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古馬王道路線を歩んできた猛者と3歳の一流どころが一堂に会す、一年の総決算。テンポイントが宿敵・トウショウボーイとの死闘を制した第22回(1977年)、競走馬としての衰えを隠せず精彩を欠いていたオグリキャップが、最後の闘志を燃やして新興勢力をねじ伏せた第35回(1990年)、その絶対的な強さで人々に勇気を与え続けた英雄・ディープインパクトの完璧なラストラン(第51回・2006年)など、競馬史に残る名場面は数えきれない。第58回(2013年)は、引退レースとして臨んだ三冠馬オルフェーヴルが4コーナーで他馬をひとまくりすると、最後は2着馬に8馬身の差をつけてゴール。鞍上・池添謙一騎手による思いのこもった勝利騎手インタビューとともに、オルフェーヴルの雄姿は熱い記憶として競馬ファンの心に刻み込まれた。
1986年以降の優勝馬を掲載しています。優勝馬の馬齢は2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 | 性齢 | 勝ち タイム |
騎手 | 調教師 | レース 結果 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
第69回 |
2024年12月22日 中山 芝2500m |
レガレイラ | 牝3 | 2:31.8 | 戸崎圭太 | 美 | 木村哲也 | 全着順を 見る | |
第68回 |
2023年12月24日 中山 芝2500m |
ドウデュース | 牡4 | 2:30.9 | 武豊 | 栗 | 友道康夫 | 全着順を 見る | |
第67回 |
2022年12月25日 中山 芝2500m |
イクイノックス | 牡3 | 2:32.4 | C.ルメール | 美 | 木村哲也 | 全着順を 見る | |
第66回 |
2021年12月26日 中山 芝2500m |
エフフォーリア | 牡3 | 2:32.0 | 横山武史 | 美 | 鹿戸雄一 | 全着順を 見る | |
第65回 |
2020年12月27日 中山 芝2500m |
クロノジェネシス | 牝4 | 2:35.0 | 北村友一 | 栗 | 斉藤崇史 | 全着順を 見る | |
第64回 |
2019年12月22日 中山 芝2500m |
リスグラシュー | 牝5 | 2:30.5 | D.レーン | 栗 | 矢作芳人 | 全着順を 見る | |
第63回 |
2018年12月23日 中山 芝2500m |
ブラストワンピース | 牡3 | 2:32.2 | 池添謙一 | 美 | 大竹正博 | 全着順を 見る | |
第62回 |
2017年12月24日 中山 芝2500m |
キタサンブラック | 牡5 | 2:33.6 | 武豊 | 栗 | 清水久詞 | 全着順を 見る | |
第61回 |
2016年12月25日 中山 芝2500m |
サトノダイヤモンド | 牡3 | 2:32.6 | C.ルメール | 栗 | 池江泰寿 | 全着順を 見る | |
第60回 |
2015年12月27日 中山 芝2500m |
ゴールドアクター | 牡4 | 2:33.0 | 吉田隼人 | 美 | 中川公成 | 全着順を 見る | |
第59回 |
2014年12月28日 中山 芝2500m |
ジェンティルドンナ | 牝5 | 2:35.3 | 戸崎圭太 | 栗 | 石坂正 | 全着順を 見る | |
第58回 |
2013年12月22日 中山 芝2500m |
オルフェーヴル | 牡5 | 2:32.3 | 池添謙一 | 栗 | 池江泰寿 | 全着順を 見る | |
第57回 |
2012年12月23日 中山 芝2500m |
ゴールドシップ | 牡3 | 2:31.9 | 内田博幸 | 栗 | 須貝尚介 | 全着順を 見る | |
第56回 |
2011年12月25日 中山 芝2500m |
オルフェーヴル | 牡3 | 2:36.0 | 池添謙一 | 栗 | 池江泰寿 | 全着順を 見る | |
第55回 |
2010年12月26日 中山 芝2500m |
ヴィクトワールピサ | 牡3 | 2:32.6 | M.デムーロ | 栗 | 角居勝彦 | 全着順を 見る | |
第54回 |
2009年12月27日 中山 芝2500m |
ドリームジャーニー | 牡5 | 2:30.0 | 池添謙一 | 栗 | 池江泰寿 | 全着順を 見る | |
第53回 |
2008年12月28日 中山 芝2500m |
ダイワスカーレット | 牝4 | 2:31.5 | 安藤勝己 | 栗 | 松田国英 | 全着順を 見る | |
第52回 |
2007年12月23日 中山 芝2500m |
マツリダゴッホ | 牡4 | 2:33.6 | 蛯名正義 | 美 | 国枝栄 | 全着順を 見る | |
第51回 |
2006年12月24日 中山 芝2500m |
ディープインパクト | 牡4 | 2:31.9 | 武豊 | 栗 | 池江泰郎 | 全着順を 見る | |
第50回 |
2005年12月25日 中山 芝2500m |
ハーツクライ | 牡4 | 2:31.9 | C.ルメール | 栗 | 橋口弘次 | 全着順を 見る | |
第49回 |
2004年12月26日 中山 芝2500m |
ゼンノロブロイ | 牡4 | 2:29.5 | O.ペリエ | 美 | 藤沢和雄 | 全着順を 見る | |
第48回 |
2003年12月28日 中山 芝2500m |
シンボリクリスエス | 牡4 | 2:30.5 | O.ペリエ | 美 | 藤沢和雄 | 全着順を 見る | |
第47回 |
2002年12月22日 中山 芝2500m |
シンボリクリスエス | 牡3 | 2:32.6 | O.ペリエ | 美 | 藤沢和雄 | 全着順を 見る | |
第46回 |
2001年12月23日 中山 芝2500m |
マンハッタンカフェ | 牡3 | 2:33.1 | 蛯名正義 | 美 | 小島太 | 全着順を 見る | |
第45回 |
2000年12月24日 中山 芝2500m |
テイエムオペラオー | 牡4 | 2:34.1 | 和田竜二 | 栗 | 岩元市三 | 全着順を 見る | |
第44回 |
1999年12月26日 中山 芝2500m |
グラスワンダー | 牡4 | 2:37.2 | 的場均 | 美 | 尾形充弘 | 全着順を 見る | |
第43回 |
1998年12月27日 中山 芝2500m |
グラスワンダー | 牡3 | 2:32.1 | 的場均 | 美 | 尾形充弘 | 全着順を 見る | |
第42回 |
1997年12月21日 中山 芝2500m |
シルクジャスティス | 牡3 | 2:34.8 | 藤田伸二 | 栗 | 大久保正 | 全着順を 見る | |
第41回 |
1996年12月22日 中山 芝2500m |
サクラローレル | 牡5 | 2:33.8 | 横山典弘 | 美 | 境勝太郎 | 全着順を 見る | |
第40回 |
1995年12月24日 中山 芝2500m |
マヤノトップガン | 牡3 | 2:33.6 | 田原成貴 | 栗 | 坂口正大 | 全着順を 見る | |
第39回 |
1994年12月25日 中山 芝2500m |
ナリタブライアン | 牡3 | 2:32.2 | 南井克巳 | 栗 | 大久保正 | 全着順を 見る | |
第38回 |
1993年12月26日 中山 芝2500m |
トウカイテイオー | 牡5 | 2:30.9 | 田原成貴 | 栗 | 松元省一 | 全着順を 見る | |
第37回 |
1992年12月27日 中山 芝2500m |
メジロパーマー | 牡5 | 2:33.5 | 山田泰誠 | 栗 | 大久保正 | 全着順を 見る | |
第36回 |
1991年12月22日 中山 芝2500m |
ダイユウサク | 牡6 | 2:30.6 | 熊沢重文 | 栗 | 内藤繁春 | 全着順を 見る | |
第35回 |
1990年12月23日 中山 芝2500m |
オグリキャップ | 牡5 | 2:34.2 | 武豊 | 栗 | 瀬戸口勉 | 全着順を 見る | |
第34回 |
1989年12月24日 中山 芝2500m |
イナリワン | 牡5 | 2:31.7 | 柴田政人 | 美 | 鈴木清 | 全着順を 見る | |
第33回 |
1988年12月25日 中山 芝2500m |
オグリキャップ | 牡3 | 2:33.9 | 岡部幸雄 | 栗 | 瀬戸口勉 | 全着順を 見る | |
第32回 |
1987年12月27日 中山 芝2500m |
メジロデュレン | 牡4 | 2:33.9 | 村本善之 | 栗 | 池江泰郎 | 全着順を 見る | |
第31回 |
1986年12月21日 中山 芝2500m |
ダイナガリバー | 牡3 | 2:34.0 | 増沢末夫 | 美 | 松山吉三 | 全着順を 見る |
中央競馬八大競走のひとつ。1956年、当時の日本中央競馬会理事長だった有馬頼寧が、中山競馬場に新スタンドが完成したのを機に「暮れの中山競馬場にも東京競馬場の東京優駿に匹敵する大レースを」と提案し、「中山グランプリ」を創設した。出走馬はファン投票による10頭ならびにそれら以外の推薦委員会が推薦した馬に限られた(1996年以降は推薦馬を廃止し、競走成績による選定馬となる)。当時としては画期的なレースで、第1回はおおいに盛り上がった。しかし、翌1957年に有馬頼寧が急逝。同氏の功績をたたえ、第2回(1957年)からは「有馬記念」と名称を改め、現在に至る。施行距離は第1~4回(1956~1959年)が芝2600m・内回り、第5~10回(1960~1965年)が芝2600m・外回り、第11回(1966年)以降が芝2500mとなっている。
第1~26回(1956~1981年)は12月中旬~下旬。第27回(1982年)以降は12月下旬に開催されている。
施行場所:中山芝2500m(右回り) 出走資格:3歳以上 1着賞金:5億円 負担重量:定量
1956年 | 中山芝2600m(内)、4歳(現在の3歳)以上、定量戦として創設競走名は「中山グランプリ」 |
---|---|
1957年 | 競走名を「有馬記念」に改称 |
1960年 | 施行距離を芝2600m(外)に変更 |
1966年 | 施行距離を芝2500mに変更 |
1970年 | スピードシンボリがレース史上初の2連覇を達成 |
1984年 | G1(国内独自)に格付け |
1985年 | シンボリルドルフがレース史上2頭目の2連覇を達成 |
1988年 | 3位入線のスーパークリークが失格 |
1989年 | イナリワンが中山芝2500mのコースレコードを更新 |
1991年 | ダイユウサクが芝2500mの日本レコードを更新 |
1995年 | 指定交流競走に指定 |
1999年 | グラスワンダーがレース史上3頭目の2連覇を達成 |
2001年 | 「敬宮愛子内親王殿下御誕生慶祝」の副題を付して実施 |
2003年 | シンボリクリスエスが中山芝2500mのコースレコードを更新レース史上4頭目の2連覇を達成 |
2004年 | ゼンノロブロイが芝2500mの日本レコードを更新 |
2007年 | 国際競走に指定、国際G1に格付け |
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