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着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 性齢 | 負担 重量 |
騎手 | 調教師 | 馬体重 | B | タイム | 着差 | オッズ | 人気 | 上がり 3F |
通過順 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 4 | 7 | 牝2 | 55.0 | 北村宏司 | 美 黒岩陽一 | 468(-4) | 1.32.6 | 5.9 | 3 | 33.7 | ⑧⑧ | |||
2 | 3 | 6 | 牝2 | 55.0 | C.ルメー | 美 国枝栄 | 466(-6) | 1.32.6 | クビ | 8.7 | 5 | 33.5 | ⑪⑩ | ||
3 | 5 | 10 | 牝2 | 55.0 | 横山武史 | 美 加藤士津 | 438(-4) | 1.32.8 | 1 1/4 | 4.8 | 2 | 34.1 | ⑥⑤ | ||
4 | 7 | 14 | 牝2 | 55.0 | 松山弘平 | 栗 池添学 | 442(0) | 1.33.3 | 3 | 4.6 | 1 | 34.2 | ⑪⑩ | ||
5 | 6 | 12 | 牝2 | 55.0 | 鮫島克駿 | 栗 庄野靖志 | 428(0) | 1.33.4 | 1/2 | 67.0 | 12 | 35.2 | ①① | ||
6 | 8 | 16 | 牝2 | 55.0 | B.ムルザ | 栗 斉藤崇史 | 484(-4) | 1.33.4 | クビ | 9.0 | 6 | 34.1 | ⑬⑬ | ||
7 | 6 | 11 | 牝2 | 55.0 | 永島まな | 栗 庄野靖志 | 466(+2) | 1.33.5 | クビ | 34.2 | 9 | 34.2 | ⑰⑬ | ||
8 | 8 | 18 | 牝2 | 55.0 | 坂井瑠星 | 栗 矢作芳人 | 416(-6) | 1.33.5 | ハナ | 74.1 | 13 | 34.0 | ⑯⑯ | ||
9 | 1 | 1 | 牝2 | 55.0 | 松岡正海 | 美 伊藤伸一 | 446(-22) | 1.33.6 | 1 | 78.4 | 14 | 34.3 | ⑬⑬ | ||
10 | 2 | 3 | 牝2 | 55.0 | 大野拓弥 | 美 上原博之 | 442(+4) | 1.33.7 | クビ | 6.2 | 4 | 34.6 | ⑩⑩ | ||
11 | 5 | 9 | 牝2 | 55.0 | 古川吉洋 | 美 田島俊明 | 458(-8) | 1.33.7 | アタマ | 285.1 | 17 | 35.2 | ③③ | ||
12 | 7 | 15 | 牝2 | 55.0 | 西村淳也 | 栗 小栗実 | 422(-2) | 1.33.7 | アタマ | 33.5 | 8 | 35.4 | ②② | ||
13 | 1 | 2 | 牝2 | 55.0 | L.モリス | 栗 須貝尚介 | 480(+2) | 1.33.7 | ハナ | 34.9 | 10 | 34.9 | ⑦⑦ | ||
14 | 3 | 5 | 牝2 | 55.0 | 和田竜二 | 栗 鮫島一歩 | 398(+4) | 1.34.0 | 2 | 65.6 | 11 | 34.3 | ⑰⑱ | ||
15 | 4 | 8 | 牝2 | 55.0 | 浜中俊 | 栗 小栗実 | 410(-4) | 1.34.0 | アタマ | 100.9 | 15 | 35.1 | ⑧⑧ | ||
16 | 7 | 13 | 牝2 | 55.0 | 酒井学 | 栗 四位洋文 | 416(-4) | 1.34.0 | ハナ | 22.4 | 7 | 35.4 | ③⑤ | ||
17 | 2 | 4 | 牝2 | 55.0 | 田口貫太 | 栗 武英智 | 452(-4) | 1.35.2 | 7 | 142.2 | 16 | 35.6 | ⑮⑯ | ||
18 | 8 | 17 | 牝2 | 55.0 | 中井裕二 | 栗 飯田雄三 | 468(-2) | 1.36.4 | 7 | 313.8 | 18 | 37.9 | ③③ |
ラップタイム | 12.4 - 10.7 - 11.3 - 12.0 - 11.8 - 11.3 - 11.4 - 11.7 |
---|---|
前半 | 12.4 - 23.1 - 34.4 - 46.4 - 58.2 |
後半 | 58.2 - 46.2 - 34.4 - 23.1 - 11.7 |
■払戻金
単勝 | 7 | 590円 | 3番人気 |
---|---|---|---|
複勝 | 7 | 210円 | 3番人気 |
6 | 270円 | 6番人気 | |
10 | 180円 | 2番人気 | |
枠連 | 3-4 | 1,880円 | 10番人気 |
馬連 | 6-7 | 2,330円 | 10番人気 |
ワイド | 6-7 | 890円 | 10番人気 |
---|---|---|---|
7-10 | 620円 | 5番人気 | |
6-10 | 770円 | 9番人気 | |
馬単 | 7-6 | 4,350円 | 20番人気 |
3連複 | 6-7-10 | 3,680円 | 8番人気 |
3連単 | 7-6-10 | 21,530円 | 57番人気 |
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土曜日の阪神芝のレース結果、近年の阪神ジュベナイルFの結果をもとに、馬場などのバイアスを考察していきます。予想の際にお役立てください。
阪神競馬場はAコース開催の2週目。火曜日に0.5ミリの降水量を記録したあとは、雨量計にあがる降水はなし。土曜日の芝コースは終日良馬場(JRA発表)でレースが行われた。メインR・リゲルS(3歳以上OP・芝1600m)の勝ちタイムは1分33秒0。阪神ジュベナイルFの前日に施行された2017年以降では、いちばん速い時計での決着となっている。
土曜日施行の芝競走6鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は1、2、2、3、2、1番手。これだけを見ると前主導のように思えるが、芝のマイル戦2鞍ではともに上がり3ハロンタイム最速をマークした差し馬が2着連対を果たしている。外回りのレースに限れば、流れひとつで待機勢も間に合う馬場と認識しておいたほうがいいだろう。
枠順に関しては内~中がやや優勢。1~5枠の馬で3着以内18頭のうち12頭を占め、勝ち馬6頭中5頭が該当する。外枠もそれなりに頑張ってはいるが、馬番枠11番より外の馬が複勝圏入りしたケースはなく、小さめの馬番が幅をきかせていたのは事実。少なくとも、外枠の馬にアドバンテージがあるコンディションではない。
日曜日開催中の降水確率は10%前後(10日7時の時点)。雨が降らず馬場の乾燥が進み、速い上がりの要求度が高くなれば、多少なりとも外差しの優位性が増す可能性はある。とはいえ、バイアスの激変までは考えづらい。いずれにせよ、道中で外めを追走、なおかつ勝負どころから外をブン回す待機勢が上位を独占するような状況にはならないだろう。
それゆえ土曜日に行われたリゲルSの結果が示す通り、ロスを抑えて内めを立ち回る先行型や、道中で内~中を回りつつ脚をためる差し馬が優位という捉え方が、もっとも適切のように思える。枠順については、やはり内~中(1~5枠あたり)に軸足を寄せたほうが、好結果につながりやすいのではないか。
なお、近年の阪神ジュベナイルFでは、デビュー以来の複勝率が100%だった馬が堅調。過去5年の1~2着馬すべてが該当する。能力比較の難しい一戦ではあるが、なんだかんだいいながらも、大崩れなく順調に出世してきた馬が存在感を発揮している様子。条件を満たす馬は、今年も相応の警戒が必要だろう。
また、臨戦過程も大事な要素。過去5年の1~2着馬10頭はいずれも、前走が中央主要4場(東京、中山、京都、阪神)のレースだったことで共通する。ローカルがダメというわけではないが、中央主要4場を経由してきた馬が幅をきかせているのは確か。軸馬を検討する際、重視すべきポイントのひとつになる。
今回の出走メンバーで、先述した要点を(1~5枠+複勝率100%+前走場所)を満たしているのは、⑤スプリングノヴァ、⑥ステレンボッシュ、⑧プシプシーナ、⑩コラソンビート。よって当欄では、これら4頭を注目株として推奨したい。
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出演:スガダイ(予想神) ミッキ(関西エイト) MC:岡田大(ウマニティ編集長)
日曜日に行われる阪神JFの出走馬の追い切りについて、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
※評価は上からA~D、F(判定不能)の5段階
①コスモディナー【B】
美浦W併走(6日)。直線で左手前を嫌がり、すぐ右に戻してしまった。その点は割引材料だが、ラストはバネのきいたフットワークを駆使して、闘志あふれる走りを披露。僚馬を置き去りにした。フィジカルに関しては問題なく、ようは実戦でコントロールがきくかどうか。その1点に尽きよう。
②クイックバイオ【C】
栗東坂路併走(6日)。直線序盤は体を上手に使って登坂していたが、徐々にブレ気味の走りとなり、ラストの伸びも今ひとつ。先着を果たした勝負根性は評価できるものの、本来はもう少し余裕をもって駆け登る馬。それを思うと、評価を上げるには躊躇してしまう。
③キャットファイト【B】
美浦W併走(6日)。ジョッキー騎乗にもかかわらず、手前替えの際に大きくヨレたあたり、まだ力がつき切っていない印象。だが、立て直されたあとは、体を上手に使ってスピード感のある走りを見せていた。少なくとも、前回よりデキが劣るということはない。
④ニュージェネラル【C】
栗東CW併走(6日)。道中は前後に僚馬を置き、直線では真ん中に割って入る3頭併せ。四肢のさばきは悪くないのだが、力みがちで首の動きは硬め。それもあってか、グンと伸びる感じはなく、ワンペース気味の走り。折り合いを重視した調整とはいえ、高評価するにはためらってしまう内容だった。
⑤スプリングノヴァ【C】
栗東坂路単走(6日)。直線の中盤ぐらいまでは整ったフォームで活発に登坂していたが、その後は疲れたのか徐々に失速。小柄な牝馬ゆえ、序盤から飛ばしたことも影響したのかもしれないが、もう少し踏ん張って欲しかったような気も。調教観点的に強調はしづらい。
⑥ステレンボッシュ【C】
栗東CW単走(6日)。鞍上との意思疎通を深めることに主眼を置いたような調整。それはいいとしても、やや動きが硬く、こぢんまりとした走りに映るのは気になるところ。促されるとジワジワと脚を伸ばしてはいたものの、何かしら物足りなさを覚える内容だった。
⑦アスコリピチェーノ【B】
栗東CW併走(6日)。この馬とすれば、落ち着きのある走り。完歩が大きく、フットワークも安定している。ひとつ気になる点は、反応を確かめる調整の割に、手前変換後のギアがさほど上がらなかったこと。鞍上の手応えには余力があったので、杞憂に終わるかもしれないが……。今回はB判定にとどめておきたい。
⑧プシプシーナ【C】
栗東坂路単走(6日)。身のこなしに硬さはなく、前肢の使い方も悪くはない。一方、後肢の甘さが目につくのは気になるところ。それもあってか、ラストのひと踏ん張りがきかない印象。G1で勝ち負けに加わるには、もう一段階上の変わり身が必要のように思える。
⑨テリオスルル【B】
美浦W併走(6日)。やや姿勢が高く、かき込み型の走り。だが、脚元の動きは力強く、気合乗りもいい。鞍上の指示にも従順で、最後までしっかり脚を伸ばし続けることができていた。前回の着順は案外だが、もっとやれてもおかしくない攻め気配ではある。
⑩コラソンビート【A】
美浦W単走(6日)。前向きな面を見せつつも、鞍上の制御はしっかりきいている。前回の最終追い切りとの比較で、股下の発汗が少ないのも良い傾向。動きにキレがあるし、推進力もじゅうぶん。ラストの反応も良かった。前走レコード勝ちの反動は感じられず、きっちり仕上がった印象だ。
⑪スウィープフィート【B】
栗東坂路単走(7日)。ラスト重視の内容。直線序盤は抑え込まれたこともあってか、やや安定感を欠く走り。だが、手綱を譲られると前肢を大きく使って登坂。ゴール前の反応と伸びも良かった。中1週の間隔だが、デキ落ちの様子はなく順調といえる。
⑫シカゴスティング【B】
栗東坂路単走(6日)。自らハミをしっかり取って登坂。フットワークの弾力性も高い。惜しむらくは手前を替えずに突っ走ってしまったこと。前回から距離延長、なおかつ外回りのG1へ臨むにあたり、適度なところできっちり決めて欲しかったような気も。今回はB判定としておきたい。
⑬カルチャーデイ【B】
栗東坂路単走(6日)。頭の位置が高く、少し横ブレも見られるが、フットワークはじつにパワフル。ラストの伸びと反応も良かった。もう少しフォームにまとまりがあれば文句なしだが、これだけ動けるのであれば、デキ落ちの心配はしなくてもよさそう。軽くは扱えない存在だ。
⑭サフィラ【B】
栗東坂路単走(6日)。微調整程度の内容。まだ体幹に良化の余地を感じるものの、前後のバランスがいい綺麗なフォームで登坂。軽い促しに対する反応も良かった。厳しく見れば、もう少し脚さばきに柔らかさが欲しいが、大きく割り引くほどではない。順調な仕上がりといえる。
⑮ナナオ【A】
栗東坂路併走(6日)。強い前進気勢を出しつつも、折り合いはきちんとついていた。柔らかい身のこなし、弾むようなフットワークで登坂する姿は見映えがいい。一番苦しくなりそうなところで、肩ステッキが入ると機敏に反応。僚馬をあっさりと突き放した。状態は良く映る。高く評価したい1頭だ。
⑯ルシフェル【B】
栗東CW併走(6日)。首の使い方が硬く映るが、それはいつも同じ。過度に気にする必要はない。パートナーがズブい面を見せたため、歩調を合わせていた本馬のギアが上がり切らない感じだったが、それでも最後は手応えも体勢も優位の形でゴールしている。順調ととらえてもいいのではないか。
⑰ミライテーラー【B】
栗東坂路単走(6日)。力感のある踏み込みで活気良く登坂。ラストの軽い促しにも、きちんと対応し、相応の伸びを見せていた。あと少し動きにキレが欲しいところだが、このあたりがダートを使っている理由なのかもしれない。芝適性はさておき、気配そのものは悪くなく、ひとまず順調とみてよさそうだ。
⑱ドナベティ【C】
栗東坂路単走(6日)。直線序盤から行きたがる面を出し、フットワークがバラつき気味。体幹の安定性も低い。ラストはそれなりの伸びを見せたものの、まだまだ良化余地を残しているように思える。稽古にムラがある馬という点を加味しても、評価しにくい内容だった。
◆アスコリピチェーノ・鈴木助手「しっかり攻めています。センスのいいところが武器です」
◆カルチャーデイ・四位師「小柄だけど、体が減らないのがいいところ。坂が鍵になる」
◆キャットファイト・上原博師「非常にいい状態です。前走は切れる脚は見せた。楽しみ」
◆クイックバイオ・須貝師「前回は出負けしたが、伸びていた。マイルも流れ次第だよ」
◆コスモディナー・伊藤伸師「しっかりしてきた。センスがいいのでうまく立ち回れる」
◆コラソンビート・加藤士師「順調で体つきがどんどん良化。タフで輸送も慣れている」
◆サフィラ・池添師「トモや体つきが幼いが、今後が楽しみになるレースを期待」
◆シカゴスティング・庄野師「時計以上に動けていた。前回よりも上積みはあるとみます」
◆ステレンボッシュ・国枝師「前向きで乗りやすい。まぎれのないコースはいい条件だね」
◆スプリングノヴァ・鮫島師「体は変わらないが、精神面が良化。どんなレースもできる」
◆テリオスルル・田島師「今回は自分のリズムでいい位置にいければ。操縦性は高い」
◆ドナベティ・福岡助手「2走前は抑える競馬で伸びてきたし、距離も対応できる」
◆ナナオ・小栗師「前走は手応え抜群で強い勝ち方。勝負根性を発揮できれば」
◆ニュージェネラル・武英師「ピリッとした面が出てきているが、雰囲気や体調はいいよ」
◆プシプシーナ・小栗師「体にめりはりが出て上積みはありそう。マイルが一番合う」
◆ミライテーラー・飯田雄師「芝発走の前走が悪くなかったからね。距離をこなせれば」
◆ルシフェル・斉藤崇師「前半が速い馬ではない。初のマイルの対応できるかが鍵」
2013年以降(過去10年)の1~3着馬30頭のキャリアを検証すると、みな4戦以内だった。ただし、初勝利を挙げた直後に臨んだ馬の2着連対圏入りは、2022年2着のシンリョクカ1頭だけ。同馬は前走が芝1600m戦でタイム差0秒6の快勝、なおかつメンバー最速の上がり3Fタイムをマークしていた。相応のパフォーマンスを示していない、前走初勝利組は疑ってかかったほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
④ニュージェネラル
2013年以降の1~2着馬20頭の前走使用コースを確認すると、東京芝、中山芝、京都芝、函館芝、新潟芝の5通り。京都競馬場が大規模改修工事で開催を休止していた期間も、この構図に変動はなかった。前述5組以外からの臨戦馬は、過信禁物とみておきたい。
(減点対象馬)
①コスモディナー ⑰ミライテーラー
2013年以降の1~3着馬30頭の前走着順を見ると、1着19頭、重賞2~9着が11頭。前走が非重賞敗退、および重賞10着以下だった馬の好走(3着以内)例はない。また、前走4~9着からの臨戦で複勝圏を確保した馬たちには、いずれも重賞での連対(2着以内)経験があった。実績上位馬、もしくは前走1着馬を重視すべきレースといえよう。
(減点対象馬)
②クイックバイオ ⑨テリオスルル ⑪スウィープフィート ⑰ミライテーラー
2013年以降の1~2着全馬が、前走で単勝7番人気以内の支持を集めていた。ちなみに、前走が単勝8番人気以下だった馬の好走(3着以内)は、2014年3着ココロノアイの1例のみ。連対(2着以内)候補を検討する際には、前走の人気順をしっかりとチェックしておきたい。
(減点対象馬)
⑨テリオスルル ⑫シカゴスティング ⑬カルチャーデイ ⑰ミライテーラー ⑱ドナベティ
2013年以降の3着以内馬30頭の前走馬体重を振り返ると、426~498キロの範囲で収まっている。500キロ以上だった大型馬や、426キロを下回っていた小ぶりな馬は、評価を控えめにしたほうがよさそうだ。
(減点対象馬)
⑤スプリングノヴァ ⑧プシプシーナ ⑬カルチャーデイ ⑮ナナオ ⑱ドナベティ
2013年以降、重賞以外のレースで4着以下に敗れた経験のあった馬が、当レースにおいて複勝圏入りしたケースはゼロとなっている。該当する馬は、分が悪いと考えるべきだろう。
(減点対象馬)
②クイックバイオ ③キャットファイト ⑱ドナベティ
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U指数的にも人気的にも波乱の少ないレースで、直近5年の3着以内馬15頭中13頭が指数一桁順位、人気についても12頭が6番人気以内となっている。2022年は例外的に2~3着のヒモ荒れ決着となったが、基本的に指数も人気も著しく低い馬には手出し不要。堅く収まりやすいレースということもあり、指数も人気も上位の馬を中心に馬券を組み立てるのがベストの戦略となる。
ただし、今年は上位人気想定の馬の多くが指数を伸ばすことができておらず、波乱含みの状況となっている。アプローチには少し工夫が必要かもしれない。
まずは、想定人気とU指数を考慮し、いずれも上位でバランスの取れている3位⑩コラソンビート(87.7)に注目する。今をときめくスワーヴリチャード産駒で、前走の京王杯2歳Sは着差以上に強い勝ちっぷりだった。マイル戦の未勝利を勝っているので、1ハロンの延長は問題ない。
2番手に取り上げるのは、U指数トップで“淒馬”の評価を得ている⑬カルチャーデイ(90.3)。ライバルに前評判の高い馬が多いうえに、マイル未経験ということもあって伏兵視されているが、2戦2勝の重賞勝ち馬である点は軽く扱えない。指数的に当然、警戒は必要だ。
以下、新潟2歳Sの勝ち馬でこちらも2戦2勝の5位タイ⑦アスコリピチェーノ(86.0)と、前走カンナSのレコード勝ちの内容が秀逸だった5位タイ③キャットファイト(86.0)をピックアップする。
Sadler's WellsやNureyev(両者は甥と叔父の間柄)といったSpecialに遡る牝系の大種牡馬の血脈が存在感を示しており、2012年以降の勝ち馬で同血脈を保持していなかったのは2013年レッドリヴェール、2018年ダノンファンタジーの2頭に限られる。なお、キングカメハメハの直系は好走率こそ注目に値するものではないものの、同系統として勝利した、2009年アパパネ(父キングカメハメハ)、2022年リバティアイランド(父ドゥラメンテ)の2頭が、そろって翌年に牝馬三冠の偉業を達成していることは興味深い。
ほか、2008年ブエナビスタ、2011年ジョワドヴィーヴルは姉妹制覇であるとともに、1995年ビワハイジとの母仔制覇も果たしている。2021年にはそれら姉妹の半兄アドマイヤジャパンを母の父に配されたサークルオブライフが勝利しているため、今後もビワハイジは要注目の血脈として覚えておいて損はないだろう。
アスコリピチェーノは、父ダイワメジャー×母アスコルティ(母の父Danehill Dancer)。同産駒からは15年メジャーエンブレム、19年レシステンシアと勝ち馬が出ているが、後者とは「母の父がDanehill Dancer系種牡馬」という配合にも共通点を見出せる。本馬は2代母の父がSadler's Wellsであることも評価に値し、母系でSadler's WellsとDanzigを併せ持つ観点からも前述した2頭の勝ち馬を引き合いに出しやすい。血統構成は申し分なく映る。
サフィラは、父ハーツクライ×母サロミナ(母の父Lomitas)。全兄には同じ阪神芝1600mで施行された19年朝日杯FSを制したサリオスがいるほか、本馬は4代母Saiteがビワハイジと又従姉妹の間柄にある血統背景も興味深いところ。また、「父サンデーサイレンス系×母の父Nijinsky系」という配合の組み合わせも、ブエナビスタ&ジョワドヴィーヴル姉妹を想起させるものだろう。目下3連勝中のアルテミスSからの臨戦にも好感を覚える。
シカゴスティングは、父ロゴタイプ×母マルチスクリーン(母の父スクリーンヒーロー)。ローエングリン~Singspiel~In The Wings~Sadler's Wellsと遡る父系で、同産駒は21年にラブリイユアアイズが8番人気2着と波乱を演出。一方、母系も阪神芝1600mのG1では注目に値する血統で、本馬は11年桜花賞を制したマルセリーナの姪にあたる。前走ファンタジーSでは11番人気3着と激走していたが、重賞でも格負けしない血筋といえるだろう。
2歳女王を決める一戦。歴代の勝ち馬にはのちに一時代を築く名牝たちがズラリと並び、牝馬として64年ぶりのダービー馬となった第58回(2006年)のウオッカ、牡馬を従えて天皇賞(秋)やジャパンカップに勝利した第60回(2008年)のブエナビスタ、牝馬三冠を達成した第61回(2009年)のアパパネや第74回(2022年)のリバティアイランドなどが挙げられる。ほか、第63回(2011年)を鮮やかな末脚で制したのは、デビュー2戦目のジョワドヴィーヴル。同馬は第47回(1995年)の勝ち馬である母ビワハイジとの母仔制覇ならびに、半姉ブエナビスタとの姉妹制覇を決め、自身の血統に秘められた潜在能力の高さを証明してみせた。