【フラワーC】ズバリ調教診断!2018年3月17日(土) 10:40
フラワーカップ出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①メサルティム
中2週もあってか軽めの調整。時計的に少し物足りない面もあるが、動き自体は悪くなく、本数もきっちりこなしている。良い意味での平行線ととらえたほうがいいだろう。
②バケットリスト
中間の時計に目立つものはなく、南Pの最終追い切りでは併走馬に引き離された。攻め駆けしないタイプで遅れそのものは心配ない半面、調教面の強調材料は少ないと言わざるを得ない。
③ノームコア
11日に軽く流して好時計をマーク。南Wで行われた最終追い切りは上々の時計で併せ同入というように、久々の不安をまったく感じさせない。しいて難を挙げれば、約半年ぶりの実戦だけに、もうひと追い欲しいところ。
④ロックディスタウン
1週前に南Wでラスト1F12秒4を計時。同じく南Wで行われた最終追い切りでは併走馬に先着して、さらに時計を縮めてきた。どちらも4F追いで鵜呑みにはできないが、ひと追いごとに調子が上向きであることは疑いようがない。好気配。
⑤ノーブルカリナン
CWで行われた最終追い切りではラスト1F11秒台という上々の伸び脚。1週前も良い動きを見せており、好気配を維持しているとみてよさそうだ。
⑥インヴィジブルワン
1週前の追い切りではラストの伸びを欠いたが、最終追い切りはスムーズな脚捌きを披露。タイムも悪くなく、ひと追いごとに良くなっている印象を受ける。
⑦ウスベニノキミ
1週前の追い切りは平凡そのものだったが、最終追い切りの内容は悪くなく、未勝利を勝ち上がった前回時のデキにはありそう。あとは、輸送をクリアできるかどうかがポイント。
⑧モルフェオルフェ
南Wで3週連続好タイムをマークするなど、中間の動きは絶好。前走の結果を踏まえると強気にはなれないが、追い切りの内容通りならチャンスはある。
⑨トーセンブレス
先週までの動きは平凡だったが、今週の追い切りでは一転して軽快な動きを披露した。かなり状態は上がってきている印象で、臨戦態勢は整ったものとみていい。
⑩カンタービレ
栗東坂路の最終追い切りではラスト1F11秒台を計時。これだけ動けているのだから、中身については心配なし。あとは、小柄な馬なので当日の気配には注意を払いたい。
⑪キープシークレット
最終追い切りの動きはマズマズ。使い詰めということを鑑みれば、決して悪い状態ではない。今回がダート戦なら強調できるのだが……。
⑫ファストライフ
1週前の追い切りでは古馬を追走して大きく先着。今週の動きも悪くない。半面、中3週で追い切りは2本。相手強化かつタフな中山コースとなれば、もうひと追い欲しいところではある。
⑬カラリエーヴァ
最終追い切りの走りを見ると頭が高いようにも感じるが、深刻なレベルではない。順調に本数をこなせているので、一応の態勢は整っていると判断したい。 |
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【フラワーC】取捨即断!血統アナリシス2018年3月17日(土) 10:18
2回中山開催の芝のレース結果と、過去のフラワーカップの傾向をもとに、出走馬について、好走パターンに合致するかどうかを1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①メサルティム
母父は当レースと好相性のキングマンボ系。今開催好調のストームバード系を内包している点もプラス材料。自身も500万下を勝ち上がっているように、舞台適性は高い。最内枠を捌けるようなら上位進出可能。
②バケットリスト
中山芝1800mはキレよりも持続力が肝要。ゆえに、パワーとスタミナを兼備する父ロベルト系はプラス。母父にディープインパクトを配することで、芝でも走れる軽さを備えている。中山芝と相性の良いヴァイスリージェント系を内包しているのも好感。当舞台における血統適性だけならメンバー屈指の存在。
③ノームコア
ダンチヒ系×ヴァイスリージェント系の組み合わせで、サンデーサイレンスを内包。血統面でのマイナス要素はなく、当舞台向きの渋太さを持ち合わせているはず。いずれにしても、約6カ月の休み明けが焦点となろう。
④ロックディスタウン
持続力が持ち味のステイゴールド系・オルフェーヴルを父に持ち、母父はストームキャット系。血統観点では今回の舞台替わりは悪くない。一方、気性的に被された場合の不安はある。ゲートに入るまでのテンションの上がり度合いが好走できるか否かのカギを握るのではないか。
⑤ノーブルカリナン
父、母父ともにマイナスではない半面、プラス要素も欠ける印象。どちらかと言えば、内回りより外回り向き。前走のような早めの競馬ができれば上位争いに加わってきてもおかしくないが……。
⑥インヴィジブルワン
母父ロベルト系は好感を持てるが、それ以外の血脈が若干重い印象。そのあたりが、芝レースにおける脚の遅さにつながっているのかもしれない。すんなり前めを取って、キレを要求されない競馬になれば、という狭いゾーンの狙い目にとどまる。
⑦ウスベニノキミ
キングカメハメハを経由しないキングマンボ系の産駒は不思議と馬群を嫌がる馬が多い。エイシンフラッシュを父に持つ同馬も同様で、極端な競馬しかできないのが悩みのタネ。血統背景は悪くないので、スムーズに運べるかどうかの1点に尽きる。
⑧モルフェオルフェ
オルフェーヴル×キングカメハメハ。血統面のマイナス要素はない。現状では広いコースよりも小回り形態のほうが向きそう。すんなり単騎で流れが緩むようなら、上位争いに食い込んできても不思議はない。
⑨トーセンブレス
血統的には可もなく不可も無し。内回りよりも外回り、直線平坦よりも急坂といったストライクゾーンの狭い馬。前走は外伸び馬場かつ差し有利の展開で4着止まり。相手が弱くなるとは言え、内回りで同じような競馬をするのであれば、差し届かない可能性も十分に考えられる。
⑩カンタービレ
今開催および当レースの活躍血統であるサドラーズウェルズ系を母父に持つ点は好材料。しかし、前走の勝利は内伸びかつ前有利の展開に乗じた鞍上の好騎乗によるものが大きく、さらなるパフォーマンスアップは難しいかもしれない。小さな馬体も心配材料で、うまく立ち回った場合の2~3着扱いがベター。
⑪キープシークレット
スタミナを求められる中山芝1800mの特徴を鑑みると、母父にサドラーズウェルズを配していることはプラス。だが、戦績を振り返ると芝ではスピード不足の印象。テンで脚を使わず、前めで運べるようなら面白いが……。
⑫ファストライフ
母父に当レースの好走血統であるグレイソヴリン系を持っている点は悪くない。ただし、近2走はゲートで後手を踏み、差し届かない競馬。スタートを決めて展開にも恵まれなければ、重賞では苦しいかもしれない。
⑬カラリエーヴァ
スタミナ型サンデーサイレンス系を父に持つ馬の活躍が顕著なフラワーカップ。その点を考慮すると、父ブラックタイドはドンピシャリ。休み明けかつ相手強化と楽ではないが、うまく流れに乗れるようなら、大駆けあっても驚けない。 |
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【フラワーC】厩舎の話2018年3月16日(金) 05:07
◆インヴィジブルワン・田代助手 「前走は着差以上に余裕。重賞でどんな走りをするか」
◆ウスベニノキミ・野中助手 「未知な面は多いが、崩れていない馬」
◆カラリエーヴァ・中川師 「まだ緩さが残るが、センスは十分。理想は前々で粘り込む形」
◆カンタービレ・辻野助手 「センスがいいし、クラスが上がっても楽しみ」
◆キープシークレット・安藤助手 「雰囲気は良化。久しぶりの長距離輸送がどうか」
◆トーセンブレス・加藤征師 「上手に折り合えればチャンスはある」
◆ノーブルカリナン・友道師 「うまくペースが流れてくれれば」
◆ノームコア・萩原師 「前回よりもいい感じで出られそう。気性面なども特に変わりはない」
◆バケットリスト・高橋文師 「好位で折り合い、最後のひと脚でどこまで頑張れるか」
◆ファストライフ・青木師 「エンジンがかかればしまいは伸びる」
◆メサルティム・加納助手 「久々を使って息遣いは良くなっている」
◆モルフェオルフェ・大江原師 「中山は合っている馬だし、展開の助けがあるようなら」
◆ロックディスタウン・池添騎手 「力はあるので、当日落ち着いていれば」
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