。この4頭のうち、最低1頭は馬券に絡むという前提で、フォーメーションを組んでみるのも面白いかもしれない。
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日曜日に行われる札幌記念の出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①ステイフーリッシュ【B】
札幌芝併走。僚馬2頭が重い馬場を苦にして脱落するなか、最後まで集中力を維持してゴールした。動き自体に派手さはないが、フォームは安定しており、馬場に対するアプローチも悪くない。この馬なりに順調だろう。
②サトノセシル【B】
札幌ダ併走。手ごたえに余裕を残したまま、力強い脚どりで駆け抜けた。ただ、前回から1ハロン延長の2000m戦に臨むにしては、反応と前進気勢が過ぎるようにも映る。ようは実戦に行っての折り合いひとつ。鞍上の手腕に委ねるほかない。
③マイネルウィルトス【B】
函館芝単走。前回の最終追いに比べて、重心が高く映るが、馬場を考慮すると致し方ない部分はある。それでも脚どりに乱れはなく、鞍上の手ごたえに見合った走りはできている。侮れない1頭と言えよう。
④ラヴズオンリーユー【B】
函館W単走。馬場を気にしたのか、首と四肢の動きがかみ合っていないように映る。とはいえ、脚さばきは力強く、ひと頃見られた気分を損ねてのヤメ癖も出ていない。万全とは言えないまでも、それなりに帳尻を合わせてきた印象を持つ。
⑤トーラスジェミニ【B】
札幌ダ併走。僚馬と離れていたので、単走に近い形。ダート調教が影響しているのか、前肢のさばきが少し硬く映るものの、仕掛けに対する反応は悪くなく、おおむね自身のパフォーマンスは示している。上積みまではどうかも雰囲気は決して悪くない。
⑥バイオスパーク【C】
函館W単走。四肢のさばきが硬く、前肢の出も窮屈で、鋭さのみならず力強さも欠いているように映る。3着に健闘した、前回の最終追いも似たような内容だったとはいえ、物足りなさを覚えるのは確か。相手関係が強化されるG2で大望まではどうか。
⑦ペルシアンナイト【B】
函館芝併走。重心こそ高めだが、前肢を効果的に使い、力強く馬場を掴んで進む姿は年齢的な衰えを感じさせない。状態面の不安は少なく、あとは本番で自身から競る闘争心を取り戻せるか否か。そのあたりが焦点となる。
⑧ユーキャンスマイル【B】
函館芝単走。全体時計を抑えた調整ながら、及第点の上がりタイムを記録した。緩やかではあるが、ひと追いごとに上向いている印象。これで気合が乗ってくれば、面白い存在になるかもしれない。
⑨アイスバブル【C】
函館W併走。馬場が悪いなかでも、低い重心を保って最後まで走り切った。しかし、併走馬の前へ出るまでに時間をかなり要するなど、追われてからのズブさは相変わらず。前回同様、上がりがかかって待機勢が間に合う競馬になれば、という条件付きの狙いになろう。
⑩ディアマンミノル【C】
札幌ダ併走。コーナーまでの走りは良かったが、直線に入ってからの反応が薄く、しまいにかけてはステッキが入るなど、随分と気合をつけられた。いつもと同じと言えば、それまでだが……。勝ち負けに加わるには、持ち前のしぶとさを活かせる展開利がほしいところだ。
⑪ウインキートス【B】
札幌芝単走。軽く流す程度の内容ながら、四肢の動きは柔らかく、首も上手に使えている。前回の中間時と比べて、テンションこそ高く映るが、制御はしっかり利いており、許容範囲の部類だろう。まずまずの仕上がり具合ではないか。
⑫ブラストワンピース【A】
函館芝併走。重心の高い走りは変わらないが、四肢のさばきは力強く、この馬とすれば鞍上の仕掛けに対する反応も速い。前回の中間時に見られた、動きの重苦しさが解消されているのは何より。実戦を1度使って、着実に状態は上向いている。
⑬ソダシ【A】
函館芝併走。軽めの内容ながら、まとまりの良いラップをきちんと刻んできた。緩い馬場を苦にせず、前後のバランスがとれたフォームで進む姿は見映えがいい。それでいて、脚どりは力強く、鞍上の手ごたえも楽。好仕上がり。
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◆アイスバブル・水口騎手「前走で乗ったときよりいい感じで、状態は上がっている。少しペースが流れてくれれば」
◆サトノセシル・堀師「この馬は小回りと洋芝、滞在競馬向き。好レースを期待したい」
◆ステイフーリッシュ・藤田助手「昔から身体能力が抜群で何でもこなせる馬。休み明けでも状態面は問題ない。積極的な競馬ができれば」
◆ソダシ・吉田隼騎手「洋芝適性はあります。先行馬もいるので、オークスより折り合いはつけやすいと思います」
◆ディアマンミノル・中井助手「デキは前走以上。気性的に乗り難しいので、ジョッキー(泉谷騎手)も初めてより2回目の方がいいはず」
◆トーラスジェミニ・高野助手「前走の疲れもなく調子は上向いているし、体もいい意味で締まっている。ハナに行ければ行ってもいいし、番手でも競馬ができる」
◆バイオスパーク・池添騎手「前走と状態は変わりない。洋芝は悪くない。時計がかかった方がいいかもしれません」
◆ブラストワンピース・岩藤助手「パワーがいる馬場がいい。前走できっかけはつかめたので力を出し切ってほしい」
◆ペルシアンナイト・齊藤助手「北海道が合っているのか体調がいい。今年も頑張ってほしい」
◆マイネルウィルトス・渡井厩務員「体調が良くて前回より良くなっている。平坦、小回りがいい。道悪が得意なので雨が降ったほうがいい」
◆ユーキャンスマイル・山田助手「先週にしっかり負荷をかけてから雰囲気が良くなっている。前が止まる展開なら」
◆ラヴズオンリーユー・岡助手「ここまで悪いところなくきている。牝馬としては雄大な馬体でパワーもあるので、洋芝はいい」
★札幌記念の特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
2011年以降(2013年は函館開催)の1~3着馬の馬齢を確認すると、3歳から8歳まで幅広い。一方、6歳以上の好走は、前走から3カ月未満の間隔で臨んだ馬に限られる。その点には注意を払いたい。
(減点対象馬)
①ステイフーリッシュ ⑧ユーキャンスマイル
2011年以降の性別成績は、牡・せん【7.10.6.94】、牝【3.0.4.19】。3着以内率では、後者がやや上回っている。ただし、複勝圏入りした牝馬はすべて重賞ウイナー。重賞未勝利の牝馬は疑ったほうがいいだろう。
(減点対象馬)
②サトノセシル
2011年以降の2着以内馬の前走馬体重をみると(前走が海外戦かつ未計量だった馬は直近の国内戦)、牡・せん馬の下限は474キロ、牝馬は466キロが最低ライン。この条件を満たしていなかった馬は、いずれも3着以下に敗れている。
(減点対象馬)
①ステイフーリッシュ ③マイネルウィルトス ⑤トーラスジェミニ ⑨アイスバブル ⑩ディアマンミノル
2011年以降、近2走とも国内のG2以下戦で単勝2ケタ人気だった馬が、当レースで複勝圏内に入ったケースはゼロ。G1以外のレースで、低評価続きの馬は狙いづらい。
(減点対象馬)
⑥バイオスパーク ⑨アイスバブル
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スーパーG2とも言われる夏競馬一のビッグレースで、毎年のようにハイレベルなメンバーが集まる一戦。そんな背景もあって、低指数馬の激走はほとんど見られない。過去5年間は毎年2位以内の馬が馬券に絡んでおり、2018年、2019年は3位以内の2頭がワンツーを、2020年は3位以内の3頭が上位3着を独占した。今年も、U指数上位勢を外した馬券の組み立ては考慮しないほうがいいだろう。昨年2着のペルシアンナイト(3位、6番人気)のような、人気妙味のある馬をうまく引っ掛けたいところだ。
まずは、堂々1位にランクされている①ステイフーリッシュ(99.5)を指名する。重賞実績は申し分ないが、休み明けであることに加え、相手関係的にも妙味のあるオッズを示してくれそう。ここはまさに絶好の狙い目になるとみる。
同様に、2位の⑧ユーキャンスマイル(99.1)も人気の盲点になりそうな1頭。ステイフーリッシュとのワンツーは欲張りすぎかもしれないが、いずれかの連絡みなら十分に期待できる。
以下、国内外を含めた実績はナンバーワンの3位④ラヴズオンリーユー(99.0)と、一昨年のこのレースの勝ち馬で、前走で復調気配を見せた4位の⑫ブラストワンピース(98.9)を指数順通りに押さえておきたい。
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昨年は1着ノームコア、2着ペルシアンナイトとハービンジャー産駒のワンツー決着となっていたが、同産駒は一昨年にもブラストワンピースが勝利していることから札幌記念2連覇を飾ることになった。
直近3年はディープインパクトとハービンジャーが覇を競う構図になっており、ディープインパクト産駒が1勝、2着2回、3着1回、対してハービンジャーが2勝、2着1回、3着1回という成績を残す。ほか、ステイゴールドの直系は人気を下回ることが多く、昨年もラッキーライラック(父オルフェーヴル)が1番人気で3着、14年ゴールドシップ(父ステイゴールド)も1番人気で2着に敗れている。
ラヴズオンリーユーは、父ディープインパクト×母ラヴズオンリーミー(母の父Storm Cat)。活躍馬は枚挙にいとまがないディープインパクト×Storm Catの黄金配合で、本馬は2代母MonevassiaがKingmamboの全妹にあたる世界的な良血。4歳時はドバイ中止の煽りが尾を引いていたが、5歳になると京都記念1着、ドバイシーマクラシック3着、クイーンエリザベス2世カップ1着と完全に復調した。秋の大一番に向け、さらなる飛躍が期待される。
ブラストワンピースは、父ハービンジャー×母ツルマルワンピース(母の父キングカメハメハ)。2連覇中と勢いに乗るハービンジャー産駒となるが、本馬自身が一昨年に勝利している実績を持つ。高速馬場、極度の道悪、瞬発力勝負、なにかと不得手とする条件が多いために戦績にはムラを残すが、一方で上がりや時計のかかる良馬場であれば侮れない存在と言えるだろう。今回もまずは得意とする馬場状態であるか否かが焦点となりそうだ。
ペルシアンナイトは、父ハービンジャー×母オリエントチャーム(母の父サンデーサイレンス)。本馬も19年5着、20年2着と過去に札幌記念で好走歴のあるハービンジャー産駒となるが、いずれも前走で二桁着順に惨敗しながら巻き返していたことを思うと、よほど札幌の水が合うのかもしれない。近親が芝・ダート不問で札幌競馬場と好相性を示していることも興味深く、今年も上位争いして何ら不思議ない魅力を感じさせる。
編集部(以下、編) さぁ、今週の日曜日は夏競馬の頂点に君臨する札幌記念が行われます。
新良(以下、新) 7~8月に組まれている唯一のG2で、今年も好メンバーが集まりましたね。
編 G1馬が4頭で、ほかにも重賞実績馬が多数出走。13頭立てでも見応えがありそうです。
新 ただ、私は実績通り、人気通りには決まらないとみています。
編 そうなんですね! ひょっとして、乗り替わりの馬に妙味のある狙い目が潜んでいると?
新 察しがいいですね。ホー騎手から川田将雅騎手への手戻りとなるラヴズオンリーユーではなく、別の馬が面白いと思っています。
編 もったいぶらずに答えを教えてください(笑)。
新 失礼しました(笑)。私が注目しているのは、和田竜二騎手から坂井瑠星騎手に乗り替わる①ステイフーリッシュです。
編 そこにきましたか。ステイフーリッシュは、勝ちきれない反面、とにかく重賞で安定しているという印象を受けます。
新 そうなんです。勝利こそ3年以上遠ざかっていますが、崩れることなく上位好走を重ねて、獲得賞金は3億円に迫るほどになりました。
編 え? 気づけばそんなに稼いでいるんですね。
新 はい。1着がないというだけで、能力は確かなものがあります。このメンバー相手でも互角以上に戦えるでしょう。
編 矢作芳人厩舎はラヴズオンリーユーとの2頭出しですが、ステイフーリッシュはサポート役ではなく、立派な戦力という扱いであると。
新 私はそう思っています。陣営もけっこう色気を持っているはずです。
編 そうなるとやはり、気になるのは鞍上ですね。
新 坂井騎手はまだ全幅の信頼を置けるほどでのジョッキーはありませんが、この夏は絶好調ですし、期待していいと思います。札幌芝2000mも、2020年以降は勝率23.1%、単勝回収率219%と超優秀です。
編 確かに、ここ最近は重賞でもそこそこ活躍していますよね。
新 鳴尾記念をユニコーンライオンで逃げ切ると、翌々週にはスマッシャーでユニコーンSを勝利。その後も宝塚記念をユニコーンライオンで2着、函館2歳S3着、エルムS3着と勢いが止まりません。
編 しかも、人気薄での好走が多い印象が……。
新 ご指摘の通り、これらはいずれも7番人気以下の伏兵。下馬評の低い馬をしっかり上位に持ってきているんです。
編 なるほど。ただ能力上位の馬に乗っているのではなく、ウデがあることを示しての好走なんですね。
新 そういうことです。そして、注目したいのは、ユニコーンS、宝塚記念、函館2歳Sはいずれも1枠で、前に行くか控えるか、極端な競馬で結果を出している点。ペースや展開の読みも冴えわたっているんですよ。
編 あ! 今回も1枠じゃないですか!
新 これは匂いますよね(笑)。行こうと思えば行ける馬ですので、思いきって逃げの手に出る可能性は十分にあるでしょう。
編 坂井騎手と言えばユニコーンライオンの印象が強いので、積極的に運ぶシーンが目に浮かびます。
新 この馬と鞍上なら逃げてもマークが甘くなりそうなので、あれよあれよがあるかもしれません。ここは大仕事に期待しましょう!
毎年のようにG1並みの豪華メンバーが揃う真夏の頂上決戦。G2昇格初年度の第33回(1997年)を名牝エアグルーヴが制し、翌年の第34回を連覇。第35回(1999年)のセイウンスカイ、第38回(2002年)のテイエムオーシャン、第40回(2004年)のファインモーション、第43回(2007年)のフサイチパンドラ、第50回(2014年)のハープスターなど、G1馬による勝利は枚挙にいとまがなく、特に牝馬が圧倒的な存在感を誇っている。第52回(2016年)の勝ち馬ネオリアリズムは、ここをステップに大きく飛躍し、翌年の香港のクイーンエリザベス2世カップを制して海外G1馬となった。
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